チェンソーマン レゼ篇のレビュー・感想・評価
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序盤の恋愛パートと後半のアクションパートの配分がとてもよく、退屈も...
序盤の恋愛パートと後半のアクションパートの配分がとてもよく、退屈もせずあっという間に映画が観終わった。
冒頭のIRIS OUTのワクワク感、ジェーンダウンのしっとりとした終わり方と音楽もかなりよい。
戦闘の爆発シーンやレゼとの恋愛シーンは漫画で読むよりもずっとワクワクして映像の完成度が高かった。
バトルアニメ
最近はバトルアニメだらけなので、バトルシーンをいかに見せるか?に重きを置いている作品が多く見受けられ、凝ったアングル、カット割りにスピード感溢れる演出が次々とスクリーンで繰り広げられる。
たしかに「おお!」と思わせられる場面は多いけど、あまりに目まぐるしく延々と続くバトルシーンを見せられるとふと我に返ってしまう。
でも、回想シーンに頼らない作りは良かった。
前半で丁寧にシーンを重ねた甲斐があったかなと。
あと、重要と思われるセリフほど聞き取りづらく、何と言ったのかが気になって仕方なかった。
鬼滅の刃の無限列車のように、長編作品のひとつのエピソードを切り取って一本の映画にする手法はこれからも続くと思われるが、この作品はそのスタイルがとても合っていたと思う。
内容的にも、思春期の人にはすごく刺さる作品だったんじゃないかなと感じました。
ラストの待ち合わせの場所に着く直前でああなる流れは、ものすごく既視感があるんだけど、なんだったか思い出せない。
誰か分かったら教えていただきたい。
演技が凝りすぎて不自然
テレビシリーズでは監督の演技指導により「ボソボソで台詞が聞き取れない」なんて言われていましたが、演技はしていました。
今作は監督が変わりましたが、今度はアニメ的な一定の声色を保つことに集中してんじゃないか?と思ってしまいました。マキマとレゼの演技が演技臭いんですよね。別に状況的に実際に演技しているかは別として、それならそれで別の表現方法があると思うんです。
テレビシリーズ5話、デンジに性愛について説くマキマの声は本当に魅力的でした。そういう小悪魔的なマキマが好きだったんですが、今作のマキマは正直台詞が頭に入って来ませんでした。声色の方に集中し過ぎて言葉の意味まで気が回せず喋ってるんじゃないかと疑う位。ラストシーンの長台詞は効果音が被ったこともあって余計に頭に入らず。
レゼもレゼで、シーン毎の美しさと可憐さを意識しすぎてワンカットずつCM撮影でもしてるのかってテンポ感でした。リアクションがいつもワンテンポ遅れて丁寧な映像になる感じ。
声もそっちを優先しているのか演技している(嘘を吐いている)演技じゃなく、映像のための演技に感じられちゃったんですよね。作りすぎの声というか。
それがノイズになってしまってなかなか入り込めないのもあったし、単純にテンポが悪いのもありました。
一方デンジはちゃんと演技していたと思います。素直な男の子の反応が可愛くて。
女性2人は「デンジの心を惹く」役割に潰されてしまっていた印象を受けました。その役割はそれとして、人らしい演技をして欲しかったです。
そんなテンポのダレを感じる前半でしたが、後半になると登場する爆弾の悪魔の演技はかなり自然に感じました。デンジとビームのコンビに対するリアクションもコミカルで笑えたし、強敵の貫禄を感じる佇まいで格好良かったです。
アクションシーンは圧巻のハイクオリティでしたが、敵を倒した後原作漫画の絵を意識した一枚絵がバッ…バッ…バッ…と出るのはテンポが崩れて好きじゃなかったです。それにビームのギャグデフォルメは作品に合っていなかった。それは別のツッコミギャグ系漫画でやってる表現であってチェンソーマンではないですね。
ただバトルの終わりはプールの思い出を美しく想起させる演出でやられた!と思った頃には涙が溢れていました。
前半はテンポが悪いのと演技が常に一定なのがノイズで正直楽しめませんでした。
後半になると皆ガチになり出すので緊迫感あるバトルを楽しむことが出来ました。
バトルシーンのクオリティは本当に凄まじい作画枚数で、劇場で観るに値します。テレビシリーズの用にもっさりした動きのCGモデルは使われず全編手描き作画のバトルを楽しむことが出来たのも良かったです。アニメはこうじゃなきゃ。絵を観に来てるんだから。
気になる部分さえあれど、楽しい映画でした。
マンガ未体験アニメ勢です
原作のファンからは賛否あるみたいだが、アニメシリーズが結構好きでその流れで鑑賞。
今年のアニメ映画と言えば間違いなく『鬼滅』なんだろうけど、私にはあれは長すぎた。
それに比べると、こちらのチェンソーマンの方がシャープなストーリー構成で長さを感じさせなかった。
最高のアクションに宝石の様な青春のスパイス
この人アニメ向きなのか
原作者のマンガはすべて読んでいるけど
アニメは観たことないまま人に連れられて視聴。
作者はいろいろ観ているんでしょう。
吸収したものの再表出力には感心していたが、
どうにもこの人、致命的にアクションが描けないし、
カットバックやフラッシュバック/フォワードなどが頻出し、
演出優先で話が見えづらかったり、
あるいは映画ばりのスカしかたで
経緯を飛ばして発端と結末だけ描くなんてのもよくやったりで
若さというか洒落臭さが気になって
手放しで褒められず、アニメも敬遠していた。
だが今回アニメを観て、
アニメになることである程度状況が伝わるように整頓されたり、
飛ばされがちだったアクションがキチンと補完され
見応えのあるものになっていたりで
なんだこれ面白いじゃないかとなった。
というかレゼの話を初めて理解した気がする。
これは製作スタジオと脚本家の勝利。
筋としてはボーイミーツガールに過ぎず
デンジの設定もあいまって中学生の妄想のようなシーン多め。
大人としてはやっぱりそれを手放しに評価してはならないなあ
と思いながら、
なんだかんだパンフを買って帰るくらいには楽しんだ。
※追記
帰宅後原作を読み返したら、何もそんな大きく変わっているところはなかった。本当に小さな補完の積み重ねなのだなあと。
オレを好きになる女がみんなオレを殺そうとしやがる!
タイトルなし(ネタバレ)
コミックは第1部迄は読んでいるがアニメは観ておらず、米津玄師さんが歌うオープニングクレジットがTikTokで流れてきたので、それを観た程度。
前段となるアニメを観ていないから観るべきか悩んだが評判の良さを耳にして観る事にした。
全体的に何気ないシーンでも一工夫した凝った画作りで素晴らしかった。
やや残酷だがスピード感のあるバトルも感心したが、台風の悪魔が参戦している辺りはゴチャゴチャやり過ぎて残念だった。
作中、映画鑑賞しているシーンが有ったけれど、アニメの中だから実写映画なのかアニメ映画なのかが判らず気になった。
オープニング曲が米津玄師さんだという事は知っていたが、エンディング曲で宇多田ヒカルさんの歌声が聴けたのには感激だった。
少なくとも第1部完結迄は映像化してもらいたいが続きは映画?テレビ?
心と身体に時差が生じる
ルックバックも上からのアングルが印象的だったが、これもオープニングとエンディングのアングルが素敵だった。
そして、とにかく前半のレゼが可愛い。デンジなんてチョロヘイだから、こんな男の理想のファム・ファタールが現れたらイチコロだ。夜の学校での2人だけの授業、プールに飛び込んで裸で泳ぎを教えるシーン、花火のシーンが美しすぎる。コミックでは表現できない各所で使われる音楽がまた素晴らしい!
胸きゅんなシーンをこれでもかと見せてくれることで後半の血なまぐさく残虐なバトルシーンが生きてくる。
藤本タツキは残虐性を美に変えるのがうまい。
圧倒的に強い悪魔のレぜと超絶可愛いレゼが頭の中で交錯して胸がどんどん苦しくなっていく。
エモいとはこういうことか。
観ているうちに、今の子どもたちがチェンソーマンを支持する気持ちがどんどん解明されていく。
背負わされた重い荷物、孤独、理不尽な目にあっても暴力に訴えられない手足をもぎ取られたようなしんどさ、時折顔を出す性の目覚め、善と悪の心の葛藤、色んなものがないまぜになって、身動きぎ取れず淡々と死んだ目で生きていくのは本来的には嫌なんだろうみんな。
デンジの姿はできないことを代わりにやってくれる、言ってくれる代弁者でもあり、強力なカンフル剤のようだ。
強すぎる刺激にパンチを食らって胸が苦しくなる。その時は苦しいばかりなのに、時差で後から涙が溢れてきた。
こんなものが作れる藤本タツキのすごい才能にも涙する。
感受性が死にかけた全世界のヤツらにチェンソーマンの一撃を食らわせたい。
あっという間に惹き込まれる
前半戦がもう少し短かければな〜と思うのはあの回想シーンの長さと同じ感想ですマッパさん。後半の部分は流石。音楽が良かった。最後の最後に切なくなるワンシーンが。〈LIVEサウンド〉で観るの大好きなんだけど、この映画はまさにピッタリだった。
動きがつくとやっぱいいなぁ。
原作未読、TVアニメ3話でリタイアしました。
(゚∀゚)純愛ホラーだなぁ
血がたぎってもう煮立ってもうやめれない
コミック未読、アニメ既観
米津始まり米津で締める
DolbyAtmosのスクリーンだったので、IRISOUTのBass音が身体に振動してテンション爆上がり。
クラブDJのライブセットのように緩急がつけられていて、
(勿論視覚的には疲れるのですが)疲れすぎなかった用意は聴覚的な効果が大きかったように感じます。
リズミカルにページをめくってコミックを読み進めていくような感覚がありました
肝心の本編
後半の感情移入のための豹変前のレゼが、みっともなく下品に見えてしまった故に、冗長に感じた。
現実世界にもあるが、”対象の女の子”そのものよりも”その人に惚れている男側”に対して軽蔑する現象を感じたことがある人もいるかもしれないが、それに近い。
しかし、それまでのデンジを我々は見届けているので、今回の新キャラ”レゼ”に対してただただ嫌悪感を覚えてしまった
(レゼファンの方々ごめんなさいね)
(推しに対して性愛的な感情を想起させることは人間の本能なので否定はしませんが、それでもごめんなさいね)
今回他に気になったのは
サメ男がどうしてそんなにデンジを慕っているのか。
今回漫画全履修済の人と一緒に鑑賞したが、後に判明するとのことなので安心
良かった点は音楽だけでなく、映像の配色も挙げたい。
緑・紫・オレンジの3色で画面を占拠する場面がいくつかあり、印象に残る。
優劣性がコロコロ変わるスプラトゥーンみを感じて面白かった。
強いのはビートだけではなく、彩度も含まれるからか、アニメーションのメリットを存分に活かした制作陣の気概を伺えて楽しかった。
芸術的の高さに救われたように感じる本作、残念ながら10本に1本出会えるような人生を変える映画とはならなかった。
努力・未来・a beautiful star🌟
えっちだった
ロングランしているので、遅ればせながら観に行ってきました。
アニメは観ていましたが、原作の漫画は読んでいません。
劇場版アニメーションらしく迫力ある戦闘シーンもチェンソーマンらしい魅力ですが、序盤のデンジとマキマの映画館デート(普通じゃない)やレゼとの出逢いから距離が一気に近づいていく場面はニヤニヤしっぱなしでした。
デンジちょろ!でもわかるわー(笑)
夜の学校、プールのシーン、とってもえっちでした。
作品が割とよくキャラクターが死ぬ作品なので、ハッピーエンドは期待していなかったけど、最後の切なさはパワーのいつもの感じに埋もれていくようで、余韻にあまり浸らせない感じがいつものチェンソーマンでした。
あまり作品の細かい設定を考えずに観ていたけど、東北新幹線が昔のタイプで、ソ連が出てくる辺りからやっと作品の時代背景がわかった気がします。
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