「幸せになるか不幸せになるかは自分次第なのです」映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 たつのこさんの映画レビュー(感想・評価)
幸せになるか不幸せになるかは自分次第なのです
誰だって人には言えないけど叶えたい願いはありますよね。ほんのささやかな願いから大きな願いまで様々。
もしも願いを叶えてくれるお菓子があったらそれは欲しいです。
でもそれはきっかけであって、大切なのはやはり自分自身でした。
簡単に願いを叶えてくれるお菓子などあるはずも無く、紅子さんはそれを承知の上でお菓子を売っていたのです。
本当に自分がそうなりたいと思ったらやっぱり自分で切り開かなければいけません。その力をみんな持っていますよ、と言う紅子さんの言葉が聞こえるようです。
小太郎先生の妹まどかのきれいな心が欲しいと言う願いには恐れ入りました。てっきり友達の百合子を妬んで絵が上手くなりたいと言うのかと思っていた僕の浅はかさを大いに反省です。
このきれいな心にはさすがにたたりめ堂の悪意のお菓子も敵いませんね。人の持つ優しさを最大の武器にした素晴らしい結末でした。
よどみの萌音ちゃんの悪役っぷり大変良かったです。伊原六花ちゃんの自分を見失いおかしくなって行く様も上手でした。天海祐希さんはキャラ的に特殊メイクも仕方ないかもだけど、そのままの綺麗な姿の紅子さんも見たかったかな。
自分の力の大事さを知った子供たちと、やはり自分を取り戻した陽子さんと小太郎先生の姿を見て、とても大切な事を改めて教えて貰えたのでした。
いい映画を見ました
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