チェンソーマン レゼ篇のレビュー・感想・評価
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はっちゃけてんねえッッ!!
チェンソーマン初の劇場版。
監督はチェンソーマンのアクション監督、主題歌は泣く子も黙る米津玄師、そして豪華声優陣と気合は充分。
ちょっとファン向けではあるものの、ちゃんと映画映画したような作品でしたし……何よりはっちゃけてたのが良かったですわ!!
いやぁ、TVシリーズが割と文学的でアクションも抑えめな演出やったのに対して、今作のメリハリの効きの良さですよ。
前半は丁寧なファム・ファタール兼ラブロマンスを描いておきながら、後半の花火のシーンを起点に血で血を洗うスプラッターファイトを描く。
そしてそれを無骨な殺陣では無く、昨今の「ワンピース」とかさたぱんPの「ヤババイナ」みたいな、トリップ映像一歩手前の超次元作画で見せつけていくんです。
しかもそのような作画から原作のあのえげつない感覚を十二分に感じ取ることが出来て、制作関係者が仰ってた「原作の絵を動かす」というテーマが十二分に機能してたなと感じた訳ですわ!!
そんでもってテクノ系の音楽も90年代後半の洋画とかにあった、テクノ系のノリを継承してる感じがあって、大変心が躍りましたわ。うっひょおおおおおおおおおお!!!!
……まあ、でも、気合が入りまくったんでしょうね、所々見辛い所はありましたね。
次の作品は5%程縦横無尽さを抑えてくれんでしょうかね、あとセリフがちょくちょく聞こえ辛かったので、そこもまあ、お願いします。
あとドラマパートも人によっては反応が大いに異なりそうではあるかな、とは感じましたね。なんせ急にマッパになるし。
とにかく原作絵が動いてる、と言う感覚をチェンソーマンで味わえて、良かった良かった。
レゼの魅力をたっぷり楽しめます。
どれほどの紅い薔薇を、レゼに
◉古風な恋
原作の漫画は未読です。
全体に暗く設定された街並みや喫茶店がレトロで、おまけに時の歩みもゆったりしていて、恋心もレトロで温かい。人ならぬ身となったデンジなのに、恋には脆い。
首や腕がもがれ血が溢れても、作品として何よりコミカルで、そしてリリカルに感じました。デンジと言う恋に弱い「普通の高校生」によって目覚めた優しいハートに、苦悶するレゼがいたから?
◉恋は爆発だ
炸裂する少年と少女の夏であり、燃える恋なのだが、少女は可憐で酷薄で、妖艶で強靭。一方のデンジはとにかく純情で容易く、育っていない。悪魔と契約交わした割には、まだまだ旅の途上でもがいているに過ぎない。つまりデンジだけが、ずっと夏の少年だった。
冷水を引っ掛けられて、恋が醒めて先端が開かれると、非日常を力ずくで伝えてくる機械音と、世界を投げやりにさせる爆発音が素敵過ぎた。地中に身を沈めたサメがグッドフェローな奴で、引き裂くデンジの力になってくれるのだが、レゼは強かった。命を失わないだけの惨憺たる海中での幕引きは、引き分け以下の結果だった。
ラストシーン、腕を切り落とされ胸を貫かれて斃れるレゼ。天使はやはり途方なく強かったです。ハードボイルド過ぎる恋の終わり。
ビーム嫌いな人いない
原作既読。アニメ未視聴。
チェンソーマン(原作)は、内容理解できないが圧倒的センスは感じる作品だと思ってたけど、レゼ編はまだ内容付いていける。面白かった。
前半の青春パートと後半のバトルシーンの温度差よ。
お祭りのキスシーンからガラっとテイストが変わる構成で引き込まれた。
アクションはアニメの方がすっと頭に入って見やすいなと。
グロ系苦手なんだけど、今回はギリ見れた。
複雑な感情というより曖昧な感情に
原作数話、アニメ未履修のミリしらですが、友人の勧めと曲に惹かれて鑑賞しました。結果、原作を読んでいなくても内容理解はできました。個人的に予習なしでもOKだと思います。
良かった点:opとed、構図
あんまりな点:作画、演出
op:一番盛り上がった。
構図:雰囲気を作っていていい。今時でおしゃれ。
作画:歩いている時のモーション感が気になる。戦闘シーンは、光と速さで何がどうなっているかよくわからない。
演出:レゼの生い立ちを終盤で説明することで憎めない敵にしたいという意図は伝わったが、それまでの言動にその要素が見られず、いまいち腑に落ちない。泣くような持っていき方ではなかった。原作にない?かもしれないが前半を削って後半に生い立ちの描写があったら…最後も、うーん。
間延びする部分もありましたが意図的なものかもしれないです。キャラが好みの方は楽しく見れそうですね。
レゼが魅力的!ビームかわいい!
熱心な原作ファンではなく、アニメだけ視聴しています。
レゼの声、表情、仕草。。。同性目線でも、すごい魅力的!
原作未読ですが、主役やメインキャラと同じくらい、悪役を魅力的にできる作品てすごいなと思います。
鬼滅の無限城編がラストに向かって壮大だったが故に、それと比較してしまうと、レゼ編をわざわざ映画にする必要があったのかと思う部分もあったのですが、
爆弾を使った戦闘シーンはスクリーンだからこその迫力でした。
爆風で加速移動するシーン、指を鳴らして爆発を起こす仕草(マスタング大佐みたいな)、とりあえず戦い方がスマートでカッコいい!
いろんなアニメ映画が作画合戦となっている昨今、超能力バトル以外のただ人が走る姿や、プールから飛び出して顔の水を拭うシーンなど、さりげない動きの作画も素敵でした。
あと、デンジに尽くすビームがかわいすぎました
映画として完成している
ちゃんと一本で映画
最初はレゼの前髪がうっとおしくて内容に集中できなかったがそんな事も忘れるほどの楽しさ
(飲食店でバイトしててその髪型が通用するのか?)というマジレスが頭から消えず
最初らへんはレゼの前髪がうっとおしくて「頼むから切ってくれ!!」、そればかり思っていたが
そんな事もバケモノに変身した後はすぐ忘れるほどの疾走感と楽しさ。
配色もスプラトゥーンのような奇抜な鮮やかさと、不良バトル感のある音楽もマッチして、鬼滅の刃だけでなくここにもクリエイターの才能が光る。
米津もよくもまぁあんないかにもチェンソーマン!といった世界感を音楽で表現できたもんだ。天才だな。
チェンソーマンはジャンプの新連載をリアルタイムで読んでた勢である。
しかしながら途中から読まなくなって、今回も予習もせずに何となくやってるから観てみるか程度のノリで観たため、かなり初見の感覚で楽しめた。
バトルシーンもド迫力があってすごくいい。漫画だけでは表現できない楽しさである。
それにしてもあんなに強い敵が現れたのに一向に強い援護部隊も出てこなく、いつまでたってもデンジと戦わせて放置してるのが何でやねん状態。
まぁそうしないと映画にならんというのは分かるが。
そしてあんな無敵だった奴が最後はあんなあっさりやられるんかーい。
あんな血も涙もなさそうな火薬の塊のような悪魔が、
思いの外心があって、無邪気にプールで遊んだり花のことも忘れてなかったり、
後ろ髪を引かれて結局戻ってくるのがなんだかとても情が溢れてよかった。
いやー、連載当初もなかなか面白いなぁと思ってたが数年の時を経てもう一度この世界感は面白いなぁと思えた。
ちょっとぶっ飛んでる感がいいね。
いろんなキャラの背景など、すっかりいろいろ忘れているのでもう一度一巻から読んでみたくなった。
やはり少年漫画作品はいくつになっても楽しめる。逆に楽しめなくなったら終わり。
童心を忘れないために周りがキッズばかりでも、若いカップルに前後左右座られようとも、関係ない精神でこれからも映画館に一人で足を運んでやるぞ。
レゼとデンジの甘く切ない物語
主人と犬
この映画を憧れの女性から一緒に観に行こうと誘われた。だが、仕事で即答できず、数日後に会ったときに私は彼女に迷惑をかけてしまった。その翌日、謝罪のメッセージを送り、彼女は一応許す旨のメッセージを返してくれた。それでも私は、自分が嫌われたと思い込んでしまった。不安と焦りに押しつぶされそうになりながら、その日の映画を一緒に観に行きたいと伝えた。既読だけがついて、返信はなかった。それから約半月を過ごし、当日を迎えた。
彼女と出かけるときは、ほぼ毎回、映画館へ映画を観に行った。カフェで少し話した後、映画を観て、食事をしながらその映画の感想や、良かった作品、良くなかった作品を共有した。私は彼女に誘われたら、必ず受け、一緒に観に行った。彼女に勧められた作品は、時間が許す限り追いかけていた。そんな日々を過ごしていたら、いつしか彼女は私の中心にあった。
皮肉にもこの映画はそんなシーンから始まる。主人公の男の子は恋心を抱いている憧れの女性にデートに誘われる。それは朝から晩まで映画館を梯子して、丸一日映画を観続けるというもの。付き合わされている主人公は、最初は新鮮な体験に心躍らせていたが、次第に飽きてくる。2人が心を打たれるような作品に出会えぬまま、残りは1本。その映画に2人は心を打たれ、涙を流し、帰り道にその喜びを分かち合う。
そんなシーンを観ているときに、私は思い出に耽っていた。彼女と会って映画を観に行っていた頃のことを。今日この映画を見る時に、隣に彼女がいたかもしれないことを。この映画を観終わったら、その喜びを分かち合えたかもしれないことを。そんな未練で心がいっぱいになっていた。そのシーンの主人公のセリフを借りるなら「なんでもないシーンなのに、涙が溢れてくる」。まさにそんな気持ちだった。主人公と女性の関係性が、私と彼女の関係性と重なる部分があり、正直、観ていて辛かった。主人と犬のような。
その後、主人公は1人の少女と出会い、急速に関係を深め、恋に落ちる。しかし、その少女が欲しかったものは主人公の命で、深まったように見えた関係は、主人公に近づくための演技にすぎなかった。祭りの夜、花火と共に2人はキスをする。と見せかけ、少女は主人公の舌を噛みちぎり、主人公は瀕死の重症。それを皮切りに2人を中心に市街を巻き込んだ死闘が繰り広げられる。しかし、最後は主人公が起点を効かせ、玉砕覚悟で少女諸共海の中へ、入水自殺を図る。主人公の仲間が2人を助け出し、砂浜に打ち上げられた2人は蘇る。少女は改めて主人公に対する好意は全て演技で、そこに恋心はないことを伝えるも、主人公は、その少女を仲間に引き渡すことを拒み、逃がす選択をする。そしてあの日の夜と同じように、少女が主人公にキスをしようと迫ると、主人公はそれに応じる。が、少女は主人公を殴り、「少しは勉強しなさい」と吐き捨て、その場から立ち去る。体の動かない主人公は、少女と関係を深めるときに通っていたカフェで待っていることを叫ぶことしかできなかった。その後、少女は主人公が恋心を抱いている憧れの女性に殺される。別れ際、主人公が叫んでいた約束のカフェのすぐ側で。全てが演技だったと強がりを言ったが、実際には互いの心の中に恋や愛のようなものが芽生えていた。
この映画のテーマは「禁じられた恋と破滅」だろうか。私の今の心の状態と酷似している点が多々あり、非情なほどに訴えかけてくる。偶然にもエンドロールに彼女のファーストネームと同じ文字が目に止まり、勝手に追い討ちをかけられる。しかし、主人公は自分の気持ちをその都度しっかりと言葉にして、相手に伝えていた。対して私は、今までの関係性が壊れるのが怖くて、何も伝えられなかった。そんな真っ直ぐで正直な主人公が私には眩しかった。気持ちは言葉にしなければ伝わらない。そんな当たり前なことが私にはできなかった。
映画館を後にして歩いていると、彼女がハンバーガーを食べたいと言っていたことを思い出す。1人でハンバーガーを食べながら、スマホを見つめるも、彼女からの返信はやはりなかった。だけど私は、この映画を観たことを、もう一度だけ彼女に伝えたくなった。それが、彼女が私の中に残していったものだから。
疾走感とアートワーク、映画館で観られて良かった
LEONぐらいいい
構図が気になった
忘れた頃にやってくる元カノの恐怖
田舎のねずみに
アクションが迫力あり。爆発がたくさんあるので、映画向きだったかもしれない。サメにのったチェンソーマンのビジュアルが良い。アクションにも一気にスピード感が出た。
レゼがベロを噛みちぎるシーン、演出がすごい。踏まれるりんご飴と壮大な花火、それに合わせて大量の血。
衝撃的でおしゃれ。
デンジとレゼの最後が切ない。レゼがデンジのもとに戻ろうと思ったきっかけが、あの花。
レゼはたぶん、学校のシーンでは、本当に楽しかったのだと思う。それはデンジ以上に。レゼが学校に行ったことがない、というのは最後の最後に分かる、というのも切ない、、、、。彼女にとっては最初で最後の青春だったはず。デンジにとっては、レゼがどうなったのかを知らない、というのも切なすぎる。
レゼも本当は田舎のネズミでいたかった。
普通に面白い。普通にね
原作全巻所持
それほど悪くもないのにやたらネガキャンされたアニメと違い、やたら持ち上げられてる印象がありつつも好きな作品なので劇場まで観に
アニメも発表当時はどこで切るのか、レゼ篇までやるんじゃないか、そうすると長くならないか、と言われていたレゼ篇
作中でも人気のストーリーでもあり、それまでいまいちパッとしなかったストーリーが、ようやくここから面白くなるというパートでもある
自分もレゼ篇は好きなので期待して観にいった
絵はよく動くし音響も良く、特に不満は無い。ただ、アニメ版でやたらネガキャンされていた声優の演技などは実際大差ないだろう
ボソボソ喋ってて何言ってるか分からないと言われてたが、それはアキの声優さんの声質か、単に耳が悪いか
映画で聞き取りやすいのは演技のせいではなく音響が良いからだと思う
最初の1時間ほどがヒロインレゼとのパートで、とにかくこれでもかとレゼの可愛いところ、魅力的なところをエモっぽく見せる。これが正直くどいし、無駄にエモっぽく見せようとするし、もう少しアッサリしていたほうが原作に近いし面白いだろう
もう少し食いたいと思わせるくらいが、くどく感じるよりちょうど良い
とにかくエモ感を出そうとしすぎで、その部分はやたら酷評されてたアニメと何ら変わらないか、むしろ劣ってるくらいに感じた
レゼは喫茶店あたりの隣の席の女子みたいな気さくな感じから学校を経て一気に急接近するはずが、ちょっと原作との違いを感じ、しかも良くない違いに感じた。面白ければよいが
1時間ほどでのミッドポイントを挟んでバトルパートに移行
変身シーンはよく出来てて、ボン!と手すりからジャンプするシーンもカッコ良い
よく動くしよく描いてるな、という印象
これが後半にいくにつれて、制作スタジオのmappa解釈による無駄なアクションが激増する
指ミサイルのシーンなんかも板野サーカス的な動きをさせたいんだろうけど、まったく及んでないし中途半端に感じた
mappaは割と動かすスタジオだけど、アクションを見せるためのアクションが多すぎて冗長に感じることが多い
呪術の宿儺対マコラのようなシーンもあり、ああ、「こういうのが描けまっせ!」というプロモーションね、というのが透けて見える
呪術のときも感じたが、動けばいいというものではなく、クドい。
呪術の当時も同じような意見は散見した。
クドいし動きが分かりにくい。動かすために動かしているといった感じ
「動いてる!すごい!作画神!」みたいなキッズが多いから、それ向けのアピールなんだろうけど
出来の良いアクションも多いだけに、無駄な描写で足を引っ張っているのが残念
鮫にオラオラ的に拳をぶち込むシーンはまさに「こんなシーンできまっせ!」以外の意図が感じられずに作品のスピード感を削いでいたし、ビルの中で戦うシーンは必要無かったと思う
呪術でもあったよね。やりたかったんだね。と感じただけだった
必要のないアクションシーンが、後半になるにつれて激増したのが残念だ
台風退治はもっとコンパクトにしていい
メインは二人なんだから
原作のビビッドな配色でわざわざ絵を止めて見せるのも無駄。というか、無駄すぎ
「うおー、原作のカラーリングやん!」よりも作品のスピード感を大事にしてくれ
「こんなんやれば『分かってる』感出るやろ」みたいな媚びにしか見えない
どう考えても流れを止めてまでやることでは無いだろう
最後の海へ落ちていくシーンは良かった
原作でもあそこは好きで、心中しているように見えて切なくなる
そのあとのレゼのとぼけた演技も良い
戦闘中もそうだけど、レゼはあんまジメジメしてなくてどちらかと言えばとぼけた感じを装う少女だろう
変にエモに寄せるんじゃなく、その感じを大事にして欲しかった
だからこそギャップで儚さも際立つ
総評として、よくできた普通のアニメ映画だった
あまりこういうことを言いたくはないが、ろくに他の作品を観たこともないひとが知りもしないで「アニメ映画の最高傑作」とか言わないほうがいいくらいの出来
個人的には同じ原作者のアニメ映画ルックバックのほうが脚本含め完成度は高いように感じる
まああれも「雨にうたえば」的なシーンに「そうじゃないやろ」という不満はあったが
不満点と言うか、この辺を直してくれれば自分は嬉しいというのが、前半パートが無駄にエモに寄りすぎて逆にエモのバーゲンセールみたいになってることと、ミッドポイント以降のアクションがあまりに長くてクドいこと
もうちょっと短く1時間ちょいくらいでまとめるか、削って、特異四課の面々の紹介パートなんかを入れたほうが良かったんじゃないかと思う
初見の人はコベニちゃんとか意味が分からんだろうし、関係性が分からないと最後のデンジの全てを捨ててもあの娘と…という決断も十分に伝わらないだろう
脚本がちょっとマイナスだったかなという印象
全体的にはよく出来てて、普通によく出来て楽しめる映画でした
一番の難点はマキマさん成分とパワーが足りないことか
全758件中、101~120件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。











