コーヒーはホワイトでのレビュー・感想・評価
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漫画チックだが普遍的本質があった
冒頭からティーンズ向け漫画の実写版かと思ったら、オリジナルが脚本だとわかって驚いた。
つまり、よくできていた。
秀逸なのは「入口」で、かなり若い世代にも受け入れられる入り口だが、徐々にミステリーの謎が深まってゆく。
伏線もなかなか良く、ある程度限られた登場人物の中だけで話が進むのも、若い世代に見せたい思惑を感じる。
また、
ミステリーを解き明かすのは、刑事コロンボのようでもあり、名探偵コナンのようでもあり、響のようでもある、絶対的な推理。
証拠そのものよりも、まったくブレない推理で犯人をぎゃふんと言わせる。
ある種の爽快感とヒーロー的要素を持つ。
逆に、
依頼者ユウナの人間性に考察する、すべき箇所があるように思った。
彼女は美人で仕事もできるが、人の気持ちがわからないという欠点があるのではないか?
だから犬嫌いの大貫に対し、勝手な自身の気持ちを押し付けるように犬のキーホルダーや写真を送り付けてきた。
大貫は犬が嫌いで、彼女の勝手な言動にフラストレーションが溜まっていた。
これが彼女を見かけた際にでた行動だった。
大貫がユウナに何をしたかったのかわからないが、犬がいち早く嚙みついた。
そして、ユウナは自身ではなく犬のストーカーなどという頓珍漢な依頼でやってきたのだろう。
しかし、それこそが本丸である連続通り魔殺人事件の解決へとつながった。
さて、
この変な物語の設定には、もう一つ大きな背景がある。
主人公モナコを助けてくれたミチルの死という過去
モナコは、自分の所為でミチルを死なせたと思っている。
この背景があり、事件を解決していくにつれ、「人の心」に触れると同時に、「変わらないものなどない」という普遍的なことに気が付いて行く。
最後のシーンでモナコは、どこかの丘でコーヒーを飲んでいる。
彼女はきっと、当時自分を攻め続けたことを思い、次第にミチルが今の自分を指導してくれたことに対する感謝が湧き、深い心の傷が徐々にコーヒーによって和らいでいくことを実感していたのだろう。
過去の辛い想いでも、やがてゆっくりと変化していく。
この過程の中で成長があり、赦しがあり、そして感謝があるのだろう。
この事件の設定は漫画チックにぶっ飛んでいた。
推理も「そんな馬鹿な」と突っ込みたくなるような感じだった。
しかしこの物語は、モナコの心の傷が事件の解決に沿うようにゆっくりと解きほぐされていく様子を描いている。
若い世代であっても、他人には言えない心の傷はあるだろう。
今感じるその「傷」は、自身の成長と共に変化することを説いている。
この部分が良かったと思う。
女探偵モナコ
白いコーヒーという奇妙なタイトルに惹かれて鑑賞。
最初はカフェラテのことかと思ったが、タイやマレーシアではコーヒー豆の精製や焙煎方法に違いがあるらしい、確かに劇中でも浅い焙煎で色も淡いしミルクを加えて白くしていましたね。ただし、映画のホワイトコーヒーは探偵事務所を兼ねるカフェ「モア」の裏メニューで仕事の依頼の意味なのでした。
冒頭からカフェのメイド兼女探偵のモナコは、知恵ばかりか武術にも長けており闇金男をやっつける仕事ぶりには目を見張りました。
次はストーカー被害に絡んだ、近所で起きた連続殺人事件の本格捜査かと期待したら、なかなか話が進まず、ちょっとがっかり。映画は新しい依頼人登場と続編を臭わせて終わりましたが、モナコを探偵に育てたのはカフェのオーナーミチルでしたが謎の死亡、モナコの武道の達人ぶりと併せて前日譚があるなら観てみたくなりました。
好感が持てる作風、でももう少しこだわりが欲しかった
原作も無く、ドラマの劇場版でもないオリジナル作品であり、人気俳優の出演も無いのに製作・公開出来た作品はとても珍しいと思われます。
全体的に軽い作りは、深夜ドラマのようです。
それでも気軽に楽しめるのが良いです。
ただ、川崎麻世店長がコーヒーを入れてる姿が、とても専門家には見えない、普通に流してるような演技で残念でした。
また、ラスト、コーヒーを楽しんでいるシーンは、カメラが引くと、あの行きたかった海外の地だった。
・・・でしょう!別に合成でも、本当は国内撮影でもいいから、そのくらいの粋な計らいは必要です!
今まで人生の中で1番の作品
母の友人が制作に携わっているとのことで同行しましたが、途中で帰りたくなった映画はこの作品が初めてです。途中で席を外してから帰ってこない観客もちらほらいましたが、最初から最後までしっかり観た感想としては、この映画が飽和した時代の中でここまで退屈な映画は逆に珍しく貴重なものなのではないかと思いました。張った伏線を回収しなかったり文脈に無駄を作るところも発想を変えれば、映画のテンプレートから抜け出した新たな展開とも考えられますし、そういう面では新しい映画なのだろうと思いました。
制作に携わっている方から話を聞いた限り、本作品について非常に自信がないことが伺えましたが、映画業界も色々あるんだなと感じました。
この映画で一番良かったのは主人公の女性がめちゃくちゃ可愛かったことです。他の作品でも観てみたいと思いました。
※いろんな評価があると思いますが、一個人としての感想です。
ちゃんとしたつくりで、シリーズ化もできそうな作品
白い名探偵 爆誕!
アンコール上映希望
突っ込みどころはあるけれど
加藤小夏さんが美人すぎる★
公開初日に行ってきました!
登壇してる加藤小夏さんがめちゃくちゃキレイで
ビックリしました!
登壇してる方々のトークも面白くて楽しかったです❤️
ちなみに、どの辺りにフラグ立ててるのかな?と
思いながら見てたのに、結局最後でやっと分かった感じでした笑
ミステリー初心者の私にはテンポ良く楽しめる映画でした^_^
ホワイトコーヒーwithホワイトロリータ
導入から複数の事件、そしてモナコの過去までを絡ませながらも、話はテンポよく展開してゆく。
小説の文章のような台詞は、まぁご愛嬌。
最初の事件のキャラが本題にムリヤリ絡んでくるのは予算の問題か。
正直、論理的に犯人を当てられる構造にはなってない。
そもそもモナコですら「証拠はない」と断言してるし、あれで逮捕できたかは甚だ疑問ではある。
それでも一応は破綻なくまとめてあり、十徳ガムなど伏線も効いていたのはよかった。
動機はまだしも、そのために無関係の人を2人も、しかも人目につきやすい場所で殺すのは無理があるけど。笑
しつこいくらい回想を挟んでくれるので理解はしやすいが、丁寧すぎる気もした。
モナコのミチルへの依頼内容が未回収なのは不満。
(人によっては大したことないのに、刺殺されてしまうようなものとは…?)
マスターの存在も活かされておらず勿体ない。
単体でも成立してはいるが、連ドラの方が映えそう。
本作でも加藤小夏のJKやスーツ姿が魅力的だったが、依頼によりまた様々な衣装が見られそうだし。
ただ肝要な事件と謎解きのレベルは上げてほしい。
また、演技はそこそこでも楽しく観られたが、優奈役クラスはご勘弁を。
演技、脚本、演出、BGM、何もかも安っぽいTVドラマ的ではありました。
しかし、連ドラの劇場版でもない単発作品でオーソドックスな探偵ものは珍しいので、応援はしたい。
ちなみに、大貫さんの救出は忘れてないですよね?
加藤小夏が観察眼鋭くツヨカワで魅力的だった
家族連れにもオススメ!
主人公の俳優が好きなら…
テンポが良い
楽しめました
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