劇場公開日 2025年9月19日

チェンソーマン レゼ篇のレビュー・感想・評価

全229件中、1~20件目を表示

2.0セクシーダイナマイトはここでは要らない

2025年9月21日
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鑑賞方法:映画館

アニメ一期の評判の悪さは知っている。

「原作漫画のタッチに忠実でない」、「色味や線の雰囲気が原作よりきれいすぎる」「漫画の荒々しさや粗さが薄まっている」といった批判があった。

アニメ一期の中村竜監督は、漫画「チェンソーマン」をアニメ化するにあたって、暴力やグロ描写を「極端に過剰化する」ことよりも、原作で起こっていることを「起こった通りに」描写したい。見た目の過剰誇張ではないリアリズムを持たせたい、旨のコメント。併せて、登場人物の日常を盛り込むことにより、原作の「余白」、漫画ならではの「コマ」間の飛躍省略を「起こった通り」埋める、そして「新しいアクション」を生み出すことに注力し、原作の「映画」的なアプローチを映像作品に引き上げるため苦心。

アプローチとしては、映画を作る、ということなのだろうが、そのアプローチが、「余白」を好む原作ファンに嫌われ、派手で動きも構図も3DCGの使い方もしっかり考えられたアクションシーンも「違う」、「過剰」と突き放された。

別物なのにね、と思いつつも個人的には笑い飛ばすテイストのグロは要る、ベタ塗りの黒、禍々しさは要る。音楽は要らないが、チェンソーの音は要る。チェンソーの削るような揺れは欲しいが、切れ味は要らないというスタンスだった。(ああ、言ってみれば、「死霊のはらわた」だね)。

個人的にはあまりそそられないレゼ篇だが、製作陣によると、一期の演出スタイルを踏まえつつ、レゼ篇という感情・ドラマ性重視の章を映画フォーマットでより大胆に描き、アクションやドラマの緩急を強め、観客が没入しやすい流れを意図しているとのこと。

原作との比較はなるべくしたくないものの、製作陣の反省を受けての、

「チェンソーマン レゼ篇」





切ない恋物語にゴージャスな映像。贅沢な音楽に、Mervelな市街アクション。キャラクターのデザインもアップや止め画などは、原作の線に近い。登場人物のカクカクした歩き方も、幼さと現実感のなさが表現されていて、製作陣の原作の読み込みも半端ないことが十分にうかがえて素晴らしい。

原作の、読み手の手が止まる構図でありながら、抜群のコマ割のテンポ感を両立させる構成に対し、スピード感として優先するのも映画ならではの解釈。市街を疾走する車を追いかけるボムの動きや、ビームとチェンソーのコンビとの格闘も、Mervel的なものも取り入れて、非常に見ごたえがある。

原作未読、一期未鑑賞の人は完全に置いてけぼりだが、これもサブスク時代では当然の戦略。

なんだけど、老眼、動体視力低下、難聴手前のメンドクサイおっさんは

ずーっと音楽が鳴っててうるさいのなんの。ボムのどかーーーーん、チェンソーのぶうぉーーーーーんの音だけでいいのに。

なんだけど、せざるを得ないこともまあ、わかる。

オレの好きなベタ塗りの黒の背景が、映画向きでないこともわかる。わかるけど、それに代わる禍々しさが若干足らないのは、少し残念。原作にも台風の悪魔が赤ちゃんである説明はないが、その気色悪さはもう少し画で表現してほしかったか。

だが、ボムの「爆弾頭の、生々しい半裸の女性」の肢体があまりフィーチャーされていないのは仕方ないことなのか。顔がチェンソーの男の子、頭が爆弾の女の子。対比であり、これ以上ない相性の良いキャラクター同士が、ぶつかり合う。人間顔の二人の時のプールのシーンにあった感情は、対決の時もそれぞれの与えられた(縛られた)役目を果たすために殺し合っても、最後は体を「重ねる」。

原作もあまりその辺は強調されていないのだが、思春期の子に、プールの方のレゼではなく、「爆弾頭の禍々しい半裸の女の子」にもっとドキドキさせるような仕掛けを打ってもよかったのでは、と思うが、まあ、思春期世代にあらぬ方向の思春期を送られてても困るか。(じゃあ、プールの方はいいのか、という話にもなるが)

総じて、一期の批評から一部反省修正をし、原作に書いてないことはやらない、書いてある通りにボリュームを増す。製作陣の狙った通りの結果になっていると思うが、個人的には、ぶうぉーーーーーん、ばりばりばりばり、いたいいたいいたいの「チェンソー」ならではの絵が今回もあんまりなかったので、この評価。

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しんざん

4.5悪魔的作画!俺達のチェンソーマンがスクリーンに!

2025年9月22日
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楽しい

興奮

斬新

「田舎のネズミと都会のネズミどっちがいい?」

▼感想
映画館で鑑賞!面白かった!!

自分は原作漫画の大ファンで、今作をずっと楽しみにしていた!今作で描かれるのはレゼ篇。ストーリーは原作通りで、内容、構成、テンポ…全てが映画化にカチッとはまっていて、映画化するならここしかなかった!改めて見ると、カフェのエプロンやプール、花火…レゼとのデートパートが戦闘シーンの前フリになっているのに気づかされた。

戦闘シーンは神作画…いや、悪魔的作画!チェンソーマンとボムとの戦いは凄すぎて脳から変なドーパミンが出てるんじゃないかってくらい興奮した!ただ作画が良いだけでなく、アニメの挿入曲を入れたり、原作表紙のカラーリングになったり粋な演出に痺れた!

声優陣がキャラクターの魅力を底上げ!デンジは普段の本能丸出しなバカな感じの声とチェンソーマンの時の狂戦士のような笑い方が100点!レゼは可愛さとミステリアスさを備えた上田麗奈の声がぴったりだった!上田麗奈の声のおかげで、レゼは原作漫画で読んだ時よりもさらに魅力的なキャラクターに感じた。

顔と両手がチェーンソーの男がサメに乗って台風に突っ込む…こんな漫画はチェンソーマン以外自分は知らない。大好きな原作漫画の魅力をこの映画が100%引き出してくれて嬉しかった。この作品が今後のアニメシリーズの起爆剤になって欲しい!
チェンソーマン!最強!

▼お気に入りのシーン
チェンソーマンとボムのビルでの戦闘シーン!
ここは何度も見たくなるような中毒性があった!

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UUU

5.0あっという間に終わってしまった

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

笑える

驚く

ドキドキ

デンジくんの単純さやどこかおかしいところが好きなので映画のなかでもそれが沢山感じることができて満足です。レゼの圧倒的な強さがわかるシーンやラストの展開が衝撃的で続編もはやくみたいです。

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カカオ

4.5期待通り、映像の迫力、レゼの愛らしさ、内容には満足だった

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

カワイイ

あっという間の時間で余韻が残り素晴らしかった。
・映像がすばらしい。
・音楽もよかった。
最後は衝撃的な終わりだったなぁ。
まだ余韻が残っている。
このアニメはストーリーがよく
今まで観たことがなくても入り込める。
この映像の迫力は映画館がよい。
”レゼ” はとても愛らしかった。

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さく

4.5見やすい

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

2025年劇場鑑賞254本目。
エンドロール後映像めっちゃ有り。
原作は連載をリアタイで全話読んで、ジャンププラスの第二部も読んでいるので何か起きるか全部分かっていますが細かい所は全く記憶から飛んでいて、TVシリーズは全く観ていませんが鑑賞。

自分は藤本タツキの連載デビュー作のファイアパンチは単行本で全巻買っていて、短編集も買うのだけれど、基本この人の作品不快なんです。悪意とか、人の死の描き方がこうなったら嫌だな、のさらに斜め上くる感じがしんどいです。じゃあ読まなきゃいいだろと思われるかもしれません。でも道に動物の死体や吐瀉物みたいなものがあったら見たくないけどなんか見たくなるような感覚分かります?自分の藤本タツキの作品はそういう存在です。

で、原作は基本モノクロの漫画なのですが、アニメとしてカラフルに動くとこんな派手な戦闘だったのかと初めて気づきました。これはIMAXで観て良かったなと思いました。敵はもちろんデンジ自体もあんまり人を守らなきゃみたいな意識が低い(一応寝覚めが悪いとは言ってましたがまぁ死んだら死んだで仕方なくね?という感じ)ので戦う場所も全然人の少ない所でやろうとかないから街中でやりたい放題。ハリウッドならなぜか無人になっていますが、チェンソーマンはもちろん巻き込まれて死ぬ人をちゃんと描くのでまた不快な思いをさせられつつ心に残るわけです。

細かい所は覚えてないにせよ、結末は覚えているので正直レゼとのやり取りに甘酸っぱさより不穏しか感じられなかったのはこちらの問題(距離が近づくと蜘蛛が蝶を食べるカットが入るのが意地悪すぎました)ですが・・・。

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ガゾーサ

1.0"ファン"を意識しすぎている

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

単純

これに尽きる。
アニメ1期では新しい映像を作りたいという気持ちで実写を意識したが、テンションが低すぎて不評だった。
そのためか、レゼ篇については原作を守りたい、ファンを怒らせたくない、みたいなのが前面に出てきており、非常に退屈した。
動物でも野菜でも、いくらでもオリジナルの悪魔は作れるはずなのだがそういうのは無い。
恋愛パートと戦闘パートが完全に分離されているが、噛み合いは一切ない。これは原作の問題だが、そこを調理出来ないならなぜ映画化した?という疑問だけが残った。
この作品は別に恋愛が突出して面白いわけでもないし、バトルは何でもありの脳死バトルだが、それでも評価されている理由があるわけで、そこを突いてほしかった。

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Matt

4.0持ち直した

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

興奮

前半パートは完璧。バトルシーンは原作の独特のバトルテンポの面白さを損なっていたが絵は良かったし声優の演技も一期の百億倍良かった。

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Z戦士

5.0前半と後半のギャップ、スピード感最高

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

ダレることなく100分に収まっていて
戦闘シーンのスピード感が最高。

台風の悪魔は赤ちゃんだったからあの強さしか出せていなかったのを特典の冊子で知ることができて良かった。

前半の恋愛パートもレゼの声優がうますぎて、原作以上に可愛く思えました。

あんまりマキマ好きじゃないのもあるけど…

主題歌や挿入歌の魅せ方も良く、映画における不安は杞憂でした。

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ボイス

5.0驚きのよくある物語。

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

楽しい

これまでに何度も何度も見たような設定なのに何故か信じられない程に新鮮に悲しみ愛しく思わされてしまう傑作映画作品でした。夜の学校に忍び込んでプールではしゃぐ男の子と女の子なんて何百回も見たような場面ですし、悲しいラストもとんでもなく定型なものでしたが初めて見る物語の様に心を強く揺さぶられてしまいました。「ルックバック」もそうですが藤本タツキ原作の映画作品は原作者の支配下に完全に置かれている様に感じます、映画製作者の方達には語り尽くされたあまりにも定型な物語を原作者の意志の元に傑作映画にするマジックがあるのでしょう、素晴らしい映画にする理論や技術や気概が。
素晴らしい映画です傑作。

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春

3.5バトルアクションは迫力あった

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

カワイイ

チェンソーマンとなり、公安対魔特異4課所属のデビルハンターとして悪魔たちと戦う少年デンジ。公安の上司である憧れの女性マキマとのデートに浮かれるなか、急な雨により雨宿りをしていると、レゼという少女に出会った。近所のカフェで働いているというレゼはデンジに優しくし、2人は急接近した。この出会いをきっかけに、デンジの日常は大きく変わり・・・さてどうなる、という話。

テレビアニメ版は未鑑賞。
バトルアクションは迫力あった。
殺されても人の血で生き返るなんて鬼滅の刃の鬼みたいだった。
レぜは可愛かったし、プールのシーンなんか色っぽかった。
マキマも綺麗だった。この2人のキャラは特に魅力的だった。
初めてみたが、妖怪人間ベム、みたいな感じで面白かった。

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りあの

5.0行くべき

2025年9月22日
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とりあえず映画館行って

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あふる

5.0テンポが良い

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

原作読了済。
テンポが良く、劇伴も収まるべきところにちゃんと収まっていて気持ちが良かった。
デンジが復活するところであの曲がかかるのがアツかったです。
冒頭に主題歌が入り、エンディングテーマで締めるところも、テレビアニメのお約束を押さえていて良い。エンディングの後にも映像あり。なんだかんだで、次につながりそうな不穏な雰囲気。

夜のプール、花火のキス、ロシアの女スパイ、許されざる逃避行…鉄板ネタをちりばめながらドライでスタイリッシュでおかしみを感じるチェンソーマンの独特な雰囲気がしっかり楽しめました。

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アボカドかゆうま

5.0だらしない主人公に共感する情けない自分

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

カワイイ

観て良かったです。
最後は切ない気持ちになりましたが、スタッフロール後の描写に少し救われた気分です。

予告編で興味を持ったので、原作コミック未読ですが、TVアニメを第1話のみ視聴して本作を鑑賞。よく分からない部分も沢山ありましたが、それでも非常に楽しめました。

レゼの思惑通り、色仕掛けにノーガードでひっかかる主人公。
主人公のくせに何やってんだ、お前は!と怒りたいところですが、16歳の男子が女性にあんな風に来られたら、それはそうだよなぁ、と妙に納得してしまいます。

主人公は、レゼに騙され、殺されかけ、公安の仲間(?)達が大勢殺され傷付けられ、街は破壊され多数の市民が犠牲になる。そんな経験をしてなお、レゼを選ぶ!?全く理解できません、と言いたいところですが、ここでも、う~ん、分からなくもない、と主人公に少し共感。かわいい女性キャラなら何でも許せてしまうのかと、鑑賞中にわりと真剣に自己嫌悪に陥りました。

劇中、かなり悲惨な出来事があったにもかかわらず、最後の展開以外は割と楽しい映画を観た後のような気分で劇場を後にしました。

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零零2015

5.0そのままの最高の面白さ

2025年9月22日
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笑える

楽しい

興奮

絵もストーリーも笑いも血もセンスの良さも音楽も、全部そのままで最高に面白くてめちゃくちゃ楽しめました。
帰ってまたアニメ見返そうっと。そしてまた映画見てもいいなぁ。映画5本ぐらいハシゴしてそのうちの一本がまたこれで。合間にカレーとアイスとチャーハンは・・・同時には無理。カレーとコーヒーかなー、大人なんで。と言うことで、めっちゃ楽しんだというわけです。

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SH

3.5なぜレゼは最強なのに一撃で殺られるのか。

2025年9月22日
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楽しい

興奮

ドキドキ

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The silk sky

5.0IRIS OUT

2025年9月22日
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ブレミンガー

5.0絶対観るべき映画。

2025年9月22日
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泣ける

驚く

斬新

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まっちゃん

5.0チェンソーマン様最高!

2025年9月22日
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興奮

驚く

ドキドキ

原作のファンなのですべてが良かった。漫画版もレゼ編が一番好きで映画化が決まった時からずっと楽しみにしていて、期待以上にクオリティが高くて素晴らしかった。レゼとデンジのやりとりも音楽もバトルもすべてよかった。漫画でもデンジがどんどん人間離れしていくなか、レゼ編だけは普通の少年らしい恋愛や体験をしていて特別な章で、映画になっても美しくまとまっていてよかった。最後も余韻があって、泣いている人もいたし、今後の展開も気になる終わり方になっていてよかった。

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えいみん

2.0映画にする必要??

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

作画は素晴らしいのに
構成がぜんぜんダメですよね。

前半1時間が本当につまらない。
しかも後半にほとんど活きてない。

原作の一部を映画にしてるので仕方ないのでしょうけど、映画にするならそれなりの構成をする必要があるのでは?

原作はもっと面白かったですよね。

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Pocaris

4.5感情経済と選別の地平で出会った二人

2025年9月22日
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こひくき
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