キングダム 大将軍の帰還のレビュー・感想・評価
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受け継いだ予の想み。
王騎vs龐煖の話。
今作四作目、隣国趙軍のフウキの首を取った三作目から浮かれてたのも束の間、飛信隊の前に現れた一人の男、趙軍の総大将“武神”龐煖、9年前に刻まれた過去の因縁で「王騎」が遂に動き出す。
冒頭から龐煖へ立ち向かう信と羌瘣、信は一撃で沈むが羌瘣の「トーン、タンタン」から始まる戦いで胸熱だし涙。
飛信隊の仲間でもあり村での仲間尾到の死、信を死なせてはならないと犠牲になった飛信隊の仲間達の死を乗り越えながらも前へと進む信の姿にはまた胸が熱くなる。
王騎の結婚を誓った女性摎、過去の戦いで殺されてる摎への想いと怒りでぶつかる王騎と龐煖の熱い戦いも見応えあり、王騎の的確に指揮をとる姿、馬に乗り攻める姿を見てるだけで興奮した。
王騎の後ろにいた騰ってあんなに強かったんですね。馬に乗って剣を振り回しては敵瞬殺で爽快!
昭王からの遺言を聞いてる王騎、「自分が仕えるに値すると思う王にのみ伝えよ」と嬴政に伝えたシーンにはまた涙。
受け継いだ王騎の予と想いを担いだ信がどう変わってくのかが気になるし、胸熱、涙なしでは観れない今作も面白かった。三作目から現れた李牧が気になってたけど、これからどうなる?続編希望!(原作未読)
シリーズ完結としては綺麗な終わり方、続編を期待せずにはいられませぬ
2024.7.12 イオンシネマ京都桂川
2024年の日本映画(146分、G)
原作は原泰久の漫画『キングダム』
映画化シリーズ4作目にて、前作から地続きの続編
秦国と趙国の戦いの最中、因縁を持つ武将二人の激突を描いたアクション映画
監督は佐藤信介
脚本は黒岩勉&原泰久
物語は、前作の続きにて、飛信隊が武勲を上げて休憩している所に、謎の大男が現れるところから紡がれる
男は武神と呼ばれた趙の将軍・龐煖(吉川晃司)で、信(山﨑健人)や羌瘣(清野菜名)たちが立ち向かっても全く歯が立たなかった
そこに趙軍がやってきたために、飛信隊はなんとかして信を逃そうと考える
そして、飛信隊の尾平(岡山天音)、尾到(三浦貴大)がその役を任され、他の飛信隊たちは信を逃すための囮になっていく
なんとか趙軍から逃れた信たちだったが、そこで致命的な怪我を負った尾到は命を落としてしまう
信は自らを鼓舞するかのように、死んでいった仲間たちが成し得なかった夢を叶えようと飛信隊に訴えかけるのである
映画本編はここからで、ここから先は王騎(大沢たかお)と因縁の相手・龐煖との戦いの場面へと移っていく
王騎は趙軍の軍師・李牧(小栗旬)の術中にハマって苦難の戦いを挑むことになるのだが、そこで龐煖との一騎打ちに相対することになった
王騎には、かつて摎(新木優子)という部下がいて、彼女は昭王(草刈民雄)の隠し子的な存在だった
彼女は召使の子どもとして育てられてきたが、幼い頃から王騎に憧れを抱いていて、武の道に進むことになった
そして、頭角を表し、王騎と同じように将軍へと上り詰めるようになった
だが、ある戦いにおいて、摎は龐煖に負けて死んでしまい、王騎はその恨みを晴らそうと怒りを溜め込んできたのである
映画は、王騎編完結という感じで、このまま終わっても差し障りない感じに思える
原作はさらに4倍ぐらいのボリュームがあるので、追いつくとしたらシーズン4(映画16本ぐらい)になってしまう
1年1本で16年後ともなると、その時に存命のキャラを演じる俳優さんの加齢問題も生じてくるので、CG補正などの技術を高めるしかないように思えた
物語はわかりやすい戦国もので、因果応報の中に武将の哲学が紛れるというもの
原作であそこまで喋っているのかはわからないが、自分の役割を悟らせるのではなく導くといったあたりは王騎のキャラなのかな、と感じた
いずれにせよ、原作ファンも楽しめる配役になっていて、いろんな啓発本が出るほどの影響力があるのはよくわかる内容になっていた
原作未読でも問題ないが、軍師が何者か知らないとついていけないので、それぐらいはググった方が良いのかもしれません
続編の期待が上がる中、どうやらシーズン2の製作に入ったとも言われているので、それが実現するのを心待ちにしたいと思います
世界に通用するレベルのシリーズだ。
初作から見続けているシリーズ。いちおう、王騎将軍推しである。存在に怪しさ満点の将軍だが、過去の因縁が全て解き明かされていく。そしてそれらが収束していくが故に、本作は悲しい結末となる。ともあれ、世界に通用するレベルのスペクタクルを見せてくれる本シリーズだが、今回も期待通りの娯楽大作、クオリティ高い最新作だった。嬉しいことに、さらなる続編のアナウンスもあるようだ。楽しみだ。
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