「はっちゃけてんねえッッ!!」チェンソーマン レゼ篇 yujin23duoさんの映画レビュー(感想・評価)
はっちゃけてんねえッッ!!
チェンソーマン初の劇場版。
監督はチェンソーマンのアクション監督、主題歌は泣く子も黙る米津玄師、そして豪華声優陣と気合は充分。
ちょっとファン向けではあるものの、ちゃんと映画映画したような作品でしたし……何よりはっちゃけてたのが良かったですわ!!
いやぁ、TVシリーズが割と文学的でアクションも抑えめな演出やったのに対して、今作のメリハリの効きの良さですよ。
前半は丁寧なファム・ファタール兼ラブロマンスを描いておきながら、後半の花火のシーンを起点に血で血を洗うスプラッターファイトを描く。
そしてそれを無骨な殺陣では無く、昨今の「ワンピース」とかさたぱんPの「ヤババイナ」みたいな、トリップ映像一歩手前の超次元作画で見せつけていくんです。
しかもそのような作画から原作のあのえげつない感覚を十二分に感じ取ることが出来て、制作関係者が仰ってた「原作の絵を動かす」というテーマが十二分に機能してたなと感じた訳ですわ!!
そんでもってテクノ系の音楽も90年代後半の洋画とかにあった、テクノ系のノリを継承してる感じがあって、大変心が躍りましたわ。うっひょおおおおおおおおおお!!!!
……まあ、でも、気合が入りまくったんでしょうね、所々見辛い所はありましたね。
次の作品は5%程縦横無尽さを抑えてくれんでしょうかね、あとセリフがちょくちょく聞こえ辛かったので、そこもまあ、お願いします。
あとドラマパートも人によっては反応が大いに異なりそうではあるかな、とは感じましたね。なんせ急にマッパになるし。
とにかく原作絵が動いてる、と言う感覚をチェンソーマンで味わえて、良かった良かった。
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