キングダム 大将軍の帰還のレビュー・感想・評価
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王騎将軍の存在感‼︎そして大沢たかおさんの演技力‼︎
公開初日に観てきました‼︎
最初から圧巻の演技、アクション‼︎
今作はかなり王騎将軍がメインになっていて因縁の相手、ほうけんとの戦いのシーンがとても盛り上がって面白かった‼︎
あの戦闘シーンは今までのキングダムではあまりなかった一対一の戦いだったけど迫力があって目が離せなかった‼︎
王騎将軍もカッコいいし、大沢たかおさんの演技力が凄すぎました‼︎
信が率いる飛信隊の活躍もちゃんとあったし、前半の尾到の展開も感動しました
さらに終盤は信の成長も感じられてまた感動しました
続きをやるのか分からないけど、李牧や楊端和などのキャラクターの活躍をもっと観てみたい‼︎
映画館の大きなスクリーンで観れて良かったです‼︎
【”天と地、敵と味方。これが将軍の見る景色です!”今作は秦の大将軍王騎と趙の総大将龐煖との重量感溢れる対決シーンを軸にした中華戦国絵巻であり、王騎将軍が発する台詞の数々がカタルシスを齎す作品である。】
■物語は前作に引き続き、馬陽の戦いに現れた吉川晃司演じる龐煖の武神の如き姿に冒頭から圧倒される。そして、信(山﨑賢人)達飛信隊の多くは命を失い、信も尾到(三浦貴大)に背負われ、尾平(岡山天音)と共に、戦地を後にする。
尾平が囮となり、信と尾到は山中で夜を迎えるが、尾到は亡くなる。
◆感想
・今作は、前作から前面に出て来た、役作りのために大増量した大沢たかおさん演じる秦の大将軍王騎の物語である。
・若き王騎が、昭王(草刈正雄)の血を引く赤子の摎(長じてからは新木優子)を引き取り、徐々に摎が成長していく中で二人が将軍になり、恋仲になって行くシーンなど、新木優子さんの美しさも相まってとても良い。
・そんな二人の仲を引き裂いた龐煖を演じる吉川晃司さんの闘う姿が、物凄い。あの役を演じられるのは吉川晃司さん以外には、舘ひろしさん位ではないかと思う。漂わせる寂寥感と存在感が圧倒的なのである。
そして、龐煖の鉾に斃れる摎。鉾に滴る血。
■そんな過去の因縁もあり、秦の大将軍王騎と趙の総大将龐煖との重量感溢れる馬上での鉾をぶつけ合う物凄い戦いのシーンからの地上戦は、大迫力である。
将軍同士の戦いなので、旗が上がり歩兵たちは周囲を取り囲んで、固唾を呑んで見守っている。勿論、その中には信もいるのである。
王騎がそれまでの冷静さを欠き、龐煖から”剣先が乱れているぞ。”と言われても、一歩も引かない王騎の凄みが十二分に伝わるシーンである。
・そんな戦況を高みから見ていた趙の策士である李牧(小栗旬)と配下のカイネ(佐久間由衣)。河了貂(橋本環奈)と蒙毅(萩原利久)も共に見ているが、彼らの正体には気付かない。
一方、嬴政 (吉沢亮)の所にやって来た楊端和(長澤まさみ)が、北方で見た10万の匈奴の死屍累々たる姿を見て、それを図った男、李牧の恐ろしさを語るシーンの見せ方も良い。
■そして、李牧の術中に嵌った王騎率いる秦軍が、趙軍に挟み撃ちに合う中、王騎は尋常でない力を発揮し、龐煖を追い詰めていく。
そんな中、信が防ごうとしたが届かずに放たれた矢が王騎の鎧に突き刺さり、龐煖の鉾も王騎の腹に食い込む。
李牧は、趙荘(山本耕史)を囮の将として仕立てていた事が分かるシーンも、李牧の策士としての力量と、趙荘も自らの役割を果たして果てる姿も、戦国時代ならではの非情なるシーンである。
<今作で最も心に響いたシーンは、満身創痍の王騎将軍が、自らの鉾を信に託し馬上で息絶えるシーンであろう。
大将軍とは、死の際も自らの身体を地に付ける事はないのである。
”手傷を追った王騎将軍を追わないのか”?”と李牧の家臣が彼に聞くシーンでの李牧の台詞が、王騎の人柄を良く表している。
”将には二者ある。一つは討たれた際に部下が意気消沈して逃げ出す将と、もう一つは将の為に死に物狂いで立ち向かって来る部下を持つ将だ。王騎は明らかに後者だ。”
今作は、王騎将軍を演じるために大増量した大沢たかおさんが、渾身の演技で中華の大将軍の器の大きさと壮大な生き様を示した見応え十二分な中華戦国絵巻なのである。>
王騎の、王騎による、王騎のための映画
序盤こそ、信と羌瘣対龐煖の闘いや、身を挺して信を救った尾到の死などが描かれるものの、中盤以降は、主役が、信から王騎へと完全に入れ替わる。
王騎と龐煖のヘビー級同士の激突は、それだけで迫力満点なのだが、その中で語られる、王騎の婚約者だった摎を巡る王騎と龐煖の過去の因縁が、2人の闘いをより一層エモーショナルに盛り上げる効果を上げていて、非常に見応えがあった。
事あるごとに王騎が示す将軍としての在るべき姿や、昭王から託された占領地統治の心構えなども、信や嬴政に向けた王騎の「遺言」として心に響くし、胸が熱くなる。
その一方で、原作を改変できないということは重々承知しながらも、やはり、王騎には、相討ちになってでも龐煖を倒して、摎の敵討ちを成就してもらいたかったと思ってしまう。
これからも原作の映画化は続くのだろうし、そのためには、決着を先延ばしにする必要もあるのだろうが、一本の映画として観た場合、ヒーローが死んでヴィランが生き残るというバッドエンドには、どうしても釈然としないものを感じてしまうのである。
後の世に託す思いは一つ
毎回「キングダム」シリーズのレビューには「できる限りバカデカい大画面で観て来いよ!」と書いている。だから自分も、今回バカデカいScreenXで観て来た。
迫力がスゴイとか、臨場感がスゴイとかじゃなく、映画に覆い被せられ、飲み込まれるような体感で観る「キングダム」。
戦場の真っ只中にいるような、地鳴りすら感じる映像体験は早々ない。面白かった~!!
原作未読のまま観続けて第4弾。いつもはバーンと来てドーン!だの、語彙力よりインパクトに重きを置いた勢い9割のレビューを書いているのだが、さすがに最終章なので真面目に物語のことを書こうと思う。
熱血バカ・信と、カリスマ・嬴政の二人が軸となる中華時代劇であることに間違いはないが、第1作目から第4作目まで、必ずストーリーの主幹になるキャラクターがいて、彼や彼女を掘り下げることでアクションの中に一貫したドラマ性を持たせていた。
そして今作「大将軍の帰還」の真の主役はタイトル通り王騎である。
「キングダム」では長く続く戦乱時代に生きる人々の闘う理由として、「死んでいった者たちの思いを背負う」という気持ちが繰り返し示される。信の漂への思い、嬴政の紫夏への思いのように。
そして王騎には特別な人の思いと同時に、将軍として今までの戦闘で死んでいった将兵全ての思い、という巨大な過去からのバトンが頑強な双肩に乗っていることを真摯に描くエピソードだった。
そして、今まで背負ってきた思いを託すべく、信や嬴政を導く父のような母のような役割をずっと担ってきたように感じられたのである。
それぞれに伝えるべきことを伝え、見せるべき姿を見せ、矛とともに思いを託して果てる姿は涙なしでは見られない。
謎めいた大将軍・しかもインパクト抜群のキャラデザという難役を演じきった大沢たかおは本当に素晴らしい。激しい怒りも、血の滾りも感じさせながら、それでも高潔に大将軍らしく振る舞い、矛対矛のアクションも迫力満点。しかも美麗。
大沢たかおが王騎を演じきってくれたからこそ、「キングダム」という傑作シリーズが誕生したと言っても過言では無いだろう。
そして「キングダム」が抉じ開けた新たな日本映画の可能性、きっかけさえあれば歴史アクション大作を観てもらえるという可能性は、それを受け継ぐ次の作品へとその魂を託しているのだと思う。
大事なことなので最後にも言っておく。
「できる限りのバカデカい大画面で観て来いよ!」
受け継いだ予の想み。
王騎vs龐煖の話。
今作四作目、隣国趙軍のフウキの首を取った三作目から浮かれてたのも束の間、飛信隊の前に現れた一人の男、趙軍の総大将“武神”龐煖、9年前に刻まれた過去の因縁で「王騎」が遂に動き出す。
冒頭から龐煖へ立ち向かう信と羌瘣、信は一撃で沈むが羌瘣の「トーン、タンタン」から始まる戦いで胸熱だし涙。
飛信隊の仲間でもあり村での仲間尾到の死、信を死なせてはならないと犠牲になった飛信隊の仲間達の死を乗り越えながらも前へと進む信の姿にはまた胸が熱くなる。
王騎の結婚を誓った女性摎、過去の戦いで殺されてる摎への想いと怒りでぶつかる王騎と龐煖の熱い戦いも見応えあり、王騎の的確に指揮をとる姿、馬に乗り攻める姿を見てるだけで興奮した。
王騎の後ろにいた騰ってあんなに強かったんですね。馬に乗って剣を振り回しては敵瞬殺で爽快!
昭王からの遺言を聞いてる王騎、「自分が仕えるに値すると思う王にのみ伝えよ」と嬴政に伝えたシーンにはまた涙。
受け継いだ王騎の予と想いを担いだ信がどう変わってくのかが気になるし、胸熱、涙なしでは観れない今作も面白かった。三作目から現れた李牧が気になってたけど、これからどうなる?続編希望!(原作未読)
シリーズ完結としては綺麗な終わり方、続編を期待せずにはいられませぬ
2024.7.12 イオンシネマ京都桂川
2024年の日本映画(146分、G)
原作は原泰久の漫画『キングダム』
映画化シリーズ4作目にて、前作から地続きの続編
秦国と趙国の戦いの最中、因縁を持つ武将二人の激突を描いたアクション映画
監督は佐藤信介
脚本は黒岩勉&原泰久
物語は、前作の続きにて、飛信隊が武勲を上げて休憩している所に、謎の大男が現れるところから紡がれる
男は武神と呼ばれた趙の将軍・龐煖(吉川晃司)で、信(山﨑健人)や羌瘣(清野菜名)たちが立ち向かっても全く歯が立たなかった
そこに趙軍がやってきたために、飛信隊はなんとかして信を逃そうと考える
そして、飛信隊の尾平(岡山天音)、尾到(三浦貴大)がその役を任され、他の飛信隊たちは信を逃すための囮になっていく
なんとか趙軍から逃れた信たちだったが、そこで致命的な怪我を負った尾到は命を落としてしまう
信は自らを鼓舞するかのように、死んでいった仲間たちが成し得なかった夢を叶えようと飛信隊に訴えかけるのである
映画本編はここからで、ここから先は王騎(大沢たかお)と因縁の相手・龐煖との戦いの場面へと移っていく
王騎は趙軍の軍師・李牧(小栗旬)の術中にハマって苦難の戦いを挑むことになるのだが、そこで龐煖との一騎打ちに相対することになった
王騎には、かつて摎(新木優子)という部下がいて、彼女は昭王(草刈民雄)の隠し子的な存在だった
彼女は召使の子どもとして育てられてきたが、幼い頃から王騎に憧れを抱いていて、武の道に進むことになった
そして、頭角を表し、王騎と同じように将軍へと上り詰めるようになった
だが、ある戦いにおいて、摎は龐煖に負けて死んでしまい、王騎はその恨みを晴らそうと怒りを溜め込んできたのである
映画は、王騎編完結という感じで、このまま終わっても差し障りない感じに思える
原作はさらに4倍ぐらいのボリュームがあるので、追いつくとしたらシーズン4(映画16本ぐらい)になってしまう
1年1本で16年後ともなると、その時に存命のキャラを演じる俳優さんの加齢問題も生じてくるので、CG補正などの技術を高めるしかないように思えた
物語はわかりやすい戦国もので、因果応報の中に武将の哲学が紛れるというもの
原作であそこまで喋っているのかはわからないが、自分の役割を悟らせるのではなく導くといったあたりは王騎のキャラなのかな、と感じた
いずれにせよ、原作ファンも楽しめる配役になっていて、いろんな啓発本が出るほどの影響力があるのはよくわかる内容になっていた
原作未読でも問題ないが、軍師が何者か知らないとついていけないので、それぐらいはググった方が良いのかもしれません
続編の期待が上がる中、どうやらシーズン2の製作に入ったとも言われているので、それが実現するのを心待ちにしたいと思います
世界に通用するレベルのシリーズだ。
初作から見続けているシリーズ。いちおう、王騎将軍推しである。存在に怪しさ満点の将軍だが、過去の因縁が全て解き明かされていく。そしてそれらが収束していくが故に、本作は悲しい結末となる。ともあれ、世界に通用するレベルのスペクタクルを見せてくれる本シリーズだが、今回も期待通りの娯楽大作、クオリティ高い最新作だった。嬉しいことに、さらなる続編のアナウンスもあるようだ。楽しみだ。
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