ザ・キッチンのレビュー・感想・評価
全3件を表示
どっちつかず
クリックして本文を読む
ニール・ブロムカンプ監督の「第9地区」あたりから、貧困層の未来を描いたディストピア映画が流行っている。この映画もその流れかなと思ったら、メインテーマは子供が現れて父親になっていく男の話。
多分イギリスの人が見たら、舞台を「将来の自分たちを取り巻く環境」ととらえて感情移入し、その上で主人公たちの視点になるのだろう。しかし、そうでない人から見ると「未来のスラム」と「父になる男」に必然性の接点が無い。なので、どちらかに寄せてほしいと感じてしまう。
映像作品として見るならスラムの表現にもっと注力して欲しいし、映画として見るならもっと主人公たちの心理を細かく描いてほしい。
最後にうまく融合するのかと思ったらそうでもなく。どうしてもその中途半端なスタンスが大きな印象として残る映画だった。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
終始地味目な展開
全3件を表示

