コーヒーはホワイトでのレビュー・感想・評価
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女探偵モナコ
白いコーヒーという奇妙なタイトルに惹かれて鑑賞。
最初はカフェラテのことかと思ったが、タイやマレーシアではコーヒー豆の精製や焙煎方法に違いがあるらしい、確かに劇中でも浅い焙煎で色も淡いしミルクを加えて白くしていましたね。ただし、映画のホワイトコーヒーは探偵事務所を兼ねるカフェ「モア」の裏メニューで仕事の依頼の意味なのでした。
冒頭からカフェのメイド兼女探偵のモナコは、知恵ばかりか武術にも長けており闇金男をやっつける仕事ぶりには目を見張りました。
次はストーカー被害に絡んだ、近所で起きた連続殺人事件の本格捜査かと期待したら、なかなか話が進まず、ちょっとがっかり。映画は新しい依頼人登場と続編を臭わせて終わりましたが、モナコを探偵に育てたのはカフェのオーナーミチルでしたが謎の死亡、モナコの武道の達人ぶりと併せて前日譚があるなら観てみたくなりました。
好感が持てる作風、でももう少しこだわりが欲しかった
原作も無く、ドラマの劇場版でもないオリジナル作品であり、人気俳優の出演も無いのに製作・公開出来た作品はとても珍しいと思われます。
全体的に軽い作りは、深夜ドラマのようです。
それでも気軽に楽しめるのが良いです。
ただ、川崎麻世店長がコーヒーを入れてる姿が、とても専門家には見えない、普通に流してるような演技で残念でした。
また、ラスト、コーヒーを楽しんでいるシーンは、カメラが引くと、あの行きたかった海外の地だった。
・・・でしょう!別に合成でも、本当は国内撮影でもいいから、そのくらいの粋な計らいは必要です!
ホワイトコーヒーwithホワイトロリータ
導入から複数の事件、そしてモナコの過去までを絡ませながらも、話はテンポよく展開してゆく。
小説の文章のような台詞は、まぁご愛嬌。
最初の事件のキャラが本題にムリヤリ絡んでくるのは予算の問題か。
正直、論理的に犯人を当てられる構造にはなってない。
そもそもモナコですら「証拠はない」と断言してるし、あれで逮捕できたかは甚だ疑問ではある。
それでも一応は破綻なくまとめてあり、十徳ガムなど伏線も効いていたのはよかった。
動機はまだしも、そのために無関係の人を2人も、しかも人目につきやすい場所で殺すのは無理があるけど。笑
しつこいくらい回想を挟んでくれるので理解はしやすいが、丁寧すぎる気もした。
モナコのミチルへの依頼内容が未回収なのは不満。
(人によっては大したことないのに、刺殺されてしまうようなものとは…?)
マスターの存在も活かされておらず勿体ない。
単体でも成立してはいるが、連ドラの方が映えそう。
本作でも加藤小夏のJKやスーツ姿が魅力的だったが、依頼によりまた様々な衣装が見られそうだし。
ただ肝要な事件と謎解きのレベルは上げてほしい。
また、演技はそこそこでも楽しく観られたが、優奈役クラスはご勘弁を。
演技、脚本、演出、BGM、何もかも安っぽいTVドラマ的ではありました。
しかし、連ドラの劇場版でもない単発作品でオーソドックスな探偵ものは珍しいので、応援はしたい。
ちなみに、大貫さんの救出は忘れてないですよね?
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