チェンソーマン レゼ篇のレビュー・感想・評価
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面白かったけど何か違う。*個人的な感想です。
原作もアニメも大好きだが、期待していたチェンソーマンレゼ編ではなかった。良くも悪くも原作に忠実。
気になるのが、ほとんどの感想が作画、演出についてばかりで、内容について触れている人が少ないことだ。個人的にはレゼというキャラを一生脳裏に焼き付けるぐらいのインパクトをストーリーで見せてほしかった。映画を観て泣けた人は恐らく原作ファンの人くらいだろう。そうなっている理由の1つがシリアスと笑いの緩急が中途半端になっていることだ。
たしかにデンジというキャラクターが立つ演出かもしれないが、レゼに対してはどうだろうか。個人的にはマキシマムホルモンのBGMや台風を倒す演出が気になって、最後のレゼに感情移入ができなかった。
この映画はデンジのための映画であって、レゼはあくまでデンジの引き立て役でしかない。それが何よりも悲しい。もう一度レゼに会うために見たいと思わせる映画であってほしかった。
映画のコンセプトと主題歌が合ってなさすぎる。
だが、それでいいのかも知れない。
レゼかわいいから。
素直になるのは、遅くちゃいけない。
■まだ見てない君へ
構成および考察からはネタバレなので見ちゃダメです。
・チェンソーマン好きの君へ。
姫パイが死んだの時の悲しみや喪失感を期待してるなら、それはやめておけ。
レゼ篇はもっと青い恋だ。
とても若々しい気持ちで臨むと良い。
・チェンソーマンを知らない君へ。
最近の人気映画はどんなもんや、とか思うとる君。
痛い目合います。アクション系のアニメが大好きならいけますが、嫌いならやめましょう。
流行好きでアクション好きだけど、チェンソーマン知らないお前。
お前、100点だ。
見に行こう。
■前置き
レゼ篇。鑑賞から二日経った。
チェンソーマンはアニメ勢だ、ワンクールを8周ほど見る位には好きである。
ただ、原作を買ってまで先を知りたいと思える程に好きな訳でも無い。
■構成および考察
さて、映画についてだ。
評論家気取りの映画に対する評価は端的に済ませる。
「語らない演出というのは好きだが、キャラクターが語らな過ぎるのと、語らない演出というのは同一のソレではない」
まぁつまるところ、レゼに情を入れにくいのだ。
他の評価者が言うように、アクションがキツイというのは、まぁ分からなくもないが、それは正直別に良いんじゃないかと思う。チェンソーマンだし。
問題はアクションに労力を割きすぎた所にある。
前半で前置いた、都会・田舎のネズミ。
マキマとのデート。
いいじゃないか。人生に問いかけてくる感じだ。
人間味が無いのかと思えば、ふとした時に泣ける。
深みのある演出しか刺さらないから、映画を見ない、ではなく、深みのある演出を見つけたいから狂った様に映画を見る。
そこにマキマの本質があり、狂気があり、愛があるのだと思う。
前半でこれ程までに、丁寧に前置いたのなら、後半に活かして欲しかった。これは単なる願望で、わがままだ。
話が逸れたが、シーンはラストに移る。
レゼと路地。
先には例のカフェ。
はやる気持ち。
行かねば。
違う。
好き。
違う。
知りたい。
この気持ちの終着点を。
この先を。
デンジ。
この気持ちの移り変わりが、はやる気持ちが、走る速度に、作画に良く出ていた。
ちょっとだけ好きな演出だ。
......伝わる訳ねぇ。
そう。語らない演出は良いのだ。
俺等が見落とさないならな。
そして最後の言葉は、
「本当は私も学校行ったことないんだ......」
知りたいし、知ってほしい。
レゼはようやくそう思えたのだろう。
伝わらないから素直になれたのだろうか。
違うだろう。
きっともう会えない。
そう思ったからこそ、素直になれてしまった。
あの海岸で、
「君が私を攫えばいいんだよ」
なんて、そんな不器用な言葉でも、吐いて出れば、未来は変わっていたのかもしれない。
遅いよレゼ。観ていた私はそう感じた。
素直になるのは、遅くちゃいけない。
■総評
大衆に寄せた割に、肝心な所で言足らず。
藤本タツキという人間をよく知らないが、大衆にアクションを見せつける事に悦を感じる様なタイプには見えない(偏見)
だからこそ、大衆を置いてくような深みが見たかった。
少し期待しすぎた様だ。
ただ仕方ない。
商売は商売なのだ。
これは嫌味ではなく、単にそこにある事実だ。
いや違うな、悔しいんだ。
しがらみが憎いんだ。
もっと壮大な深みが欲しかった。
ありがとうございます。
※追記(9/28)
良い所を書きそびれた。
いや良い所というより見どころだ。
レゼがデンジに、
「デンジ君は、都会のネズミと田舎のネズミ、どっちが好き?」
と、問うたとき、
デンジは、
「俺は都会のネズミだな。都会の方がウマいモンがあるし、楽しそう」
と答えた。
この時のレゼの目に注目して見て欲しい。
なんて寂しそうな目をするんだ。
私と違うんだ。
嫉妬とも、嫌悪とも違う。
気になる人と嗜好が異なる。
ただそれだけの話だ。
ただそれだけの話でも女の子は傷つくのだ。
いや、これは私の妄想だ。
むしろそうであれ。
これで傷ついていたのなら、私はレゼに魅入ってしまう。
いや、妄想だな。
予備知識がなくても楽しめました。
最高に面白かった
予備知識ゼロ鑑賞で、バイオレンスに圧倒されながらも胸キュンしつつ映像美に驚嘆!
恥ずかしながら、タイトルとキャラクターの絵しか知らないままに劇場鑑賞。案の定、ついていけなかった。
それにしても、今のアニメーションは新作を観るにつけ技術の進歩に驚愕する。
原作のタッチ(読んではいないが絵は見たことがある)を生かしてあれだけの動画に仕立て上げたクリエイトは素晴らしい。
今のアニメーション技術というだけでなく、豊かな発想力がなければ作りようがない映像。
そして効果音と音楽も素晴らしい。
バイオレンスはかなり激しく、グロテスクだ。形状のグロさだけでなく、血液で再生するとか、なかなかだ。
主人公の人間パートがチャラ男の青春譚になっているのだが、積極女子に絆され、葛藤し、胸を焦がしていく展開の演出が見事だ。ここだけで一本の映画になりそうなほど。
結局、私は何も理解できぬまま終わったのだが、それでも堪能したと言い切る。
ちょっと悲しい余韻もあって、ね。
田舎の鼠は危険な都会で…
孤独兄ちゃん転がしの女
自分を好きになってくれる女が好きだ
ならば確かにチョロい!チョロすぎる
原作未読勢なのであくまで単品映画として観る
勿論、前提となる世界観やいきさつ、今後の展開がある事は理解しているが、この物語はデンジの、というよりかはレゼの視点で観た方が刺さる
彼女の正体がモルモットである事は作中で説明された
ひどい人生だったと思う
デンジに惹かれた、というか共鳴したのはそこだと思う
"学校に行ってないデンジ"に自己投影したのだ
デンジに会ったのは偶然ではない
けどそれまでの幾許かの日々、彼女は普通の女子として喫茶店でバイトして、店内でも勉強をして、任務なんだけど少しだけ普通の自由を満喫したのだ
で
彼女はどのタイミングでデンジを好きなったのか?
個人的にはレゼのデンジに対する感情は恋愛ではないと思う、類似性バイアス?
殺し合った末に自分を向いて「好き」と言ってくれた、いわば初めての心を許せる同属ではないだろうか?
デンジを籠絡して殺すか
公安からの駆け落ちを促して組織に拉致するか?
でもそもそも籠絡?させる必要はなかった
目的はデンジの心臓だし、マキマとは違ってレゼは心臓を持ち帰るだけでいい
「最初に殺しておくべきだった」はアンサーだと思う
でもそれをしなかった
一週間、店に通うデンジと楽しく会話した
デンジと夜の学校に忍び込んだ
デンジとお祭りに行って花火を観た
暗殺じゃあない
最終的に派手にドンパチした
なのに恋愛パートは必要か?
そう考えるとやはりレゼは躊躇したのだ
誤算もある
デンジの本命・マキマの存在
そしてデンジの不死身すぎる生命力
ビームを始め仲間の助太刀がなければデンジ一人ではレゼには勝てなかった
が、単騎でチェンソーマンを倒しにいくのもまた無理があるんだよね…
デンジの心をマキマから剥がした事がレゼの大金星
「今ある安寧を棄てる」事をデンジに決意させた
これは奇跡ですよ
デンジはレゼとの逃避行で【世の中の全てを敵に回す】事になるんだからね
ただ、喫茶店で花束抱えて惚けているデンジにはその未来が見えていない
レゼの事しか考えてないので
そのデンジが待つ喫茶店の手前でマキマに仕留められるレゼ
なんで変身しなかったか?
変身時の爆発にデンジを巻き込みたくなかった?
そうじゃないと思う
初めて変身を見せた時は手前にあった木の柵は壊れてなかった
変身しなかったのは潮時を感じたからか
それと爆発ではなくてそもそもこれ以上デンジを巻き込みたくなかった
おそらくレゼは最期にデンジに会いたかった
あのまま電車に乗ったところでソ連本部からの制裁は免れない
任務に失敗したのでもう戦う意味もない
生きる目的?
普通の人生?
それは叶わない
デンジと戦うのを辞めた時点で行き止まりだったと思う
観賞後、映画前半のレゼとの恋愛パートは説明的に感じたが、2回目観たら演出に惹き込まれて説明的な感じはしなかったし、そこが活きてるから観賞後じわじわくる
戦闘シーンがド迫力
漫画をそのまま映像化
漫画「チェンソーマン」をテレビアニメ化した作品の続編である劇場版。
まるで原作の繊細な線がそのまま動いているかの様なアニメーションだ。
ストーリーも原作のコミックス1巻程度の長さのアニメ化であり、人気エピソード。逆接的なボーイミーツガール・ストーリーでありながら、時に叙情的に、時に激しく、そしてさりげなく散りばめられた伏線が見事に回収していく。
素晴らしい名作になっていた!
しかし、テレビアニメからの続編という事で、ほとんど説明なく物語に入っていく。その為最低限の知識は必要な映画かと思うし、1本の映画としてはどうかとは思う。
そして、原作を読んだ時も思ったが、やはり僕は「実写版チェンソーマン」を、観たくなった!元々映像的な原作でもあり、映画オマージュも多い漫画。かなり製作費はかかるだろうけど、観てみたいなぁ。
#チェンソーマンレゼ篇
#チェンソーマン
鬼滅と逆、主題歌に負けた
センセーショナルなタイトルをつけましたが、
映画さめちゃくちゃ面白かったです。
基本、原作厨なので
チェンソーマンは行く予定がありませんでした。
ただ、再編集総集編が面白かったこと、
評判が良かったこと、
何より米津玄師の主題歌にやられました。
個人的にもうこの曲は年度代表曲です。
後世に語り継がれる曲がまたひとつ増えました。
鬼リピしてたらいつの間にか映画館にいました。
回りくどい言い方をしていますが
ここでタイトルを回収します。
映画が主題歌及びエンディング曲を活かしきれていません。
IRIS OUTは戦闘中にも使うべきでした。
JANE DOEはレゼのエンディングシーンに被せるべきでした。
そうしたら没入感がさらに増し間違いなく星5にしていました。
もともと原作屈指の名シーン連続を
とても見事に映像にしています。
戦闘シーンはMAPPA渾身の出来栄えです。
レゼの魅力も悲しみも存分に発揮されています。
だからこそ音楽をもっと上手く使ってほしいと強く思ってしまいました。
ちなみに鬼滅は逆です。
年度代表曲連発だった頃からすると
映画の出来に比べて明らかに音楽が物足りません。
もちろんどちらも名曲ですが、
次世代に語り継がれるかと言われたら…
です。
レビュー書いてませんがあちらは⭐️5です。
すみません。
アニメの醍醐味は味わえます。
ボン!
「映画」として観るか、「アニメの延長」として観るかで、評価が大きく分かれる作品
『レゼ編』を観終えて最初に感じたのは、「これは“映画”というより“アニメの延長線”だ」ということだった。もちろん、これは決して悪い意味ではない。むしろ作画や音響、演出の完成度は非常に高く、特に雨や水、光の質感表現や、レゼというキャラクターの儚さと衝撃を繊細に描き出す演出は圧巻だ。戦闘シーンの迫力やテンポも抜群で、アニメーションとしてのクオリティは間違いなく一級品と言える。
しかし一方で、「一本の映画」としての体験を期待すると、やや物足りなさを感じる部分があるのも正直なところだ。たとえば『呪術廻戦0』は、そもそも原作が「読み切り」として独立した物語として描かれていたため、映画化された際も一本の作品として自然な完成度を保っていた。『レゼ編』は原作の一エピソードを抜き出した構造ゆえに、作品単体としての起承転結や大きなカタルシスは弱く、どうしても「シリーズの途中」を観ている感覚が強くなるのは避けられない。
とはいえ、この作品が持つ価値がそこに尽きるわけではない。原作ファンにとっては間違いなく“最高の贈り物”であり、シリーズの流れを追ってきた人にとっては、感情を深く揺さぶられる濃密な時間になる。スクリーンの大画面と大音響で観る『チェンソーマン』は、ただのテレビアニメとは異なる体験を与えてくれる。
結局のところ、『レゼ編』は「独立した映画」としてではなく、「物語の大切な一編」として受け止めると、最も輝く作品だと思う。映画としての完成度よりも、“シリーズの中で紡がれる物語”そのものを楽しむ視点を持てば、その魅力はより素直に心に届くだろう。
もう一度観たい
原作未読、アニメ一期で予習をして観ました。
本作を観て良かった。最高でした。
原作も読んでなくて良かった。
CMも見ず、何も知らない自分は
レゼが何者かもわからず、
学校で追い回された時に
デンジ早く助けに行ってくれ、と思ってました苦笑
お祭り、夜の学校、青春ですね。
レゼがとても魅力的、上田麗奈さん素敵でした。
男は単純です。
そして花火からの展開、疾走感が凄かった。
戦闘シーンも追いつけなくなるくらい
派手で迫力があり見応えがありました。
ラストシーン、
東北行きを見送り、戻ることを決め、
電話ボックスからカフェまでの路地を何故ここまで詳細に描写するのだろうと思っていましたが、
心変わりした時間を少しでも長く描くことで
デンジの元へ行く気持ちの強さと確かさを、台詞なく示していたのではないかと感じました。
それだけにせつない。
しばらく思い返し、余韻に浸ることができそうです。
もう一度観に行きたいです。
エログロで正解
初日午前から観に行きました
最近第一部を読み直してなかったのとルックバックが素晴らしかったので本作の内容をすっかり忘れてました
レゼ編=ロシア関係のやつ程度の記憶だけです
正直めっちゃ面白かった
アクションも最高の出来でした
間延びのある鬼滅とは違い、通して勢いを持続させたアニメならではの物凄さが堪らない
一本のアニメ映画としては、鬼滅より断然レゼ編の方が面白いと思いますよ
レゼの声優さんもイイですね
レゼとマキマはあざといのがイイ
2人とも強すぎ
デンジ純粋過ぎてイイ
サメ君も同様にイイ
エンディング曲で米津玄師と女性がデュエットしてましたが、宇多田ヒカルとクレジットしてたのが1番の驚きでした
チェーンソーマン連載時は読んでませんでしたが、アニメの第一話を観て面白かったので原作漫画を買い揃えました
しかし一期のアニメは原作ファンからの評価は低くいようですが、私は普通に面白かったし好きでしたし、今回も素晴らしい出来で満足してます
映画館で最新22巻を買った
期待通りの面白さでした
今年一番期待の一作、本当に楽しい映画でした。
1.大迫力
現代の大作アニメにおいては、手書きアニメの頃には不可能だった、緻密な絵を破綻せずに動かすというのは最早当たり前になってしまいました。本作では、戦闘が加速していく中で、より色はビビッドに、画面はサイケデリックに、動きは荒々しくなっていった。これは新しい映像表現の取り込みだと思われます。アニメーションの楽しさを再認識出来ました。
2.原作通りで映画としてまとまっていた
原作通りというのに拘りすぎてもいけないと思うのですが、本作では映画に最適なサイズで、非常によく話がまとまっていました。偶然なのか、原作の切り取りがうまいのか、いやいや、藤本先生が最初から映画を描くように漫画を描いていたような気がします。
3.レゼが可愛い
本作の魅力の1つがこれでしょう。レゼがとにかく可愛くて、そしてエロい。エロトーク可な女の子って、理想っすよね。でも、それは全てデンジ君用に調整されたペルソナ。もう一面の彼女は冷酷な暗殺者。そして、それとは別の面が学校デートで生まれている。プールのシーンでクモに絡めとられる蝶はもしかしたらレゼだったのかも知れません。彼女自身も気づいていない、デンジ君を好きになってしまった彼女が、最後の最後に表面に出てくる。色々な顔が見れて、魅力的でした。
さて、映画を離れて、この作品は漫画全体の位置づけで言えば、デンジ君が恋をする話。同僚が死んでも何も感じず「自分に心があるのだろうか」と悩む彼が、はっきりと性愛を超えた恋心を感じる重要な回です。
仮にデンジ君が他者と愛を育む事が出来たら、彼は普通の大人になれるかも知れない。でも、そんな事はこわーいあの人が許さないでしょうけどね。
1期とは全く別作品という認識で臨んだほうが良い
完成度が鬼のように高かった一期により、期待値マックスだった私は不満足でした。
過度に誇張された演出なのに、肝心のシーンで作画崩壊していくのが悲しかったです。一期の良いとこどりで、全体のトーンは控えめで、要所ではよく動くアニメを期待していました。
動体視力的にきついとの評判がありましたが、それよりもカクカクだったり、非常に分かりづらい構図で視点をぶん回すことで躍動感を作ることに逃げているシーンが多いと感じました。
一番共感しづらかったのが、演出が「デンジ君」視点なのか、「展開を知っている、漫画を読んだ観客」視点なのか、統一感が無かったところ。音楽を使ってのテンションの上げ方・下げ方がめちゃくちゃ不自然で、感情移入しづらいシーンが多すぎました。
音量も部分部分でまちまちで、せっかく盛り上がってるのにキャラが何を言っているのか分からないシーンもありストレス。。
一期の洗練された部分(特に永遠の悪魔編とかが色彩・タイミング・空間演出等大好きでした)を映画化にあたって期待していたので、残念でした。
前半と後半の温度差
とても良かった
2回鑑賞しました。
1回目、前半長ぇ…レゼの演技過剰でない?ぶりっ子すぎるでしょ、引くわ。。。学校シーンとか眠い、チェンソーに青春とか求めてないんだわ、血をみせろ!!からの後半戦闘シーンで一気に目が覚める。
そう、このめちゃくちゃな混沌が見たかった!!
「ボムだ!!」でビームが好きになる、「だって、ごめんな!」で暴力の魔人を忘れられなくなる。
この後、ビームを更に好きになるんだけど一先ず置いといて、首のピンを抜き、可愛らしいお顔を吹っ飛ばして変身するボムが最高にカッコいい!
指パッチンと爆発の相性良すぎ。中学の頃なら間違いなくハマってた。今はいい歳なので指の脂少なく擦れるだけ。
劇場音響と爆弾音がマッチしすぎて、これだけで映画館で見る価値がある。
爆音だけだとお腹いっぱいになっちゃうけど、いい具合に台風の悪魔が暴風と「ボム様!」の心地よいアクセントを加えてどんどんグチャグチャになっていく。
良いよ。。。言うことなし、完璧。原作の空白を映像できちんと補完してくれる。
スピード感、映像の迫力、デンジとビームのバディコンビ、30分前の自分へ、眠いとかほざいてんじゃねー。この先のドンぱちは劇場でご鑑賞下さい。
レゼに戻って、海辺のシーン。嘘だろ、何でこんなに情緒的に描けるの。
原作をあまり覚えていなかったので、このまま新幹線でどこかに逃げるんだっけ?と思ってたら、約束の場所へ向かうレゼ。
足下にネズミが這う、なんか不吉だなぁと思ってたらいっぱい集まってきた!
ネズミに埋もれた中から刺客でも現れるのかな?と思ってたら、マキマさんですか。。。
鼠を好きな方や愛着を持っている方にはごめんなさい。
自分にはネズミは不衛生の象徴ですが、マキマの美貌との対比にハッとさせられる。
このシーンでしっかり心を掴まれる。
重い扉を開けて、少しずつ原作を思い出してくる。
そうだった。あっけなかったね、そういえば。
今際の際に一言。
どうせ「好きだった」とかでしょ、と思ってたら初めてレゼという人物の血の通った言葉を聞く。
ビルの上で天使の悪魔が呟いた言葉に、塗り薬にもならんなぁと思いつつ、宇多田ヒカルの声が劇場に響いてEND。パワーちゃんのおバカさにホッとする自分がいました。
1回目の感想を5行くらいにするつもりでしたが、長すぎましたね。ごめんなさい。
語り残したことは多いが、なんてナウ⚪︎カをパクりつつ、2回目は下記の通りです。
2回目はEDの宇多田ヒカルが聴きたくて、再度、劇場に突撃。
前半シーン、あれ?前回より退屈じゃない!寧ろ、しっとりとして良いシーンじゃない!
おいおい、デンジくん、君はどんだけなんだ。でも、なんか純愛で良いじゃない!
180度、見方が変わる。
レゼの媚び媚びに動じなくなる。
皆の言う通り、これはこれでありだな!上田麗奈、最高!
プールのシーンもすっごくいいじゃない!音楽と蜘蛛の捕食が相まって、悪い予感するじゃない!裸のプール、最高!
1回目を見ているので悪い予感なんて知らないふりしましたが、殺人鬼と対面するんですね。
殺人鬼を前に顔がピクつくレゼ。慄く自分。どういう感情なの。怒なの?
首の絞め方がプロじゃないですか。蝋人形の様なお顔が非常に怖い。
感情の整理がつかないまま、夏祭りへ。1回観ているはずなのになぁ。。。こんなに揺さぶられるはずないのに。。。
サクッといきます。デンジくんの舌が噛みちぎられて、血まみれからの「ボムだ!」
いただきました、2回目。ビームが愛おしくなる。そんなに◯次郎っぽいかな?
首のピンを抜くシーンは何度見てもカッコいい。
退魔ニ課の訓練施設に逃げ込むデンジとビーム。ノモさんは自分が死ぬだろうことを分かってたのかなぁ。。。複雑な気持ちになる。
ボムさん登場して、首のピンを引き抜く。顔を潰さないことも出来るんですねと思ってたら
、頭無くても動けるの!しかも頭爆弾になる。よく見るとちょっとグロいな、これ。
そして、胴体走ってきます。ノモさんに取り付いて、こっちも自爆。
ノモさん、ごめんなさい。ここの爆発シーン、カッコいいんですわ。訓練施設が爆風と爆炎で燃え盛るところが綺麗。
ボムとチェンソーの削り合いは本当にエンタメしてる。ボムの爆発音が何度見ても聞いても劇場にハマっている。爆音上映があったら、是非観たい。
チェンソー、ボム、ビーム、台風で、もみくちゃになりながら、ボムとチェンソーが海に沈む。プールのシーンとこう重なるのか。
海底はとても静か。このまま、二人で沈んでいても良かったのでは?
心無しか、ボムがデンジに心を預けているように見えた。
海辺の3人、陽の光は暖かいよね。暗闇にしか光は灯らない。
デンジって憎めない奴だなぁと思う。
女の嘘にショック受けても優しく出来る。自分は応援したくなる。
ニャーコにバイバイ、デンジのちょっとした仕草がとてもいい。
花火が見える丘で一緒に逃げようと言ったのは本心だったか。
心臓を持ち去るための嘘だと思ってた。
音楽が心に染みてくる。あぁ、その路地に入ってはダメ。。。
ネズミの群れから出てくるのは、もはや名前を呼んではいけないあの人。
天使さん、あなたいい仕事しますね。的確ですよ、何もかも。
最後の言葉はもう知ってるからね、何てことは無いですよ。
と思ってたら、思わず涙腺が緩んでしまった。
そう言えば2回目を見ようと思ったのはEDを聞きたいのもあったけど、もう一度、この言葉を聞きたいからだった。
と、思うほどに今年観た映画の中で最高に素晴らしい映画でした。
少年漫画の筈ですが、妙に大人っぽさがあり、爆発があり、それらが破綻せず混じり合って成立している不思議な映画です。
本当に不思議です。1回目を観終わった時、2回目を観ようなんて思いもしませんでした。
デンジの素直さ、音楽、ボム、レゼの最後の言葉、たったこれだけの要素が劇場に足を運ぶ原動力となりました。
自慢でも何でもなくて、世間受けはしない作品だと思いますが、自分はとても好きな作品です。
全858件中、441~460件目を表示
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