風の奏の君へのレビュー・感想・評価
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美作民と林野高校同窓生にオススメの作品
この映画のことはまったく知りませんでした。偶然、近所の映画館での上映作品をネットで眺めていて、ふと生まれ育った「美作」の2文字が目にとまり、観てみようかな、と。
帰省するたび通る橋の上でのオープニング、鶴山公園(は津山だけど)、我が母校の体育館(笑)、個人的にとても思い入れのある家屋が映り込む駅のシーン…もう、なんというかジーンときました。
映画の1作品としては、いろいろと言いたくなることはそれなりにありました。でも故郷をこんなに美しく描いてもらえたなら、文句なしです。
美作にゆかりのある方と、林野高校の卒業生の方は観て損はないと思います。それ以外の方は、俳優さんかあさのあつこさんのファンならばあるいは、といったところでしょうか。
あくまでわたし個人的には、非常にすばらしい作品でした。とてもよかったです。
ピアニスト
岡山県美作市が舞台
橋の上から帽子が飛ぶ川に落ちる所から始まる
その後、主人公のピアニストが
公演で岡山県を訪れるも演奏中に倒れて…。
まぁ、松下奈緒は主人公にピッタリ
本人がピアニストですしね。
話自体は小説が元みたいですが、
美作市の美しい茶畑と
ピアノ演奏に心は和みますね。
特に岡山県出身者と松下奈緒ファンにはオススメ
監督の郷土愛溢れる映像美と松下奈緒の演奏シーンは素晴らしいが、ヒロインをなぜ元恋人が頑なに拒絶するのかに違和感を感じました。
●監督を囲むオフ会のご案内
6月23日(日)に有楽町のカラオケ店で、本作の大谷監督を囲むオフ会が予定されています。あと3名参加できますので希望者がいたらもコメントください。
●はじめに
監督・脚本は大谷健太郎、主演は松下奈緒。あさのあつこの小説『透き通った風が吹いて』が原案。これはあさのと同じく美作市で育った大谷監督から「美作市を舞台にしたあさのさんの小説を映画化したい」との申し出があったそうです。
当初乗り気ではなかったあさのでしたが、故郷の美しい自然に想いを馳せ、また郷土に止まることに苛立ちを感じていた10代の頃の気持ちから、今ならその焦燥や迷い、躊躇などを書くことができると思い直して、執筆。その想いは登場人物と風景描写に色濃く反映されています。
その後、大谷監督の「美作の小説と映画を全国に」という構想に美作市が協力した上で製作委員会が実現し、ピアニストと茶葉屋を営む兄弟を巡る物語という形で、2022年4月に海田地区や山外野地区を中心に撮影がスタートしたのです。
●ストーリー
岡山県・美作の緑豊かな山々のふもと。古き良き趣を残す町並みに温泉を携え、お茶処でもあるこの地で、浪人の渓哉(杉野遥亮)は無気力な日々を過ごしていた。一方、家業の茶葉屋「まなか屋」を継いだ兄の淳也(山村隆太)は、日本茶の魅力で町を盛り上げようと尽力していた。
かつて野球に捧げた情熱は燃え尽き、勉強にも身が入らずにいたある日、ピアニストの里香(松下奈緒)がコンサートツアーでやって来ることを知った渓哉。里香はかつて兄の淳也が東京での大学時代に交際していた元恋人だったのです。
コンサート会場の客席で渓哉が見守る中、舞台上で倒れてしまった里香。療養を兼ねてしばらく美作に滞在することになった里香を、渓哉は自宅の空き部屋に招待する。突然現れた昔の恋人を冷たく突き放す淳也に、「あなたには迷惑はかけない」と告げる里香。こうして少し風変わりな共同生活が始まりました。
清らかに流れる川を吹き抜ける風、燃えるような緑の美しい茶畑。自然の優しさに囲まれて曲作りに励む里香に、ほのかな恋心を募らせる渓哉。しかし里香にはどうしてもこの場所に来なければならない理由があったのです。
●感想
先ずは冒頭の里香が登場するシーンでは、たっぷりと美作地方の風景が美しく描かれて、大谷監督の郷土愛を強く感じさせてくれます。美作地方というと馴染がないかもしれません。ただ温泉好きな方なら、湯郷温泉や湯原温泉のある岡山県の山あいの地方だというといえばピンとくることでしょう。
橋の上で風を感じながら佇む里香の姿は大変魅力的で、偶然その場で出会わした、まだ高校生の時の渓哉が、一瞬で引かれてしまうのも頷ける描き方でした。
大谷監督のヒロインの描き方はどの作品でも一つのポイントになっています。ヒット作の映画『NANA』でふたりの「NANA」を演じた宮崎あおいと中島美嘉の存在感が素晴らしいし、太陽のように明るいキャラの宮崎あおいを楽しめる1本でした。最新作の金曜ナイトドラマ『JKと六法全書』でも主演の女子高校生弁護士を演じた幸澤沙良を愛嬌たっぷりに描いています。
さて、物語の核心は病を負った里香が、かつての恋人だった淳也の口癖のように語った故郷である美作で実家が営む茶畑が美しいという言葉が忘れられずに立ち寄り、弟の渓哉と出会った縁で、淳也と再開するばかりか、その家に住み込むことになることから始まるというものです。
しかし淳也は里香に対して異常につっけんどんで突き放していました。そんな里香を慕う渓哉は、なんとか二人の仲を取り持とうと、悪戦苦闘するというお話しです。
ここで違和感を感じるのは、なんで淳也は元恋人の里香を拒絶するのか、とても違和感がありました。東京にいた頃の淳也と里香の間で一体何が起きたのか、一切描かれないのです。あんなにけんもほろろに拒絶する関係になってしまうには、余程のことが起こったはずです。ラストシーンで淳也が、里香から逃げたのだと絶叫しても、その逃げた理由が不明では、感情移入のしようがありませんでした。
ヒロインの里香を演じた松下奈緒は、ミュージシャンでもある自身のキャリアを投じて劇中曲の作曲も手がけ、演奏シーンではもちろん吹き替えなしでピアノ演奏を披露しています。その楽曲はとても叙情に満ちて、作品のムードを盛り上げてくれます。またピアニストとしての松下奈緒の演奏も素晴らしかったです。
里香が兄の元恋人であると知りながら、惹かれていくのを止められない渓哉を演じた、大河ドラマ「どうする家康」への出演が記憶に新しい杉野遥亮。全体的に台詞が少なめな中で、ごく自然に純情な青年を好演していました。
行くかどうか迷った末に行きました
気になる作品ではあったのですが、上映館も少なく席もそんなに埋まってなさそうというのもあって、正直そんなに期待値は高くなくて…。
杉野遥亮くんを観に行ってみるかという感じでした。
映像は岡山の山々やお茶畑の緑がとても美しかったです。
終わりの方は少し涙する感じのお話もありましたが、何と言っても杉野遥亮くんの熱演に感動!
前から注目している俳優さんの一人ではありましたが、この作品でまた違う一面が見られたような気がしました。
松下奈緒さんのピアノも良いですね♫
いろいろ含めてトータルで☆4です!
ちばけんな
岡山美作の方言でふざけるなという言葉らしい
ことほどさように、同じ日本内でも言葉の意味が違い、ディスカバー・ジャパン(死語か…)映画の一つなんでしょう
この映画で、美作についてや、日本茶の作法・生産地毎の特色わを知られた
あらすじは少年が大人になる物語です
最初は事に動じないように見えた兄を、ラストではがっしり抱きとめるとは成長の物語としても好ましい
新しい文化に触れられるという点では高評価。
今年213本目(合計1,305本目/今月(2024年6月度)13本目)。
(前の作品 「ユニコーン・ウォーズ」→この作品「風の奏の君へ」→次の作品「」)
岡山県も山間にある美作をテーマにした、お茶のお話とそこに一時在住することになったピアニストのお話。ピアニストの方個人の秘密と過去の歴史、そして映画の舞台、美作で広がる人間関係が見所といったところです。
美作(みまさか)といえば難読地名でも知られますが、映画のように温泉街というほどではないにせよ立派な旅館があって…ということ、またお茶利きという文化があることもはじめて知りました。ローカル枠(ご当地枠)という関係から岡山方言も出ますが、重要な部分には誘導が入っているので安心といったところです。またCGなのかもしれませんが、夜間に見られるホタルは、あの山間ならではのものなんでしょうね。そういったところで天体観測をしたいものです。
一方気になった点として、上記のようにピアニストを扱う映画であるため、一部のシーンで楽譜が出るなどやや特殊な部分があり、そこの理解が少し問われる(実際には読めなくても何ら関係はないのだが、何かありそうに見えてしまう)ところが厳しいといったところです。
ただいずれにしましても、90分ほどでローカル枠という中々放送がされにくい映画を見ることができたこと、またその中に入っている映画の述べる「趣旨」も少なく混乱させる要素が少ないため、「観た後の感想」がしっかり来るなといったところです(短い作品の中には論点を入れすぎて何かわからず混乱する場合もあるので)。
採点に関しては、ちょっと手厳しいものの、以下は指摘しなければならないところです。
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(減点0.3/体育館を公立高校の学校長の許可のみで借りることができるか)
地方自治法の話になりますが、一時的な受付は学校長なり体育教師だとしても、最終的には「公立高校の場合」、通常は教育委員会等が最終的な決裁をすることになりますので(地方自治法の第244条の2)、映画の描写はややまずい(権限踰越の表見代理か、無権代理に見えてしまう)ところです(善意無過失であるなら理論上は問題はないものの、体育館というのは概して選挙などの開票作業所として指定されているので、校長だけで決められるものではなく、民法と行政法のクロス論点でトラブルを誘発してしまう。体育館がそういう施設であるが故に生じる問題)。
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美作と書いてみまさか?読めないだろ〰️
ダメ長男とKYでない次男と旧ダメ長男と付き合っていたピアニスト(女性)の話
一世を風靡した感の松下奈緒が主役 濃い顔立ちだが、めちゃべっぴん😆風呂シィーンいる?と思ったのは僕だけではないはず…妄想が膨らんで作品に集中できない… 音大出で、作曲もできる松下奈緒には適役 京都では有名なF.ジャパンが出ていたのにも驚き👀‼️内容は単純で、分かりやすい もし僕が弟だったらと思うと…
杉野遥亮の演技に圧倒される
さすがに高校生姿の杉野遥亮は無理があるんじゃないのか!?と思ったものの
浪人生であり、兄に対するコンプレックスがあったり、里香(松下奈緒)に恋心を抱く青年の役は
ハマっていると感じました。
特に後半、兄へ思いを激しくぶつけるシーンでの迫力は素晴らしかったです。
松下奈緒はピアノ演奏シーンを自ら演じていることから、必然のキャスティングだったのでしょう。
杉野遥亮演じる渓哉との共演シーンは、憧れられる存在として凜とした佇まいが印象的でした。
セリフの言い回しが等身大というか、本当にいそうな人になっていたので、そこも好感が持てました。
flumpoolの山村隆太は初演技だったのでしょうか?
なかなか堂に入った演技をしていて良かったです。
なによりエンディング曲をfeaturing松下奈緒で流れたときは、すごく本作にマッチしていると思いました。
なので、エンディングまでしっかり観てほしいですね。
岡山でのロケにより、非常に美しい景観が楽しめましたし、
映画世界に没入することができました。
お茶を軸にした話で、良質な小品といった感じですね。
壊れてしまったものを再生していく物語
都会との対比は時代の移り変わりとも重なり
今を生きる我々に悔いることないようにと
諭すような優しく切ない作品です
変わらないもの
変わっていくもの
美しい風景と音楽
すべてが優しい
お茶屋さんの再生物語じゃないです
2024年劇場鑑賞134本目。
老舗のお茶屋さんの若い兄弟のところにピアニストとして成功した、兄の昔の彼女がやってくるという話。相互作用で地方の伝統産業が盛り返していく話かと思ったらそうでもなかったぜ!
最後あっさりし過ぎでしたね。話が薄いのでこれ以上書くとネタバレになるのでやめときます。ご当地の方は観に行ったらいいんじゃないでしょうか。どこだったか忘れましたが。
悪くないけど、 あともう少しどうにかなるともっと良かった 松下さん...
悪くないけど、
あともう少しどうにかなるともっと良かった
松下さんは役に合ってた
それと、風景が綺麗だった
主演の松下奈緒は、この手のお話が似合うなあ・・と、・・・「砂時計」...
主演の松下奈緒は、この手のお話が似合うなあ・・と、・・・「砂時計」を彷彿させるものがありました。ベタなストーリーなのですが、美作の景色等の映像も素敵で、全体としては良かったです。ただ、淳也がなぜあんなに里香を拒むのかが伝わらず、最後もただ「自分はクズだ」とごねられても・・・といった感じで、感情移入できませんでした。また、主題がどこにあるのか分かり難かったのですが、映画を見た後、完成試写会のインタビューを見て納得。監督の大好きな松下さんはメインに据えたい、杉野くんには自分を投影したい、二刀流に挑戦の山村くんで話題も取りたい・・・、地元にも貢献したい、活かしたい・・・って欲張った結果なんだなと。
おばあちゃんの池上季実子さんは、圧巻、さすが。
茶香服を知れた
岡山県美作で家業の茶葉屋を継いだ兄・淳也と目標を見いだせない浪人生の弟・渓哉の兄弟。ある日、コンサートツアーで美作にやって来たピアニストの里香が演奏中にステージで倒れ、療養を兼ねてしばらく美作に滞在することになった。淳也は大学時代に東京で里香と付き合っていたが別れたこともあり、彼女に対して冷たい態度をとっていた。反対に渓哉は里香に恋心を募らせていった。美作の地域活性化のため茶香服(ちゃかぶき)を開催することになり、里香から優勝したら何でもしてあげる、と言われた渓哉は出場を決め・・・さてどうなる、という話。
利き酒じゃないけど、利き茶のような、茶香服(ちゃかぶき)という競技?娯楽?がある事を知った。
本作はこの茶かぶきと里香役のピアニスト女優・松下奈緒のピアノ演奏がハイライトなんだと思う。
それと、美作の緑の茶畑は美しかった。
渓哉役の杉野遥亮も良かったし、淳也役の山村隆太は演技はそこそこだったが、最後、松下奈緒とのコラボ曲は良かった。
お茶畑とピアノ、そして感涙
凄く凄く素敵なドラマでした。松下奈緒、杉野遥亮ファンなら見惚れます。私は魅入られてしまった。
岡山県かな、凄く凄く景色も良かったし、そして少し切ないラブストーリーが綺麗にマッチ。
こういう優しい人間ドラマで恋愛が混じる物語好きだなー。杉野君のちょっとうぶで初々しい好きっつ感情にキュンとした私でした。
もっと上映会場多いといいのに!
皆んなに勧めたいとても素敵な大好きな作品になりました。優しい作品を、素敵な作品を、純粋な愛を有難う。
帰りは主題歌いきづくを聴きながら、、、
帰宅の途に、、、涙
純粋なストーリーだけど・・・
最近には無い純粋なストーリーだと感じました。
実際にはピアニストが地方に篭りコンサートを開催する流れには無理があると思うし、学校の体育館でプロがピアノを演奏することは難しいと思います。
純愛物の映画を膨らませ過ぎた感を持ちました。
俺 松下奈緒 好みだし 緑🟢好きなので ひいき目の🌟満点 小作品叙情的
映画は娯楽
故に 俺が松下奈緒さん好み😍 ➕緑🟢が好き。 プラス 全国転勤が俺の場合北から南まで繰り返しだったから
地方の景色大好き
本作岡山の美作地方 とのこと 厳密には B'zの稲葉さんで有名な 津山市とは違う美作市の模様だけども
美作市 以外に津山市も協力の模様
ただ この監督及び 事実上の原作原案のお二人は 美作市出身で 高校も同じとのこと
ちなみに以上は ホームページ段階でわかります。親切なホームページ
🈶有料パンフは お茶の細かい知識 ロケ地 等オリジナル色あり ただ少しホームページ重複
美人薄命か❓ 風の吹く中来て 新たな風の中で若者が成長・・・
コレ一瞬 俳優シロウトの山村隆太さんが恋人長男役で大丈夫かぁ
一応実績のある 杉野遥亮【一発変換できるようにした方が良いよ事務所さん❗️】さんが まだ学生浪人
で大丈夫かぁ
逆でないかな と一瞬思ったが
実は弟の成長が 軸 みたいなので 違和感はなかった。
杉野さんは やはりプロだけある。
山村隆太さんは 今回が初挑戦らしいので 映画 杉野さんに助けられた形 いい組み合わせ
一瞬 テレビ版『砂の器・各局でたくさんある』を連想した。
小さな小さな 映画的 叙情的小作品。
俺の大好きな❤️正統派 松下奈緒さんが 得意のピアノも実演で 魅せます。甘酸っぱい感情
病気の部分は超非現実的だけど 最近んも昔もそんなのばっか だから許容範囲
一部 CGが浮き上がる仕上がり部分は 堪忍してくださいね
あっ❗️俺 松下さんには興味あるけど お茶🍵には興味なかった
まあ 胸の中の小さな小さな物語 風に吹かれて 本日時点で 上映館が少ないのは不満😑
イヤイヤ なんやら日記📓よりは 俺的には良いと思った。 変な設定カタルシス的に未知数は不安。
その点 本作は 少なくとも『変な設定』ではないので安心して見れました。松下さん マジ神がかり的な美人と俺は思う。
懐かしすぎる故郷の映画。
昨年、原作があさのあつこで、岡山県美作地区の映画が公開になると知ってビックリ!だって俺、美作市出身なんだもん。期待度マックスで着席。
松下奈緒演じるピアニストの青江里香が津山にコンサートにやってくる。そこで倒れて病院に居ると、2年前に知り合った杉野遥亮演じる真中渓哉がやってきた。里香は初めて名前を聞いて、知り合いの家族だと気付き、真中の自宅兼店舗を訪れる。えっ、そこ大原なの?そこで渓哉の兄、淳也から冷たくされる。ん?淳也の説明ではただの知り合いって言ってるけど、元カノじゃないかなとモヤモヤ。あきらかに里香の事を好きになった感じの渓哉。こりゃ、兄弟で三角関係の話かな?
ストーリー的にはちょっと緩めなんだけど、渓哉の優しさがとても良かった。
映画を観終わった後、美作茶の事を実家の母親に聞いてみたら、岡山では有名だってさ。全く知らんかった。
地元出身の自分には、いろんな事が懐かしくてかなり泣けた。1番ウルッたのは、里香が俺の母校、林野高校の体育館でライブをしたシーン。だって俺、高校生の時、ロックバンドのボーカルやってて、文化祭で体育館でライブやってたんだもん。懐かしすぎた〜!
あさのあつこさん原案にひかれて
違国日記、あんのこと、かくしごと、そして本作と楽しみな女優さんの封切が並んだ6月7日で、まず本作を選びました 子どもの心や思いを描くことに定評のあるあさのあつこさんの名前が「原案」として挙がっていることにひかれました 「透き通った風が吹いて」という岡山を舞台にした部活や初恋を描いた男子高校生の話がベースにあるようですが、映画ではもう大人になって大学生時代の恋に悩む東京に住むピアニストのヒロイン松下さんと、同じ大学で恋愛関係になるも実家の茶屋を継ぐという名目で田舎の岡山・美作に帰ってきた松下さんの元恋人、その弟との三角関係の話で、ヒロインが元恋人の住む美作に尋ねてきての話です 原案とされた小説も岡山を舞台としていますが、美作の景色の美しさ、人々の素朴さと恋愛に不器用な男性という設定以外は、新たな物語といえるでしょうか
キラキラするような年代ではなく、30代の元恋人同士、そしてその弟の3人で話は進みますが、終盤になって松下さんの演奏、また演奏中のアップの表情に観ていて緊張を感じます
学生時代の過去の思いは屈折しても、どこかに忘れ得ぬ思いが、美作という人々の温かさが
満ちている背景で描かれる、というところでしょうか
本作はイオンエンターテイメントが配給となっていて、地方に強いイオンシネマを中心とした劇場公開です 一年に数作、このイオン配給の作品が全国のイオンシネマを中心に公開されていますが、興行的にはそれほど期待されなくても、心地のいい作品が結構あります
(6月7日 イオンシネマりんくう泉南 にて鑑賞)
映画館で観たい映画
茶畑が美しく松下奈緒さんが演じる里香と杉野遥亮さんと山村隆太さんの二人の兄弟の話でもある。松下さんが作曲した曲を演奏するシーンは見ごたえ十分。エンディング曲はFlumpool山村さんと松下さんのデュエットで締めていて音楽的にも贅沢な作品だ
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