スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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演劇的誇張はあれどスオミはリアルで旦那たちも愛しい
スオミに憧れられる人か理解できる部分がある人は鑑賞の面白みがある映画。私は共感部分があり現代の窮屈さが解かれる面白さがある良作と感じました。
三谷幸喜らしい演劇的誇張はあれど、スオミに関しては相手の求めるものに演じわけられるが、その演技に疲れちゃって関係が長く持たず次の舞台に行っちゃうところが、一貫した彼女らしさとして魅力的に描かれており、そんなスオミの近くにいつもいる宮澤エマは私たち観客と同じファンで、目が離せず魅了されちゃった人なんだろうなと物語構造やキャラ造形も面白かった。
自分で自分を探しキャラや役割を確立することのスピードが求められる現代において、キャラを相対的に創作し軽やかに乗り換えて行くスオミには憧れるところもあり、開放感があります。
旦那たちが愛せるキャラクターだったのに対し、実母や義理子供が全然愛せないキャラクターだったのも対比的でよかった。
わたしの三谷幸喜作品の楽しみ方をご紹介します。
本作品、映画配給会社最大手の東宝さんの配給映画です。大きなシネコンの大きなスクリーンで、少々大袈裟なくらいの宣伝でもって世に送り出されております。
それを、踏まえて、
この映画を2倍楽しむための私なりのポイントをご紹介します。
1.あらかじめの期待値をかなり下げておくこと
2.三谷監督は舞台出身の監督さんであることを理解すること
3.自分なりの楽しみポイントを持って映画に臨むこと
三谷監督、とても精力的に番宣頑張っておられますね。最近テレビをつけたら見ない日はありません。東宝配給映画でいつも思うのは、少々宣伝やりすぎでは?と思うのは私だけでしょうか…。でも、こういう時にテレビで見る三谷監督、実は私の大好物です。映画の内容より番宣の三谷監督をずっと見ていたいので私的には過剰宣伝はいいのですが、映画的にはハードルが上がりますよね。期待値ハンパなくなって心配になります…😅
三谷監督は、ご存知劇団東京サンシャインボーイズの主宰者です。舞台出身の脚本家、監督さんです。舞台好きな方には朗報の30年ぶりの復活が2025年に待っていますね!楽しみです♪なので、映画のつくりが他の映画監督さんとは少々違います。基本カメラは長回しです。そこを踏まえて楽しんでいただきたいです。
私がこの映画をみて一番面白かったのは、エンドロールのスタッフロールで、三谷監督がご自分の名前を数あるスタッフに紛れて右隅にしれっと載せていたことです。
脚本、監督:三谷幸喜
真ん中にデーんと、ながして、止め
ではないので、どうぞ見逃さないように注意して観て下さい😂
ホントに三谷監督は、
お茶目ですよね。
そしてこの映画は、
長澤まさみさんの、
長澤まさみによる、
長澤まさみさんのための映画です。
あらかじめ言っちゃいます。
ストーリーに深みはありません!
でも、ラストに必ず納得します。
長澤まさみって
素敵な女優さんだなぁ〜って
思います。
◾️本作品を特におススメする人は、
1.長澤まさみさんラブ🩷な人
2.三谷幸喜さんや舞台が好きな人
3.映画をニッチな見方で楽しめる人
どうかあなたのご鑑賞時間が、
素晴らしいひとときになりますように♪
捻りが ねぇなぁ
三谷幸喜さん作品とは
ちょっと思いづらい作品でしたねー
それで終わるんや??感は 否めなかったです
長澤まさみ7変化を楽しむ映画とスパッとわりきれば
面白いと思えます
ただセスナ機から1人が落下して
戻って来るのは
いやいやいや それは無い
流石に無いからと 心で突っ込んでました
なんと言うか
終始舞台、演劇の延長線
長丁場コントみたいなノリでしたねー
無難
好きか嫌いかでいえば、とても好きな作品だった。
封切りから約一ヶ月しか経っていないのに、上映時間がかなり少なくなっているのがよくわからないくらい、面白かった。
長澤まさみさんはもちろん、登場人物それぞれを丁寧に描いていて、演者の魅力全開。
“当て書きの名人”とでもいうべき、至高の技を観たと思う。
魅力溢れる登場人物を観ていて、気分はいい。
ただ......当たり障りのない展開な気がして、個人的にはそこが物足りなかった。
『ギャラクシー街道』で国内の評価がとんでもないくらい散々だった事もあってか、かなり守りに入っている印象がある。
小ネタやボケはわかりやすくして、俳優の魅力をフルに発揮させる台本と演出。
ミステリー要素はあるけど、そこまで凝ったものではなく、コメディと思って観る作品。
ストーリーも良かったけど、この作品はこの演出をメインに、こういった具合に観た方がいいのかもしれない。
あと、ラストの“ヘルシンキ”、アレも素晴らしいと思った。
三谷節炸裂!けど、おふざけが過ぎる⁈
[めちゃくちゃ酷評されてる]
という事前情報の上で観て、
そんなにヒドイか?
ストーリーとしてはよく出来てる。
けっこう面白い、と思った
ただ演出的に
「なにこれ⁉」って思う人、
けっこういるだろうなとは思う。
偽装誘拐だったわけだけど
なんでそんなことしたのか、
今までの旦那たちの
それぞれ印象が違ってことと
ちゃんと繋がって、納得がいく。
ただ、気になるポイントが
スゴイたくさんある。
一番は電話。
電話を受けてしゃべる。
が、相手の声は聞こえない。
まあ、リアルに考えれば
受けた本人しか聞こえないのは当たり前。
でも映画なら
相手の声を視聴者に聞かせる
という演出が多い。
なので最初、受けた本人が犯人と
話してるふりしてるだけかと思った。
で、直後に
逆探知装置がただの録音機だった
と言うので、
その録音音声を聞かせるか
と思いきや、聞かせない。
(ホントに録音機?って疑いも)
で、メモを取って、
最後で「金額しか書かなかった」
と言って追及。録音は??
セスナから落ちて
飛んで戻ってくるシーン。
なんなの?
まったくの無意味。
一番無くていい。
コレでおふざけ映画なんだと思った。
最後の歌とダンスも
必要ない!
歌ってる内容が[ヘルシンキ]
っていうのが一番の理由。
もっとこの映画のストーリーを
総括するみたいなことなら
まだ良かった。
歌詞なしで無言で踊るだけなら、
流行った[恋ダンス]みたいに
出演者がエンディングで踊るのは
よくあるので、それはそれでアリ。
結局、ストーリーは面白いんだけど
変なこと
(多分、三谷さんがやりたかったこと)
をやりまくったせいで
酷評になっちゃったんだろうな。
もったいない。
誰か別の監督
同じ脚本で撮らないかなぁ。
何を見せられたんだろう…
最後のレビューショー、この後に何かあるだろうと思って観てたけど、いくら観ても何も起こらず、そのまま終わった…。
え⁉︎⁉︎ってなったままエンドロールへ。
カメラワークも全部舞台。
おじさんたちのやりとりも舞台演出。
長澤さんはとってもかわいかったけど、キャストだけでなくもはや観てるお客さんまで、とにかく関わる全員をかわいさで振り回すだけの映画。
予備知識を入れずに行った自分がバカだったなって感じでおしまいかな。
途中おもしろい場面がいっぱいあって、その都度笑っちゃったからそれはそれでいいか。
長澤さんのファンならとっても満足できる映画なのかも。
三谷さんもスオミの何番目かの夫だったのかな、と思うぐらい、きっと長澤まさみさんが好きなんだろうなと思っちゃった。
残念
前半は俳優陣がうるさくは吠え、途中から粗方展開は予想でき、そこに対してのどんでん返しもなく、長回しワンシーンみたいな工夫もなく、最期はどうまとめようか迷ったので取り敢えず歌わせた。
みたいな展開でとても残念でした。。。
舞台ぽい&最後もうひと捻り欲しいところ
5人の夫(元夫)と誘拐された妻の話。
5人が話す妻スオミはみんな印象がバラバラ。警察には知らせないように、という中で5人の夫がどんどん登場していく。
クスっと笑うところもあり、七変化するスオミの姿にはコンフィデンシャルJPを彷彿とさせる。中国語しか話さない役を演じ切る妻、なんでも夫任せで小さい声の妻、やり手実業家もどきと同じように事業を手掛けようとする妻。それが結集したのが最後の対峙の場面。
あれは演技しながらどの妻の状態なのかを切り替えるのが大変だったのではないだろうか。
途中でちょっと間違って対応してもらうともっと笑えたかも。
エンディングもちゃんとついているのが舞台ぽい。
途中でちょっと立ち位置間違ってて並びがチグハグな場面もあったが、まぁいっか。
舞台だとこれがもっと楽しそう。
宮澤エマがいい味出していた。
男たちのドタバタ劇
オープニングシーンからドタバタのシチュエーションコメディ。そんな雰囲気を醸し出す予告。その印象のままの物語。
なぜ三谷監督の予告は最高傑作と言い続けるのだろうか?
これ自体がコメディなのかも。
またいろいろなスオミを長澤まさみさんに演じさせたいと思って作った作品でした。
舞台でやるために書かれた本の様に思えた。
それもスミオが登場しない舞台。
ヘルシンキでまとめましたね…
長澤まさみさんによる、長澤まさみさんのための映画。
スオミって一体どんな女なの?
スオミの正体とは?
って思いすぎていると拍子抜けすると思います。
前半の夫たちのドタバタは三谷監督の真骨頂。嫌なやつがいたり、いい人いたり、落ち着きないやつがいたり。
こんなこと言うと失礼だけども、私、三谷さんの映画見てるとなぜか少し眠くなる瞬間があって。今回も解決にむかう場面でちょっと…。すこーし間延びする瞬間があるんですよね。それまでのジェットコースターが停止する場面が。
そして最後のヘルシンキの歌&ダンス。
こんな締めくくりができるのは三谷さんしかいない!それは確か!
西島さん大好きなので星3つ
プラス1つで4つです😊
しかし毒親育ちでアダルトチルドレン気味っていう主人公、最近多いです…
スオミの話をしようの話をしよう
はい。よく私のやんちゃレビューを覗きに来て頂きました。ありがとうございます。
さてこの映画ですが酷評が目立ちますね。めっちゃオーバーキル!いやいやもっと、おもんない映画って世の中に沢山有ります。
まずは良い点からね。やっぱり長澤まさみですよね。
わたしも、まさみ族の端くれです。まさみ族のラスボスですからね。
なんだよ!まさみ族って‼️
最近だと、ダー子とかのコメディエンヌとかね。シンウルトラマンでは、でっかくなっちゃった!
誰ですか?あの時下に行きたいって思った人は。そういう方踏んづけられて下さい。
東宝芸能のレインメーカーです。終盤の元旦那、5人とのシーンは笑いましたよ。顔芸も凄い。
さてと…何故評判が悪いのか?
どうも会話劇でコメディ映画らしいんですが…
おっさん5人の会話がすべってるんですよ。
TVショーでの川島さんノブさん上田さんバカリさん後藤さん淳さん伊達さん田中さんetc…
つくづくツッコミ芸人の方々は偉大だと思いました。誰かがすべっても、秒で笑いに変換出来る。いや逆に一回わざとすべらしているんじゃねえの。
この映画はすべって、そのまんま東なの。客がツッコミ入れるの?いちいち。まじうぜぇ。
すべり芸が許されているのは、デーブ スペクターと羽生結弦だけ!
羽生結弦は芸じゃねえ‼️
失礼しました。ツッコミ役を入れて欲しいの。出来ればギャル系、みりちゃむとかゆきぼよとかゆうちゃみとかね。
ぼそっと「じじい!まじせこい」「豚脂!きもいんだよ」
ほら。なんか面白くなりそうでしょ?娘役でね。
あとね、スオミの性格がわからない。全部わからない。まあ箇条書きにします。
何故、女子高生が、中年のジジイと結婚まで行くの?
何故、中国人のふりしてたの?
何故、それで結婚した時気が付かないの?戸籍は?
何故、タクシー運転手やってんの?
何故、宮沢エマがいつもいる?関係は?
何故、せこい詩人のジジイと結婚した?
何故?何故?何故?
答えは風の中にあるのか?
ねえよ‼️
なんかね…
激しい 何故が今 心にまう 🎵
一応追いつこうとしたんですよ。なんかの伏線かもしんないしね。しかしドンドン離されて行くんですね。背中が小さくなって行くんですね。
そして周回遅れに追い込まれるんですよ。これがまた。想像しましたよ。スオミは多重人格とか宇宙人とか未来人とかね。もしかして実在しなくてユニコーンとかね。
しかし答えは風に吹かれていた。答えはない。周回遅れどころか宇宙の果てまで離れてしまった。
星空の下のディスタンス 🎵
ふう〜 決まった!ドヤ!
めっちゃすべってるじゃん‼️
ごめんなさいね。3億円が必要な理由も唐突すぎませんか?急にヘルシンキって歌って踊ってもねえ。多分ボーナストラックなんだが…
こっちの心がヘルシンキ!
また、すべってるわ‼️
アホネン‼️
三谷さん!大好きなんですよ。まじで!あえて言うけど、三谷さん、裸ですよ!謙虚さが足りません。きつい事言うけど、映画はおもろいか、おもんないの二択。
第三者の視点から観てこの映画どうですか?
あなたの映画もドラマも本も全部好きなんですよ。十二人の怒れる男も好きなんですよ。趣味がめっちゃ近いんですよ。好きだった…過去形にしたくないんです。
ウルトラベタなのは承知。良薬は口に苦し。
素人が上からまさみでごめんなさい。すべりすぎでごめんなさい。最後に三谷にエールを送る。
頑張れ頑張れ三谷!MVP❗️MVP❗️
三谷!さいこっちょう‼️
すべったあとに跳べ跳べ!アホネンのように❗️
お付き合い頂きありがとうございました。
ヘールーシンキ ヘルシンキ!
酷評の嵐!とは私は思いませんでしたが、絶賛最高傑作!とも思えませんでした。
皆さんのレビューにあると通り長澤まさみさんのための映画に男たちが振り回されている感じで『ギャラクシー街道』観た時の感覚に近いかも?
小ネタが満載でうまく回せばもっと面白くなりそうなんだけどなぁ、舞台だったらもっとよかったのかも、っていうのが率直な感想でしょうか?
主役の長澤まさみさんの魅力は満載だし、脇のおじさん&イケメンたちも(戸塚さん含め)いい味出してたんですが、係長の立ち位置は少し無理やり感がありました。
最後のミュージカル?はダー子のエンディング寸劇を彷彿とさせました。さすがフジテレビムービーかな?まあ良くも悪くも番宣が逆効果の典型のような。まあ気楽に観ながすのがいいんでしょうね。
追伸
名古屋には昔『スオミの湯』って言うのがあったこと、懐かしく思い出しました。今でいう『スーパー銭湯』のはしりだったと記憶していますが名古屋の有名な歓楽街にあったので怪しいものと誤解されてた気もします。知ってる人いるかな?
長澤まさみの七変化
長澤まさみの七変化が楽しめる作品だろう。あと個性的な役者さんたちが、それぞれの持ち味を出している映画だった。ただ、私が歳をとったせいか、上映中に一回も笑うことができなかった。(笑いのツボにはまらなかった。)三谷作品の「ザ・マジックアワー」や「有頂天ホテル」は、結構笑えたんだけど…私にとっては、面白さが、足りない作品。最後のダンスが、訳解らん。
この映画が批判されている、私的見解について
(完全ネタバレなので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
9月は気になる映画が多く、今作は優先順位が低くて観に行く予定ではなかったのですが、あまりに周りで批判されているのでその理由が知りたくなって(失礼な動機で恐縮ですが)観て来ました。
すると、おそらく今作の三谷幸喜 監督のやりたかった事と、観客が観たかった事の、決定的なズレが、今回の批判を呼んでいると思われました。
三谷幸喜 監督が今作でやりたかった事は、(おそらく)長澤まさみさんがスオミを演じる事を通して、様々なキャラクターを演じ分けるのを見たかった、のだと思われます。
ところが、(おそらく)多くの映画の観客は、元や今の夫(男性)に対してそれぞれバラバラの性格であるスオミが、なぜこんな言動を続けているのか?‥その理由であるスオミの深い内面を知りたいと、映画を観続けていたと思われます。
この、それぞれの夫の前でバラバラの性格であるスオミを面白がっている監督と、一体このバラバラな性格のスオミの意図は何なのだ?と、スオミの人間性の裏の真相を深く探って観ている観客との、決定的な溝が、多くの観客にとって今作への批判につながっているように感じました。
さすがに三谷幸喜 監督も脚本の執筆時点では、スオミに限らず、それぞれの登場人物の内面造形を深く考えて執筆していたと思われます。
ところが、今回の映画撮影の現場で、三谷幸喜 監督はそれぞれの登場人物の深い内面にその都度、立ち返ることが疎かになってしまい、現場のノリで軽い表層的な演出に終始してしまったのではないでしょうか?
仮に舞台であれば、その登場人物よりも演じ手の俳優が前面に出てきた方が面白くなる場面はあろうかと思われます。
特に今回はコメディーだったので、舞台であればそれは許されたようには思われます。
ただ、(舞台と違って)カメラワークやカットの積み重ねでそれぞれの人物にフォーカス出来る映画作品において、それぞれの深い人物内面から遊離した演出は、映画の世界をぶち壊す作用しか働かないように思われました。
今後もこのような演出を続けるのであれば、三谷幸喜さんは舞台以外は脚本に集中した方が良いのではないかと、最近の傑作ドラマ「鎌倉殿の13人」などを思い出しながら、僭越ながら思われていました。
ダイヤモンドはベストフレンド♪
皆さんのレビューになかなか辛口のものが多かったので、鑑賞に多少の不安も有りましたが、「鎌倉殿の13人」も「古畑任三郎」も好きな作品だし、長澤まさみさんも大好きな女優さんなので、楽しみに鑑賞をして来ました。
自分はなかなかに楽しめましたヨ。上映終了後には若いお姉ちゃんのグループが「めちゃ面白かった!」とか何とか盛り上がっていましたヨ。
1960年代位のハリウッドのコメディ映画辺りのテイストですかネ。40~50才代以後のオジサン向けかナ?
カスタマイズして舞台で上演すると、結構ロングランヒットするんじゃないかと…ただ、これだけのオールキャストを拘束するのは難しいかww
マリリン・モンローの葬儀には、最初の夫と二番目の夫のジョー・ディマジオと三番目の夫のアーサー・ミラーが揃って棺を担いだという逸話も有る様だから、魅力的な女性一人に沢山の男達が虜になって翻弄されるというのは、古今東西典型的な男女関係のパターンなんでしょうかネ?
騙されていた(…かも知れない)男達も、彼女を恨む者は誰も居なくて、皆自分が一番愛されていたと思いたくて、皆結構幸せそうに見えましたヨ…いけないいけない、そうすると『頂き女子』を肯定する事になってしまうかww
スオミが既に亡くなってしまっていて、スオミの本心が永遠に謎のまま終わる…とかいうのも面白かったかもネww
ラストの皆でのレビューシーン等も、マリリン・モンローの“ダイヤモンドはベストフレンド♪”等を彷彿とさせてくれて、此処ら辺もオジサン好みでしたww
何処のシーンだったか、壺にハマって一人で笑いが止まらないシーンが有りました。何処だったか忘れたけど…ww
とても楽しい一時を過ごさせて頂きました。
コメディはともかく、サスペンスとして酷評するまでの映画ではないかな
【あらすじ】
スオミという女性が誘拐されました。
夫と元夫たちが協力して要求された金額を集め、救出に向かったはずでしたが、空から放り投げたアタッシュケースの中は空でした。
妻の命より金の惜しくなった夫が金庫に隠してしまったのです。
しかし、結局のところ、スオミ自身による狂言誘拐でしたので、実害はなし。
スオミは夫と離婚し、別の新しい男をひっかけて去っていくのでした。
【感想】
コメディ映画としては、どのあたりが良かったのかよくわかりませんでした。映画館でも部分部分でちょっと笑うという人たちがチラホラいた程度で、多くの人は静かなものでしたね。
サスペンス映画としては、狂言だろうと最初から思わせて、誰が彼女の協力者か当てさせるというのが推理的な肝だったのかと思います。
人が結構出入りするので、紛らわしくはありますが、協力者が協力者であるのに無理なところはなく、面白いところは全然ありませんが、納得はできました。
但し、ヘボ探偵な自分は、「ね」ナンバーの元夫2でなければセスナ機を用意できないので、身代金がアタッシュケースから無くなっていた時点では、富豪の資産をスオミと元夫2の2人で奪うつもりの芝居なのかなと、チラッと考えたりしてしまいました。
映画の全体的な印象として、男たちにとってスオミは自分たちそれぞれにピッタリの都合のいい女なもので、離婚してからも未練たらたらで、全員カッコ悪くて仕方なかったです。
最初の夫だけはスオミの本性を知ってはいるものの、結局献身的に尽くすのみで、体育教師であったという肩書きが必要なのか不思議なくらいナヨナヨしく、流石の遠藤憲一、十分気持ち悪かったです。
あと、ラストで、スオミが住みやすいヘルシンキで老後を暮らしたかったとか犯行動機を歌っていましたが、forbes.comの2024年度住みやすい都市ランキングの20位以内、EIUの同様の調査の10位以内のどちらにも入っていなかったことが、凄く気になっています。
どちらの調査でも、いつも1位はウィーンなのですから、シナリオ的にウィーンと歌わせておけばいいものを、微妙なランクの都市を連呼させたので、かえって中途半端に印象が残ってしまうという…(気になって、ランキングを調べてしまったくらいに)
子供時代に住んでいたとか、あまり本筋に関係ない微妙なところを紐付けてくるのはないだろうと思いますので、もしかすると、かの国に住みたいという話もスオミの適当な嘘なのかもしれないとまで勘ぐっています。
というのも、さも自立したいみたいに歌ってはいたものの、既に新しい男(瀬戸康史)に入れ込みさせている点で、色々嘘なんだろうと軽く想像がつくからです。
因みに、先述のEIUの調査では住みたい都市の9位が大阪です。ヘルシンキより上位なので、スオミさんにオススメしたいです。
ストレッチ的にゆるむ
たとえ行方や黒幕を早々に察してしまったとしてもいい。
それ以降は過去から現在の夫たちが語るスオミの人物像を想像しつつ、彼らのわちゃわちゃを見守るのだ。
しかし、知れば知るほどどれもがどれも彼女ではないようなスオミ。
あなたでもきっと実のスオミ像はなかなか完成しない。
そして、しないまま突入するのは、ヘルシンキがそんなに好きだったのかスオミは。。。の晴れやかかつ艶やかな舞台♪
いやそんなに好きかそれさえも嘘かほんとかわからない。
スオミだからね。
そんなスオミの周りの彼らのなんとも幸せそうなことよ。
振り回されても大好きなスオミなんだってことは事実だと見届けた、そんな114分。
それぞれの絡みを味わう会話に耳をこらしこまかな演出に目をみはりながらも、不思議なくらいずっーと全身脱力したままで臨める。
なんていうか、変すぎる夢をみてグフっと笑ってしまっていることに気づく時のような自分が終始いて、映画館の中の小舞台に向かって他のことをいっさい忘れて今はそれだけを観てたらいいんだよーと三谷さんたちに与えられたような独特な時間だったかも。
ということで、ストレッチ的にゆるんだ私はヘルシンキ♪をうたう長澤さんとダンサーズを回想しながら昨夜よい眠りにつきました。
三谷幸喜って感じの作品
自分は世代的にも三谷さんの作品は子供の頃に王様のレストランや古畑など見たり、土曜洋画劇場で過去の三谷作品をチラッと見たことある程度なのでそれほど詳しいわけでありません。今回見たきっかけはここ数年なんとなくずっと気になっていて演技が好きだった戸塚純貴さんが大御所に交じってわりかしメインの役だったのでついに彼もここまできたかと思い見に行きました。あくまで自分が感じた感想で書きますが内容的にはコメディで世界観もいかにも三谷さんの作品って感じです。電磁波アレルギーとかちょいちょいよくわからない独特のワードが出てきたり、三谷作品おなじみの役者さんが出てきたり。なんというか考察とかもほとんどせずに何も考えず見れるコントのような舞台のような感じがありましたね。この作品は内容はどうでもいい気がしてて、どちらかと言うと役者さんたちのせめぎ合い、かけ合い、リレーを繋いでいく感じの演技力を楽しむ感じかなと思います。演技力はどの方々も間違いない方々なので本当そこは安心して楽しめます。自分的には本当あらすじというかそのあたりの内容はどうでもいい感じがしました。オチというか結局なんだったのかってのは結構序盤でわかっちゃいますしね。でもラストのエンドロールまでの持っていくあの演出はとても良かったと思います。ヘルシンキって何?って感じでしたが(笑)ただ、最後スオミが去っていく前に西島さんを呼び出して離婚届けを出してと頼むくだりは必要だったのか、あの前にスオミが車で去っていこうとするところからラストのミュージカルに繋いだ方がよかったような?ま、尺の都合なのかな。あとこの作品のいいところは暴力的な表現やいやらしいシーンもなく老若男女誰でも見れる感じだなと思います。最近の作品てどうしてもインパクトを強くするために暴力や性的なものでの過激な描写があるものが多かったり、考察や大どんでん返しがあったり自分もそういうのばっか普段は見てるのでたまにはこういう何も考えず見れて、内容もわかりやすいこういう作品て必要だよなと思います。演技に関してはベテラン俳優の方々はさすがでしたし戸塚純貴さんや瀬戸康史さんも大御所相手にとても頑張っていたなと思います、長澤まさみさんもスオミの役はハマり役でお茶目でセクシーさもあるあの感じって長澤さんだからできる役だと思います。すごく良かったです。そんなわけで自分は作品全体通してとても楽しめました。
一人の女性に翻弄される男性たちのコメディ
予告を見て面白そうだと思い観に行きました。
期待以上に面白かったです!
スオミという女性が掌で男性たちを転がす姿が良いです。
こういう女性キャラが好きなので、とてもありがたいです。
器用に男性に愛されるように生きているけれど、信用しているのは隣にいる女性の友達っていうギャップに魅力を感じました。
最後のシーンの歌とダンスも、スオミさんらしくて好きです。
全120件中、1~20件目を表示