オン・ザ・フロント・ライン 極限戦線のレビュー・感想・評価
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相互関係図がほしい
ドンバス地方での、親ロシアの分離独立主義グループとウクライナ国境警備隊との対立と戦闘を軸に、警備隊側の隊長のプライベートやボンボン隊員の成長ドラマ、2つの組織の諜報活動などをからめたストーリー。 正直、前半は組織の相互関係の把握がちゃんとできなかった。事前にWikipediaのドンバス戦争のページぐらいは見ておくべきだったかなと反省。 途中、隊長の家族の逃走劇のくだりで「?」というシーンがあって、これは映画の最後の最後で説明のシーンがはいっていたけど「そんなのありかよ?」とも思った。 現在進行系の物語だし、ウクライナの全面協力でつくられた映画だそうで、そのへんのバイアスのかかり具合は加味して観たほうがいいかな。
リアルタイムな「戦意高揚映画」というものを目撃せよ。
ウクライナ映画。ロシアがクリミア半島を占拠、そしてドンバスの国境警備隊にロシア分離派の軍が迫る。さらにロシア側に寝返るように脅迫ともいえるアプローチも。しかし、愛国者である司令官は、分離派と戦い、警備隊本部を守備することを決断する。 なんとも当事者の語る対ロシア戦争アクション映画。おバカな富豪の息子が改心して最後には英雄として讃えられる、その戦意高揚っぷりもしたたかだ。
ドンバス戦争
2014年5月、親ロシア派と対峙していくことになって行くウクライナ東部ルハンシクの国境警備隊の話。 何故かいつもスニーカーのポンコツボンボンマクシム中尉と、に指揮官のアブジェーエフ大佐をメインにみせていくけれど、大佐もなかなかポンコツだし…。 ノヴォロシア国旗を掲げる親ロシア派との駆け引きとか、襲撃から敗走の戦闘とか、上手くみせてくれたらとても面白くなりそうなのに結構あっさりだし、スカしたりカッコつけた様な描写が多くて締まらなかった。 なんなら最後の電話もいらなかった様なw
今なお戦う人達に
2014年、クリミア危機を経たルハンシクにて闘う国境警備隊の物語。 ドキュメンタリー調に始まり、実際の映像を用いながらこの戦争の始まりを見せていく。現実に起こったことだけに大きな緊張感。 そこから暫くは、司令官の家族物語や中尉の恋物語(?)、分離主義派の諜報活動等のドラマパートが続く。病院はマジで蛍光灯替えてください。 戦闘シーンはあんまり無しか?と思い始めた所で、これといった切り出しもなくあれよあれよと言う間に激しい戦闘に。住民を盾にするとか…。 前半のドラマパートがワタクシには複雑過ぎてついて行けなく、なんか色々謎だったのと、戦闘シーンは見応えはかなりあるものの、ツギハギでもうちょっと通しで尺をとって欲しかったかも。あとは、ロマンス的要素は必要だったかな…それより有力者っぽい父親との描写をもっと! それでも、映画的な脚色はあるだろうがこれはリアルな出来事ですからね。最初から最後までずっと手に汗握りっぱなしだったし、緊張感にあふれた作品だった。 そしてこのラストは…⁉ …うん、言われてみれば確かに色々と。。 これは絶対に再チェックしないと!!
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