映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂のレビュー・感想・評価
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甦れ!私の中の願望!!若者よ、黒猫に要注意よ🐈⬛
全世界累計発行部数 1100万部を突破した、廣嶋玲子原作による人気児童小説「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズが天海祐希さん主演で遂に実写映画化されました。すでに2020年にアニメ映画化、テレビアニメ化もされており、全世界で幅広いファンを獲得しています。
主演を演じた天海祐希さんが、はじめは「なぜワタシが?」と戸惑われていたという、ふしぎ駄菓子屋銭天堂の店主 紅子さん。毎回3時間近くかけて特殊メイクをして臨んだといわれています。メイクは指先までしっかり施されており、違和感なく見事でした。紅子さんの適役ほかにいるかなぁ?と考えてみたのですが、やはり正解は天海祐希さんで良かったと思います。言葉は少なくても揺るぎない存在感は彼女ならでは。自身初の悪役という、上白石萌音さんのよどみ役も楽しそうで新鮮でした。伊原六花さんの活躍は目覚ましいですね、なにわの大橋くんもフレッシュな先生役がピッタリでした。内容は想像した通りで、想像を超える何かはありませんでしたが、水戸黄門の印籠を出されたような安心感はありました。
年末年始にお子さまと一緒に家族でご覧になるのにピッタリの映画です。大人ひとりで鑑賞するには、少々物足りない感じはありんした🙄
オバ目線で観ちゃうと、むしろよどみなく物欲やないものねだりの願望にまみれていた若い頃が恋しいと思ってしまうのよ。何か欲しがるのもパワーがいるからね。
中高年は省エネで生きてますから🤫
身の丈以上のものは欲しがりません
強いて欲するなら「健康」かな。
いろいろ「無」ですわ…🙄
強欲に満ちたパワー漲る若者よ!
街中で、黒猫見かけたら要注意よ🐈⬛
その幸運、活かすも殺すも
貴方次第でござんすよん🙄
招き猫ちゃんたちが
めたかわいい♡
銭天堂はアニメの方で数話と
ステージを観たことあるけれど
招き猫やお菓子作りの設定は知らなかった笑
天海祐希さんの存在感が半端ない。
紅子さんだ〜って違和感なく入ってきたし
上白石萌音さんの怪しい演技も良かった。
ストーリーは子供も見やすく理解しやすい!
たたりめ堂のお菓子が出てきた時
食べちゃダメだよ!って声に出して
伊原六花さんを止めてたよ。笑
共感性も高くて良い作品だと思う^^
原作は児童小説ということだが、大人が観ても十分に楽しめると思う。 ...
いらっしゃいませ。ここはふしぎな駄菓子屋、銭天堂。幸になるか不幸になるかはお客様の心次第でござんす
通り過ぎてしまいそうな裏路地の先に、ひっそりとある駄菓子屋。
そこにはある噂が…。
店のお菓子を食べると呪われ…。
…え? 違う?
中田秀夫監督だけど、ホラー要素は一切ナシ。
アニメ化もされているベストセラー児童書を実写映画化した良質ファンタジー。
いや本当に。中田さん、Jホラーの名手なんて言われながら近年の駄作ホラー群なんかよりずっと良かったぞ。
その駄菓子屋に行けるのは謎めいた店主・紅子曰く、“幸運のお客様”だけ。
お客様がそれぞれ持つ望みや願い。
テストでいい点取りたい。
クラスの人気者になりたい。
モテモテになりたい。
センスを良くしたい。
画が上手くなりたい。etc
お客様にぴったりのお菓子を紅子が選んでくれる。
代金はワンコイン。お客様がお持ちの○○年の○○円で。
そう。そこは、願いを叶えてくれるふしぎな駄菓子屋“銭天堂”。
ちょい訂正。またまた紅子曰く、幸運になるか不幸になるかはお客様次第。
銭天堂のお菓子を食べて幸運になったお客様はたくさん。
その一方、不幸になったお客様も。
ふしぎなお菓子を貰ってそれだけで喜んじゃダメ。しっかり説明を読み、用途を間違えない事。でないと…
特に、別店から勧誘されちゃ絶対ダメ!
銭天堂のライバル店“たたりめ堂”。
聞くからに怪しい店名、見るからに怪しい店主・よどみ。
ここでもお菓子を提供してくれる。しかも代金は後払い。
でも、そのお菓子というのが…。これまた怪しそう。
が、銭天堂のお菓子で失敗したお客様は藁にもすがる。
たたりめ堂のお菓子を食べて、今度こそ…。
否。さらに不幸に…。
よどみがお代を頂戴しに来る。お代は、客の悪意。妬み、苦しみ、嫌悪…。
銭天堂が幸にも不幸にもなるなら、たたりめ堂は絶望させて悪意を摂取。
軽い気持ちで食べちゃダメ。気を付けないと。
それでもふしぎなお菓子を食べたいお客様は後を絶たず。
学校でも噂で持ちきり。銭天堂は本当にある。銭天堂のお菓子を食べてラッキーになった。etc
新米教師・等々力のクラスでも。
眉唾と思っていたが、生徒たちだけじゃなく、密かに想いを寄せている大学の後輩でファッション雑誌勤めの陽子や美大を目指す妹・まどかにも銭天堂のお菓子と、たたりめ堂のお菓子…。
等々力の身近でも、ふしぎな駄菓子屋の幸か不幸が…。
昔馴染みの駄菓子屋を題材にした日本ならではのファンタジー世界観が愉しい。
おかしなお菓子がいっぱい。ネーミングセンスもナイス。ドラえもんの道具みたい。
まさしくそうなのだ。ドラえもんの道具も最初は便利だが、調子に乗ると…。
そこに付け入るよどみのお菓子。ちょいダークな感じは『笑ゥせぇるすまん』っぽい。もっとアダルト&ホラーにすれば昔少年ジャンプで連載されていた『アウターゾーン』か。(ふとそんな事を思い、見ながらミザリィ誰が演じられるだろう?…なんて思ったり)
願いが叶えられたお客様のコインは金色の招き猫に。キュート! お菓子作りにせっせせっせ。幸運は幸運へ。
願いを叶えられなかったお客様のコインは“不幸虫”に。よどみがそれを捕まえ、不幸の味たっぷりのお菓子に。不幸は不幸へ。
人の数だけ願望がある。それはこの世から人が居なくなるまで尽きる事はないだろう。
願望や欲は決して悪い事ではない。幸に転じるか不幸に転じるかは人それぞれ次第。
別に紅子は人を試している訳ではない。きっかけを与えるだけ。
劇中でも結果は各々だが、特筆だったのは等々力の妹・まどか。
友人より画が上手かったが、いつしか友人の方が画が上手くなり、小馬鹿にしてくる友人を妬むように。
そんなまどかが望んだお菓子(願い)は…
これこそ本当に幸になるか不幸になるかの決断。
幸になるかは人の心。綺麗な心。
しっかり教訓が込められている。
美人さんの天海祐希が特殊メイクを施して、ふくよか体型の年齢不詳の店主に。
それもユニークだが、今回の一番の儲け役はよどみに扮した上白石萌音。ピュアな役が多い彼女の珍しい悪役もまた乙!
しゃがれ声の大橋和也やちとオーバー演技の伊原六花は気になったが、子供たちはナチュラル。舞台は現代なのに、雄太役がメチャ昭和少年風でウケた。
原作はまだまだキャラやエピソードを取り揃えてあるとか。
こりゃあもう!
次の開店を楽しみにしているでござんすよ。
子供の頃に教えられ、時が経ち、大人になってからの処生訓
やはりこういったファンタジーが好きだと再確認しました。
幼少期から「妖怪大戦争」「ゴーストブック おばけずかん」、洋画なら「キャスパー」「ザスーラ」のような作品が好きなので、この銭天堂もワクワクする好みの作品でした。
子供から大人まで、いくつになっても学びがある作品が好きなのかもしれません。
イソップ物語やグリム童話の最後のページに載っていた文を皆さんは覚えていますか?
こうしたらこうなるんだよ、という処生訓を幼いながらに心得るんですよね。
銭天堂にも、その処生訓があると思います。
美味しい話には裏がある。
この作品からすれば「美味しすぎる話」には、ですね。
誤った選択をすれば後悔が待ち受けている。
良い方向に転ぶか、悪い方向に転ぶかは、結局自分次第。
人間誰もが綺麗な心でい続けられるわけじゃないけれど、人を大切に想う気持ちや、楽な道ばかりではなく努力する精神は持ち続けていたいものです。
キャスト面では、よどみ役の上白石萌音さんが圧巻。
普段の役柄とは打って変わってダークなキャラクターがとてもお似合いで、よどみのような役をまた演じてほしいなと思いました。
みんな悪い人ではない
お話としては良いと思う。
天海祐希さんが好きで見ました。
上白石萌音さんは別人過ぎて良い意味で驚いた!
天海さんと上白石さんは素晴らしい演技力で、漫画のキャラなのにハマり役で良かったです。
ストーリーは人間の欲望が分かりやすく描かれていて面白いのかもだけど、自身にはここまで欲望が無く冷めてるから入り込めなかった^^;
なんでここまで?となってしまった。
あと、2番手のお2人はなんで起用されたのか不思議なくらい演技が微妙だった。
特に大橋さんは声が聞き取りにくくて、わざとらしい演技にびっくりした。
2人とも事務所パワーなのだろうなぁ。
子役の男の子とシソンヌ二郎さんが上手だったから、余計に目立っていた。
大人にも子供にも観てほしい
児童書が原作ですが、大人にも教訓を与えてくれる作品です。大橋和也くんが好きなので、銭天堂好きの子供と観に行きました!いろんな面白い駄菓子が出てきて子供も大人もワクワクします。セットもすごく凝っていて、楽しめる映画です!
懐かしさとワクワクが止まらない作品
ふしぎな駄菓子を必要としている人の人間ドラマも面白かった。
堂々ドーナツの伏線もすごくよかった。
人生に近道は無いけど生き方は自分で選べる、それがしんどいんだけど映画を見て頑張ろうと思いました。
映画自体もすごく人生に刺さることばかりでしたが、主題歌も「努力を惜しみ♪無いものねだり♪大切なもの見失う〜♪」っていう後回し癖のある私に刺さりまくりでした。本当にいい作品でしたよ。
大人でも楽しめました
大橋和也さんが出演してるためアニメの原作等の予備知識なしで4回観ました。
ちょいちょい出てくる恋愛シーンはいるのか?とは思いましたがアニメの原作がある作品でしたが大人でも考えさせられるシーンもあり飽きずに観ることが出来ました。
上白石萌音さんの演技がとても上手でところどころ子供は怖く感じないのかな?と思うシーンもありましたがそれほど力を入れられているということでは無いでしょうか。
子ども向けだろうとは思っていたけれど
あまり面白いとは思えなかったです。
多分、子ども向けだろうとは思っていたけれど、かなりそのまんま子ども向けでしたね。
でも、これでは子どもが喜ぶがどうかも疑問に思いました。
シソンヌのジローさんも出演。
ちょっともったいない役でしたね。
こうあるべきだと決して押し付けがましくないところがよかったです。あくまで丁寧に観客に共感して貰うことと楽しんで貰うことに徹している演出が効いていました。ホラー要素も本格的。
廣嶋玲子原作による人気児童小説「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズを天海祐希の主演で実写映画化。
●ストーリー
大学を卒業し自身の母校である小学校へ着任した新米教師の等々力小太郎(大橋和也)。父が亡くなったことで今まで住んでいた一軒家を手放し、母と妹と共に幼い頃に暮らしていた街へと戻ってきたのです。
担当したホームの小学校の子どもたちから、小太郎は不思議な駄菓子屋「銭天堂」の噂を聞きます。そこには店主・紅子(天海祐希)がいて、その店まで辿り着けるのは選ばれた幸運な人物のみ。招かれた客の願いにぴったりの駄菓子を選んでくれるというのです。但し駄菓子を食べれば願いがかなうにはかなうけれども、食べ方や使い方を間違えると大変なことになるのだそうなのです。どうやら本来の望みを叶えるお菓子を食べて、そこで得られた環境を生かしていくかは自分次第のようなのです。やがて、銭天堂の駄菓子を買ったと思われる人たちの様子がおかしくなり、小太郎が密かに思いを寄せる雑誌編集者・相田陽子(伊原六花)も「もっと認められたい!」という気持ちが止められなくなり暴走してしまいます。
そんな中、小太郎はもう一軒の駄菓子屋「たたりめ堂」の存在に気づく。その店には不気味な笑いで、人々の悪意を集めるよどみ(上白石萌音)がいました。よどみは人々の悪意を集めて作った駄菓子を売っていたのです。
小太郎は大切な人たちを守り、よどみを食い止めるため、立ちあがります。そんな小太郎の前に現れた紅子。一緒によどみを追うことになります。
●解説
一見すると子供向けの陳腐なストーリーに見えがちですが、なかなか人生における成功について、的を得た世界観が描かれており、大人が見ても感情移入してしまうのです。
願い事がかなうという駄菓子は、一種のメタフアーでしょう。駄菓子を食べれば願いがかなうにはかなうけれども、食べ方や使い方を間違えると大変なことになるという設定の中に、成功してもそれで慢心すると、それが元で失敗を繰り替えすることになるという人生のペーソスが描かれているのです。
その代表が、小太郎が密かに思いを寄せる陽子でしょう。彼女は、念願叶って雑誌社に編集として就職したのはいいものの、希望とは違うファッション雑誌『エレガンス』に配属されてしまいます。しかしファッションセンスがまるでなくて、自身の衣装について編集長の浅井真美子(山本未來)から厳しく咎められた彼女は、案内役である黒猫・墨丸(声・片山福十郎)に導かれるまま、銭天堂へ。紅子から『おしゃれサブレ』を買う事ができて、食べてみると、オシャレな服だけ、キラキラ光って見えるのです。
その結果社内でもSNSでも注目を集めるようになりますが、次々と新しいものへと手を出していくうちに、出費も重なっていき首が回らなくなっていきます。
どうにもならなくなって陽子は、自暴自棄になりそうになるのです。そこに目をつけたのが、よどみです。陽子を「たたりめ堂」に招き、言葉巧みに『強欲あんこ』を売りつけます。それを食べた陽子は、高価な服や宝石が簡単に手に入りるようになるのです。
ところが、その強欲を抑える事ができず、やがて犯罪もいとわなくなってしまうのです。
このように陽子の成功したがゆえの、転落が描かれます。紅子がもう少し融通がきく駄菓子を販売してくれても良かったのではという疑問を持ちがちですが、『おしゃれサブレ』が悪いのでなく、あくまで陽子の選択の問題だったのです。働いて貯金が貯まるまで待つ方法もありました。それを待ちきれず、すぐに結果を求めてしまったのが、陽子の本当の失敗の原因だったのです。
本作では、このように選択の自己責任と自助努力が描かれます。これは御利益宗教や拝み屋など願い事の実現だけを取り上げることの問題点が浮き彫りにされているのです。
成功を焦る余り、失敗してしまうことは、誰にでも起こり得ることです。本作で描かれる展開には、思わず多くの観客が共感してしまうのは、陽子をはじめターゲットの心的描写が丁寧に描かれるため、苦痛や悲嘆が伝わりやすいところにあると思います。
その後の展開では、小太郎の妹まどか(平澤宏々路)の親友の百合子(伊礼姫奈)との間に芽生えてしまったエゴやネガティブな感情をすべて消し去って欲しいという願いや、小太郎自身の子供の頃の銭天堂との意外な関わり合いについて描かれていき、もう感動与えてくれる展開が続きます。見ている観客の心も浄化されること請けあいです(^^)。
●キャスト、監督について
全体的に勧善懲悪のストーリーですが、こうあるべきだと決して押し付けがましくないところがよかったです。あくまで丁寧に観客に共感して貰うことと楽しんで貰うことに徹している演出が効いていました。
誰が演出しているのか、エンドロールで納得。監督は「リング」や「らせん」でお馴染み、中田秀夫監督。どうりでよどみが、小太郎たちを引き込む異界のおどろおどろしい描写などホラー要素が本格的なのは監督ならではです。
ところで本作は、キャストとキャラクター設定が凄くユニークです。紅子役の天海祐希なんて、当初誰が演じているかわかりませんでした。特殊メイクで豊満なおばあさんに変身していたので、天海が演じているなんて想像つきませんでした。
また、よどみ役の上白石萌音も、誰が演じているか、わかりませんでした。妖しさ満点の演技で、バッと見では可愛い萌音ちゃんとは、誰も気づけないでしょう。
さらに陽子を演じた伊原六花の演技力も素晴らしいと思いました。とにかく平常時のダサい田舎娘から、派手派手に着飾った強欲女への変身ぶりが凄かったのです。
そして最後にとにかく純粋で正義感が強くて、熱血教師を演じた小太郎役の大橋和也がピッタリでした。
●最後にひと言~金色の招き猫
本作シリーズで人気が高いのは、金色の招き猫ちゃんたちです。
店の地下で銭天堂の商品を作りながら働く招き猫。銭天堂の商品が客に幸せをもたらすと、小瓶に入った小銭(商品の代金)がこの招き猫になるのです。個体名は全て紅子が考えており、主にその招き猫の担当している仕事や、誕生するきっかけとなった商品の名前が由来となっています。普段は普通の猫と同じ位の大ですが、体の大きさを自由に変えられます。墨丸と同じく普段は「ニャー」としか話さないが、普通に喋ることも可能です。 原作シリーズでは、個体名が判明している者だけで、実際には100匹を超える招き猫が存在しているそうです。
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