劇場公開日 2025年9月19日

「人生の喜びと絶望をミンチにする快感」チェンソーマン レゼ篇 あしたさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 人生の喜びと絶望をミンチにする快感

2025年9月23日
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鑑賞方法:映画館

圧巻の2時間でした。
日常描写、演技仕草の情感豊かさにクラクラきたあと、縦横無尽奥行き自由自在のゴアゴアスプラッタバトルで東京の街を破壊しつくす快感、もう感情追いつかないくらい興奮しました。
ストーリー展開、上映時間含め、映画にする意味、めちゃくちゃあったと思います。
オープニングの映画の歴史、冒頭の映画鑑賞のシーン、映画愛はメッセージとして散りばめながら、そもそも原作漫画からしてこのレゼ篇は、恋愛(放課後の学校、夏祭り)バトルものとしての映画フォーマット、長さに適している作りだったなと納得しました。
アニメーション映画の中でも屈指の名作と思います。

色々述べたいことはたくさんありますが、シンプルに観ているととにかくレゼを好きになってしまう、それだけでたまらない作品になっていました。
レゼの仕草、プールの裸体の神秘さ、ボムのセクシーさ、強さ、ラストの感情まで含めて恋をしてそれが終わった感覚を味わいました。
素晴らしかった。

2回目鑑賞 2025/10/18
レゼがデンジを初めて会ったときに殺さなかった理由
レゼもどうしてだろうと最後までわからなかったようですが、レゼが電話ボックスの中でデンジに言っていたように、本当に昔飼っていた犬にデンジの顔
が似ていたのではないか、と思いました。
そのときのレゼの表情を我々観客は伺いしれない演出ですが、きっとレゼは驚き、本当に涙を流していたのではないでしょうか。
そしてそれは、デンジのポチタへの想いとかなり類似しており、そう言った意味でも2人は運命だったのでは、と思い、また凄い作品だったなと思いました。

あした
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