「トンネルの先に見えた微かな光」四月の雪 kakerikoさんの映画レビュー(感想・評価)
トンネルの先に見えた微かな光
「八月のクリスマス」のホ・ジノ監督、ペ・ヨンジュン、ソン・イェジン主演の大人のラブ・ストーリーです。原題は『外出』。
最初は被害者として同じ傷の痛みを分かち合っていた二人が、やがて芽生えた違った感情に苦しめられる。許されない愛と知り、思いを封印、新たに別々の道を歩みだした2人にやがて時間がささやかなプレゼントを運んでくれる。
限られた時間と空間はまさに日常からの「外出」でした。理不尽な愛に苦悩する姿が美しく切なくて、細やかな感情の起伏を主役の2人が好演しています。
エンドロールの映像と叙情的なサウンドも心に残る。ちなみに曲名は「道(The Road)」最初もワイパーを走らせるシーンで始まりますが、同じ景色でも全く違う、微かな希望を暗示してくれているのです。
完全版の方はDVDで、こちらは劇場に数回足を運んだ作品です。私のペ・ヨンジュン全盛期時代の一押し作品なので、言葉では言い尽くせないほどに思い入れがあります(*^_^*)
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