「パンクレイジー」チェンソーマン レゼ篇 ヤナコさんの映画レビュー(感想・評価)
パンクレイジー
原作漫画読んでいません。テレビシリーズは視聴しています。
その上で見た感想。凄かった!素晴らしかった!
今までに感じたことのない心の動き方をしました。
前半の淡々と物語が進むトーンと、花火のキスからの激動バトルシーンのメリハリがしっかり効いていて、ラストは悲しい余韻を与え、続きがどうなるのかがとても気になる見事な構成。「鬼滅の刃 無限城編」は凄いけど、このメリハリが欠いていたので、個人的には本作品の方が好きです。
デンジ。。。本当に不思議で、でも魅力的なキャラだなぁ。正義のヒーローではない。欲望に正直で、マキマさんに捕まった事でデビルハンターをせざるを得ない状況に流されてはいるんだけど、カッコ良さとダサさの配分が絶妙。
原作を知らないので、レゼがまた魅力的なこと!
人間体の時でも大分ぶっ飛んでいるけど、可愛くて、悪魔に変身してから、さらにぶっ飛ぶというか、倫理観がブチ切れていながらもセクシーでカッコ良い!そして。。。戦い後の切なさよ。。。
映像、音楽、演出、声優の演技がガッチリ噛み合っている印象です。
ジャンキーな作品なのに、「心とは」「田舎のネズミと都会のネズミ」など、命、人生の豊かさ(価値観)などの哲学的なことを考えさせてくれる部分も良い。
メインのバトルシーンは情報量がギリギリ理解出来る程の凄まじい密度。バックに流れるマキシマム・ザ・ホルモンの挿入歌が最高にイカれていて良い。
そして、テンションでかなり薄まっているけどかなり人が死んでいるという事実もしっかり描いてもいて、パンクでクレイジーで最高な作品でした‼️
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