スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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三谷映画史上最高傑作
三谷幸喜の映画って面白くないんですよね。
ドラマや舞台だとあんなに面白い脚本が、映画だと滑る滑る。まあ、面白かった試しがない。映画を作ろうとしすぎているんでしょうね。観る度に観るんじゃなかったと落胆する日々。
そのくせ2時間ドラマも面白いし、舞台だとライブビューイングや配信で観ても面白い。でも、映画は面白くない。この映画を舞台化してライブビューイングで観たかったなとまで思っていました。
それが今作の「スオミの話をしよう」ですよ。
これは舞台です。舞台のライブビューイングです。観たかった三谷映画の完成形だと思います。比べるべきは配信で観た「オデッサ」や「大地」です。それら名作舞台に肩を並べる、いや役者の表情や細かい仕草まで視える事まで考えると舞台以上に感じます。
映画として観るとそれほどと感じるかもしれません。それは舞台と映画だと文法が違うから。三谷幸喜が最大限に活きる舞台という文法で描かれた映画。これがこの「スオミの話をしよう」なのだと思います。
三谷幸喜は映画を撮らなくていい。舞台を映画館で流す方がよほど面白いという事を痛感させてくれる作品でした。
コンフィデンスマン好きの皆さんハードル下げて楽しみましょうヘルシンキヘルシンキ♫
三谷作品の新作は、長澤まさみ主演+超豪華な共演者なら観るしかない!
で、サイト見たらレビュー2.7^^;;;;;
って事でハードル下げ鑑賞でしたが・・・・
演者さんが楽しんでハズしてるのが、三谷ワールドって観ればツボにハマるwww
内容的には、毎回アドリブ合戦になりそうな舞台向きかも!?
アンタは、ダー子か!?って感じのまさみちゃんの多重人格演技は最高〜!
コンフィデンスマンjp好きの皆さんハードル下げて楽しみましょう〜ヘルシンキヘルシンキ♫
【♬ヘルシンキ!♬愚かしくも可笑しき5人の夫、元夫と強かな妻とのドタバタコメディ。今作は、三谷幸喜監督が長沢まさみさんへ”当て書きした”作品であるので、当然長沢さんは魅力的なのである。】
<Caution!内容に全然触れていません!理由は、書きません!!>
ー ご存じの通り、”スオミ”とはフィンランドの事なので、何となく筋書きが読めてしまったのは、私だけであろーか。-
■三谷幸喜監督について
・私は、三谷幸喜氏は劇作家であると思っている。最初に関わった映画は「12人の優しい日本人」だからね。(原作・脚本担当)
・そして、氏を一気に時代の寵児にしたのが、ご存じ「古畑任三郎」シリーズである。三谷氏が愛する「刑事コロンボ」シリーズのように、倒叙形式(最初に、犯人の犯行を映してから、探偵や刑事が登場し、犯人(大体、インテリ)との頭脳戦、駆け引きが展開される。)を用いて制作された「古畑任三郎」シリーズは、そりゃあ、面白かったよ。
・そして、氏はNHKの大河ドラマをナント、3本も手掛けて盤石の地位を築いたのも、ご承知の通りである。
更に、映画にも本格的に乗り出して「清州会議」までは、大変に面白かったモノである。多少の波はあったけれどもね。
・で、ドドーンと登場した「ギャラクシー街道」である。
この映画を観た時の事は良く覚えている。多数の観客がいたのだが、皆、笑わないったら、笑わない。
困った位に、笑わないのである。
(但し、その後、韓国ではこの映画は受けたのである。不思議だなあ。)
・で、「記憶にありません」で復調の兆しを見せての今作である。
観客の反応は・・・、マタマタ皆、笑わないったら、笑わないのである。ウーム。
<でね、私は思ったのである。
三谷幸喜氏は、脚本作りは凄いのだから、そろそろ、監督は別の方に任せたら良いのではないのかなあ、とね。
「古畑任三郎」シリーズも、NHKの大河ドラマも氏は脚本に専念したのが成功した秘訣ではないのかなあ。
なにしろ、監督・脚本の二足の草鞋を担当するのは、大変だと思うのだよね。
三谷幸喜氏のような大御所になると、製作サイドも”そこは、どうなんでしょうか・・。”とか、言えないんだろうなあ・・。
あ、長沢まさみさんは、流石の演技でしたよ。流石、三谷幸喜氏が”当て書き”したくなる女優さんだけあるよね。>
男性キャストの愉快さはいい!
ハハハじゃなくフフッ
長澤まさみの魅力全開
予測可能なオチに全力で突き進んでいく
舞台、舞台って言うけれども……
映画も演劇も見る方からすると、舞台としては、とか舞台だったら面白いとか感想を述べられると、映画>舞台みたいな感じがして。
舞台も面白いのは面白いし、つまらないものはつまらない。
そういうことからすると、舞台であっても、うーんどうなの?って気はします。
このキャストで演劇をするなら、きっと16000円以上コースだろうし、チケットはプラチナ。
だとすると、うん、面白いに違いないっていうバイアスがかかるだろうし、そう思わないと、やっていられない。って思いながら、見てしまいました。
演劇も若い才能の作品だと「今」を感じさせられるし、舞台っていっても、ひと昔前の芸術座とかコマ劇場みたいな「舞台」なのかな。
そういうことで言うと、長澤まさみさんは次の森光子を目指すといいかもと思いました。
うーん。。。微妙。。。
多分これは舞台でやったら面白かったんじゃないかと思います。
演出も舞台的だし、役者の演技もいささかオーバーと言うか、変に笑わそうとして不自然なところもちらほら。
舞台なら面白いかもしれないけど、映画でそれをやられるとちょっと冷めると言うか、安っぽく感じると言うか。
三谷幸喜は好きなんだけど、話も結構面白かったとは思うんだけど、役者も悪くなかったと思うんだけど、映画として面白かったかと聞かれると答えは微妙。
ちょっと期待しすぎたのかなあ。
三谷幸喜ならもっと登場人物に深みを持たせて、面白い話を書けるんじゃないかと思ってしまうんですよね。
ま。あんまり難しく考えずに娯楽として楽しめば良いんですかね。
余談ですが、個人的には長澤まさみよりも松たか子が演じるスオミを観たいななんて思っちゃいました。
もしかして、結構大人向けコメディ
かなり練られた脚本で、さすが三谷監督。好みは分かれると思うが、ピンクパンサーみたいな、昔懐かしいハリウッドのコメディのようなテイスト。スオミの夫達が全員でスクリーンいっぱいにワチャワチャする、絵面が凄くて笑った。この感じ、面白いと思えるのは大人だけかもしれない。舞台化しても面白くなる、洒落たエンターテイメント作品。スオミはダー子を連想させる、長澤まさみの魅力全開だった。全力でコメディを演じる出演者全員、素晴らしい喜劇役者達だ。
声出して笑っちゃいました
笑って楽しも!
これってミステリーコメディですか?
ずっと面白かった!最高!
レビューがあまりにも低いので観に行くのをやめようかと思いましたが、観てよかった!
ずっと面白くて笑ってました。
楽しすぎて、もう一回観に行こうか迷っています。
自分が観た回では、かなりの頻度で笑い声が起きてましたよ。
三谷監督作品は役者の芝居を楽しむもの、という見方をしているので、今作はとにかくそれをずっと堪能できたので個人的には最高でした。
西島さん以外のおじさんはさすがに大画面で観るにはキツい、、、というのはありましたが、間に挟まる瀬戸くんや松坂桃李さんらイケメンのおかげで何とか耐えられました。笑
戸塚くんも良かったし、宮澤エマさんも良かったし、とにかくみなさんの振り切ったお芝居が最高でした!
そして何より、長澤まさみさんをこれでもかというほど堪能できる、とても贅沢な作品です。
舞台が好きなので、舞台らしい長回しや台詞回し、セットの使い方など、どれもものすごくわくわくして、ずっと楽しかったです。
舞台でやればいいというレビューもありましたが、舞台だと見落としてしまうセットや演出を大画面で観れるというのは、ものすごく贅沢なことだなぁと思います。
最高傑作かどうかはさておき、まさに三谷監督の真骨頂!
とにかく役者が楽しそうに芝居していて、クスクス笑えて、それで十分なんです。それなのに最後には長澤さんと役者陣のステージまで用意されていて、、、もう感謝で拍手喝采したくなりました。
ミステリー要素とか、スオミの過去がどうとか人間性がどうとか、そんなのどうでもいいんです。
最近やたらと何にでも意味を求めたり、リアリティだの緻密さだのややこしいことばかり言う人たちがやけに増えてますが、映画はこういう感じでいいんです。
考察ブームという嫌な時代になっていますが、映画はとにかく頭を空っぽにして、交わされる台詞をボケっと聞いて、クスッと笑って、魅力的な役者を眺めて、気づいたら映画が終わってる、あー楽しかった、でいいんです。
そういう映画を変わらずに三谷さんがつくってくれたことが、とにかく最高に嬉しかったです。
低いレビューなんか気にしないで、これからもどんどん、こういう作品をつくって欲しいです!
楽しい時間をありがとうございました!
ふつうに面白かったです
劇団東京サンシャインボーイズがまだ小さな劇場で公演していたころから三谷作品を見ています。
まあ、正直言って、当時のほうが見終わった後にこうぐわーってくるモノはありましたね。
これで明日も頑張って仕事に行ける、みたいな。
生きる元気をくれる力がありました。
それにくらべると、今回の作品はちょっと違いますね。
ただ、三谷さんももう60過ぎです。
作品の質が変わってきて当然だと思うんですよ。
人生って、そんなにうまくいくものじゃないし、誰かが幸せを与えてくれるものでもない。
夫婦だって愛し合っていても実は本当のところ、わかりあってるわけじゃない。
そもそも自分自身、自分をちゃんとわかってるわけでもない。
それっていい歳になった大人なら誰でも実感してることじゃないかと思うんですよね。
なんていうか、人間は本質的にどこまでも孤独なものなんじゃないでしょうか。
でもまあ、それも納得の上でできるだけ自分に素直に生きていけたらカッコいい。たとえ寂しくても。
なんて、そんなあたりを一見わがままに見える女性の生き方を通してコミカルに描いたのが今回の作品だと思います。
そんなふうに考えるとなかなかいい作品だったんじゃないかと思うので☆4で。
ただ、舞台だったらもっと良かったと思います。
見に来るお客の層も芝居慣れしている人が多いから、もうちょっと評価も良かったかもですし。
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