「忘れられない王騎(大沢たかお)のインパクト」キングダム 大将軍の帰還 Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
忘れられない王騎(大沢たかお)のインパクト
前作『キングダム運命の炎』のダイジェストから始まります。
前作は内容が薄く感じましたが、今作で爆発するために溜めていたのかなと解釈しています。
序盤のアクション、凄いです。
その後、静寂シーンがあってから王騎(大沢たかお)の過去パートで徐々に盛り上がり、王騎 vs 龐煖(吉川晃司)の大決戦!この戦いは忘れられません。
尾平(岡山天音)、
いい奴です。ビジュアル的には前歯が氣になります。弟の尾到(三浦貴大)や婚約者から愛されていましたね。
羌瘣(清野菜名)、
目立つ格好です。かたくなに着替えません。くるくる回転して面白い戦い方です。
騰(要潤)、
強くて速くて凄いです。敵を蹴散らして道をつくります。
万極(山田裕貴)、
金のサラサラヘア。長い前髪が個性的です。
李牧(小栗旬)、
華やかさ、センスの良さ、知性を感じるキャラクターです。一瞬、実写版の『ルパン三世』を思い出しました。
カイネ(佐久間由衣)、
李牧の護衛にしては華奢な印象ですが、意外と知識も経験も豊富そうで話し方も良かったです。
河了貂(橋本環奈)、
少年っぽく振る舞って女性であることを隠しているのですが、女らしさが滲み出ています。というか、もしかしたらバイセクシャルなのかもしれません。
楊端和(長澤まさみ)、
少しだけの登場ですが、とても格好良い佇まいで素敵。
趙荘(山本耕史)、
信と比較して防御力がありそうな恰好です。もし、もっと露出が高い恰好だったら山本耕史さんの魅力が引き出されて良かったかもしれません。
呂不韋(佐藤浩市)、
嬴政(吉沢亮)と対立している恣意的な権力者です。佐藤浩市さんだから憎めない感じでした。
昌平君(玉木宏)、
『ゴールデンカムイ』ほどの個性はありませんが、存在感がありました。
昭王(草刈正雄)、
最高に偉いお爺さん、摎(新木優子)との再会シーンが印象に残ります。
信(山崎賢人)、
男二人で月夜の晩に野外で並んで寝そべるシーンと、終盤に王騎と一緒にパッカパッカと馬に乗りながら語るシーンが長尺ゆえに印象に残りました。
王騎、
この作品にとっても伝説の人ですが、私にとっても大沢たかおさんが扮する王騎が忘れられない存在になりました。
映像的には、建造物や食べ物に関する資料が無くて大変だったと思います。大人気のコミックの実写映画としては成功だと思います。