「だらしない主人公に共感する情けない自分」チェンソーマン レゼ篇 零零2015さんの映画レビュー(感想・評価)
だらしない主人公に共感する情けない自分
観て良かったです。
最後は切ない気持ちになりましたが、スタッフロール後の描写に少し救われた気分です。
予告編で興味を持ったので、原作コミック未読ですが、TVアニメを第1話のみ視聴して本作を鑑賞。よく分からない部分も沢山ありましたが、それでも非常に楽しめました。
レゼの思惑通り、色仕掛けにノーガードでひっかかる主人公。
主人公のくせに何やってんだ、お前は!と怒りたいところですが、16歳の男子が女性にあんな風に来られたら、それはそうだよなぁ、と妙に納得してしまいます。
主人公は、レゼに騙され、殺されかけ、公安の仲間(?)達が大勢殺され傷付けられ、街は破壊され多数の市民が犠牲になる。そんな経験をしてなお、レゼを選ぶ!?全く理解できません、と言いたいところですが、ここでも、う~ん、分からなくもない、と主人公に少し共感。かわいい女性キャラなら何でも許せてしまうのかと、鑑賞中にわりと真剣に自己嫌悪に陥りました。
劇中、かなり悲惨な出来事があったにもかかわらず、最後の展開以外は割と楽しい映画を観た後のような気分で劇場を後にしました。
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