「「ボム」= 盤上のクィーン。」チェンソーマン レゼ篇 ブッチ神父さんの映画レビュー(感想・評価)
「ボム」= 盤上のクィーン。
観に行くつもりは無かったが、米津玄師の歌にのせた映像を見て気が変わった。レゼはレゼ。わたしの脳内映像よりも軽く幼い感じだったが、「男が思い描く理想の彼女」に違いない。数年前君に「○○はレゼが好きそう」と言われたけど、わたしはずっと「ボム」に惹かれている。レゼの対極の彼女に。残虐で冷酷な彼女が観たかった。クールな美声の一言一句が、わたしの背骨に氷を詰める。ぞくぞくして、火傷しそうに熱く、ケダモノの本能が猛る。そんな映像を期待していた。映画の始まる前、後ろの席の大学生が「レゼの尻を観に来た」と声を潜めて話していた。わたしは「ボムに脳を焼かれに来ていた」。戦闘描写はとても迫力があった。ヒロインは甘く優しい。「ボム」は盤上のクィーン。縦横無尽に天を駆け、野郎どもをプライドもろとも粉砕する。映画の彼女は、いたってマイルドだった。わたしはコーヒーに、砂糖やミルクを入れん派じゃ!
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