劇場公開日 2025年9月19日

「映画に求めるもの、てんこもり!」チェンソーマン レゼ篇 みかんにゅさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 映画に求めるもの、てんこもり!

2025年10月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ドキドキ

自分は久々に童心に返りめちゃくちゃ瞳を輝かせ身を乗り出してワクワクしました!

とにかく映画として起承転結がしっかりしていて全体もまとまっており素晴らしかった!
スタンディングオベーションしたいくらいです。
ロマンス、青春、恐怖、笑い、ど迫力大バトル、切なさ。映画に求めるもの、てんこもり!
これは原作プロットが完璧なのだろうね

ただ、チェンソーマンをバイオレンス漫画として見ている人には物足りない出来だったのでしょう、そういう意見もチラホラ見かけます。(制作がMappaの時点でそこの期待は諦めるしかない)

ストーリーはとてもシンプルで、「ミイラ取りがミイラになった」というものなのですが、ただその一連の流れに共感出来るか出来ないかで大分印象が変わるかもしれません。

悪魔と融合した「不死身の武器人間」はこの世に数人しか存在しません。普通の人間的な生活に憧れるこの2人が敵対する関係で出会って運命を感じてしまう、これはロミオとジュリエットみたいな話です。

一見使い古されたベタベタな話を、主人公の純朴なアホキャラと怒涛のバトルシーンで起承転結をくっきりと見せてまとめ上げています。

エンディング後の話がまた余韻を与えて映画を観た後にもこの2人について考えさせる、素晴らしい出来の映画でした。

アニメーターさんは原作が良すぎるからその増幅作業に集中出来たと思います。特にバトルシーンは大暴れ度合いが笑けるくらいやり切ってて素晴らしかった!
近年稀に見るまとまり具合、大満足の100分でした。

内容の良さは原作が素晴らしいって事で…置いといて。今回はアニメの良さを語らせて下さい。

正直Mappaというアニメ会社は…🙏ホントにごめんなさい、自分の好きなタイプの作画ではないと思って避けてきました。
しかし今回の映画では、個性強すぎる原作を中和してちょうど見やすい状態に調理してくれた!という感想が浮かびました。

ロマンスパートも、16歳思春期真っ盛りのデンジというキャラクターの喜びパターンをこれでもか!とぶち込んできてマキマとのデートに誘われ「いやったぁぁぁ!」とジャンプして喜ぶ所、「キャ・ワ・イ・イィ〜🧡」の所は動きが滑らかすぎてね、もうね…最高だよ!
「いやホンマに…デンジ君はアホやねぇw」
とニヤニヤが止まらなかったですもん。

ここら辺の動きの時点で神作確信しましたけど、プールシーンもさらに良くて感動。あんなに性欲煩悩で生きてる野性動物レベルのデンジとのデートシーン。PV見ただけで「あー、きっと男性サービス爆発してどエロいんでしょ」と思っていたら…逆!!
エロさゼロにしてきた。なんなら芸術的、アート作品に昇華してましたね!このシーンをエロくしないようにする技術、素晴らしい!

そして花火大会からの、戦闘シーン。
もうね、大好き!大好物!全然期待して無かった。
一期のように人間関係に重点置いてると思ってた。
違いました!

冒頭に書いた通り、飛行しながらのミサイル投下、ビル下階からの突き上げ連続爆破!マジ凄い!
見たかったのコレ!コレです!!!
「板野サーカス」好きな人には確実にぶっ刺さりますよ!めちゃくちゃ興奮しました🤯

原作者が「戦闘シーン苦手」とボヤいていたおかげか、Mappaが150%の力を出して自由に遊んでるのがわかりました。カラフルな爆発、絨毯爆撃。
本当に、こんなに戦闘シーンで興奮したのいつ以来?ってくらいに久々に楽しみました。
ここを見れただけでチケット代の元は取れましたよ。

今後サブスク配信されたら1カットごとにコマ送りして楽しみたい。
久々にヲタク心が燃えました。

あと、音楽…戦闘シーンで流れる牛尾憲輔氏の「Sweet Danger」がめちゃくちゃ気に入りました!踊り出したいくらい好き!ボムのたたみかける爆発映像と共に共鳴するEDM。最高!
もちろん、米津デンジ&レゼ宇多田の曲も大好き!

普段、グッズなど買わない私が映画館で爆買いしました。さらに、ネットでもフィギュアやTシャツなどあれこれ散財してます。

いやマジで近年の映画の中では最高傑作なのではないでしょうか?個人的には「君の名は。」に迫る勢いだと思います。

ここまで長い事読んでくれたあなたにも感謝!
この映画、良かったよね?

みかんにゅ
あらじんさんのコメント
2025年10月2日

なるほどそういう世界ですか、コメントありがとうございました。

あらじん
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