劇場公開日 2024年7月12日

「原作は未読です。その視点でのレビューです。 サブタイトルの通り、今...」キングダム 大将軍の帰還 hiroishiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0原作は未読です。その視点でのレビューです。 サブタイトルの通り、今...

2024年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

原作は未読です。その視点でのレビューです。
サブタイトルの通り、今回は王騎主体のストーリー。前回のラストに登場した龐煖(ほうけん)と信との戦いからスタート。あいかわらずの迫力ある戦闘シーン、羌瘣(きょうかい)の華麗なる剣捌きに冒頭から引きつけられていくも「上には上がいる」を見せつけられて二人とも一旦幕引き。やがては二人が成長し、龐煖を倒すのだろうとも思われましたが…。
 話が壮大になるにつれて、物語を動かすのは王や将軍、軍師たちが主体になっていきます。また彩りという面でも麗しき楊端和や摎が、戦局や王騎の心理にと様々に作用していきます。今回は彼女ら含め上位階層者達の思惑や過去回想からの設定色が濃いため、その中においては、卓越した戦闘能力を持つ信や羌瘣も「只の」兵隊に近く、話の中心にいられなくなっていたのが気になります。もちろん主人公ですから要所で割り込んできますが。
 優秀な新人エンジニアが何かの技術で会社の危機を救って、社長・幹部の目には止まるも、M&Aや中期戦略会議には呼ばれないと同じように、「おい、信、大将軍になると言っているけど、そろそろ幹部にならないと、このままで終わるぞ(終わらないだろうけど)」と、原作知らない私は心配し、次の回での飛躍を期待しているわけです。まあとにかく今回も楽しめました。

hiroishi