侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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脚本が絶妙 素晴らしい
脚本だけで、こんなにも面白く映画が作れると感じた映画は、初めてです。
予算をかければいいというわけではないと感じた映画です。確かに、予算をかければもっと映像がリアルになったかも、しれません。でも、やはり、映画は、その脚本と役者の演技力だなと、今回の映画で再認識することができました。監督、ありがとうございました。しかし、大変申し訳ないですが、役者の方は、誰一人名前を知りません。それでも、どこかで見たことかある役者です。いかに、役者の方が陽の目を見ないまま、人生を送っているのかよくわかる映画と感じました。主人公の会津藩士・山口馬木也さん、今後たくさんのオファーがあるのではないかと感じます。実に上手い。こんな役者の埋もれている日本の役者の底辺は、どれだけ広いのかと感じました。二週間のうち、三回映画館で鑑賞しましたが、三回目が一番面白かった。不思議です。映画館で鑑賞する良さを感じたのは、久しぶりです。ぜひとも、全ての都道府県で、この体験をたくさんの人が、感じる事が、できればいいなと思います。騙されたと思って、近くの映画館に行ってみてほしいと思います。会津の歴史を知ることもできます。
なんか、元気をもらえる映画って、やっぱりいいですね。
先人へのリスペクト
剣客商売の大治郎役から注目していた山口馬木也さん初主演映画✨
大阪でも観ることができて嬉しい
殺陣は上手いし、凛々しく生真面目な姿とかホンマモンのサムライみたいです。カッコイイ✨です
映画初主演おめでとうございます😊
時代劇好きの端くれな私が観ても胸が詰まる想いやシーンがたくさんありました
斬られ役俳優さんや時代劇に携わる人たちに対する敬意が伝わる…
峰蘭太郎さんを筆頭に東映京都撮影所で実際に仕事されてるそのままの役柄が充てられていてそれも分かる側には楽しめました
蘭太郎さんが道場で着てるお稽古着?の腰に福本清三さんのお名前が記されていて、グッときました
舞台挨拶後のお見送り時に蘭太郎さんにお伝えすると、着られていた実際の衣装を直に見せて下さいました
気づいてくれて嬉しいと言っていただいたときの柔和な笑顔が素敵でした
時代劇がどんどん少なくなる中、こういう作品が全国展開されることはなんか希望が見えて本当に嬉しいです
監督さんが借金を返せるといいな(笑)
あと、パンフレットなければ作っていただきたいです
侍タイ・サポーターやらせて下さい
何度も観に行きますし宣伝しますね
息の長い、素敵な上映となりますように!
また頑張らな!と思わせてもらえる映画でした
知ることが出来て良かった映画
批評にたがわぬ
傑作なり
映画の魅力⋯時には無音も有りうる音楽に演技力と演出効果、それに全てを生かし組み立てる脚本。
この作品の魅力はもう色々な人達が書き込んでいて読む度にホンマやホンマやと思う。
本編終了後に五分以上も流れる位に多くのスタッフと潤沢な資金の元に出来上がる作品も有るやろけど、この作品は真反対で監督も他の関係者も様々な兼業職人が多そうです。
でも共通するのは「映画造りへの情熱」と「時代劇へのリスペクト」、それがビシビシとスクリーンから伝わってきます。
そしてワタクシ的にそれが一番感じたのがスタッフロールと共に流れた「memory of Seizo Fukumoto 」あの伝説の斬られ役「福本清三」さんへのオマージュ。
心ある映画館の皆さん、どうかこの作品をスクリーンに映し出して少しでも多くの人に見せてあげてください。
サブスクでいいや、それまで待とうなんて人達を呼び込んでください
退屈させない作品
劇場がうるさく感じるくらいの笑い声
幕末の会津藩士、高坂は仲間と長州藩士を討ちに行ったが、チャンバラをしてたら落雷にあい気を失う。あれ?目が覚めた場所がさっきの建物の前と違う。本人も不思議がり、騒がしい建物の裏に行ってみたら、斬り合いをしてる奴らがいた。危なそうな侍を助けようとする高坂、でも、それは時代劇の撮影だったので、周りから止められる。そりゃ本人には何が何だか分からないよな。そこで出会った助監督の山本優子、彼女の性格の良さが高坂の人生を変えていく。もしかして、付き合い始めるのかと想像してワクワク。街中を歩いていて店頭ポスターに書いてある情報から、幕府が無くなって120年も経ってることに気づいた高坂。江戸時代の人って数字読めるの?理解できなくても生きていくしかないよね。落雷を受けた建物を見つけたら、お寺になっていて、そこに住む事を許され、役者になる事にする。確かに昔と違って時代劇ドラマは減ってるよな。斬られ役なんかやっても食っていけないんだとさ。本物の侍っぽい高坂のチャンバラが高評価され、時代劇のスターと共演で映画に出演する事になる。えっ!このスター、まさかの人だった。
久しぶりに好きな劇中劇の連続。ラストも予想通りのことが起きてスッキリ!
最初から最後まで周囲の笑い声が止まらないくらい、めっちゃ楽しかった。
こんな俳優さん達、最高!
殺陣の迫力を堪能
侍が現代(と言っても15年以上前みたいですが)にタイムスリップするという、ありがちなストーリーでしたが、実に面白い作品でした。これまで数多擦られ続けてきたテーマでこれほど面白い仕上がりになったのは、侍がタイムスリップした場所が京都の時代劇撮影所だったという建付けの新鮮さをはじめ、タイムスリップしたのが会津藩士の主人公・高坂だけでなく、会津藩の宿敵長州藩士だった風見もタイムスリップしており、しかも30年のタイムラグがあったこと、幕末時代の敵同士という関係性が、物語の最後になって綺麗に清算されることと言ったメインストーリーの秀逸なところにあったのは言うまでもありません。
でも何と言っても素晴らしかったのが、高坂を演じた山口馬木也と、風見を演じた冨家ノリマサの二人の演技、特に迫真の殺陣シーンが凄かったことに収斂すると思います。通常の殺陣は、当たり前ですが真剣を使いませんが、最後の殺陣では真剣を使うという流れに。勿論実際の撮影で真剣を使うことはなかったでしょうが、本当に真剣で切り合いをしているかのような大迫力で、しかもその結末の見事さには、痺れました。
また殺陣シーン以外でも、高坂新左衛門という侍の泥臭さ、田舎臭さ、実直さなど、山口馬木也の演技のリアリティが凄すぎて、本当に素晴らしかったです。テレビ時代劇の「剣客商売」に出演していた当時の山口は、主演の藤田まことの息子役ということもあって”好青年”という役回りでしたが、年を重ねて一層侍らしい武骨さを全身から醸し出す存在になっており、今後も時代劇で活躍して欲しいと感じずにいられませんでした。
ちょっと気になったのは、本作の舞台が2024年ではなく、2010年代ですらなく、2000年代だったこと。これは中盤で「幕末から140年」というポスターが写されたことから分かりましたが、何でその時代設定にしたのか不思議でした。またこの時代設定にしたことを強調したかったのか、高坂が入院した病院の看護師がナースキャップを被っていたこと。最近は不潔だからというような理由で殆どの病院で廃止されたナースキャップでしたが、2000年代にはまだ残っていたのかと思ったところ。でも個人的なイメージでは、ナースキャップは1980年代くらいまでじゃないのかなと、本筋とは全くことなるところが気になったところでした。
ナースキャップの話は疑問ですが、ストーリーや役者陣の活躍が素晴らしかった本作の評価は★4.5とします。
噂通り
この映画を見れた事に感謝します
すごいです。素晴らしかった。
絶賛に値する作品だと思いました。
時代劇への愛。その制作に携わる人々への愛。本当にその時代を生きた人々への愛。愛がいっぱいです。
山口馬木也さん、剣客商売の秋山大治郎の頃から好きな俳優さんでしたが、やはり素敵な役者さんです。あっちの世界からこっちの世界に来て、見る物聞く物全てに驚く様、朴訥な人柄が滲み出る田舎侍っぷりにいちいち笑ってしまいます。
冨谷ノリマサさんとの真剣での撮影シーンの緊迫感も圧巻でした。
目指す物は違ってもこの国を想う気持ちは同じ。それぞれの道を懸命に生きたあの時代の侍の見事さを、今この時代に伝えたいと願う男の思いを描いて鮮烈です。
その物語を支える脇の人たちがまた秀逸です。優子さん、住職夫婦、殺陣師の師匠、撮影所所長などなど。皆さん素晴らしい。住職夫婦と新左衛門のシーンはホームドラマのようにほっこりしました。
聞けばこの作品、10人たらずの自主映画として撮影が始まったとの事。小さな力がやがて大きな波となって多くの人たちに届いた事、そして僕もこの作品を見る事が出来た事を嬉しく思います。
いい映画を見ました
日ノ本はよい国になったのですね。こんな美味しいものが口にできる豊かな国に。
とても、映画愛、時代劇愛に溢れた映画だった。正直、出てくる役者たちはみな歳をとりすぎていて、時代劇の現場の斜陽感がにじみ出てはいた。おまけにあまり拝見するような役者の顔ぶれではない。だけど、さすが皆、第一線で時代劇を支えてきた人たちだっていうプロ感は伝わってきた。そして本気度も。だからこそ、愛に溢れているのだ。
山口馬木也も歳をとった。剣客商売に出ていた頃の初々しさはとうに褪せている。だけど、剣を握らせたら一級品なのは変わっていない。ライバル役の冨家ノリマサもよく時代劇ではお見掛けしていたがここまで殺陣がお上手だと思ってもいなかった。つまり、劇中のシーンと同じように、ひそかに修練を重ねていた賜物なのだろうと感じ入った。そのお二人の、殺気みなぎる対決シーンは見ものだった。
そしてただの時代劇ではなかった。幕府側、倒幕側、どっちがいい悪いの描き方をしていないのが嬉しかった。なぜって、あの当時、どっちの陣営の武士たちも、自分たちは間違っていない、自分の進む道が国を良くすることだと、心底信じ切っていた。だから高坂は、現代に生きる人間にとってなんでない苺のショートケーキを口にしながら、涙を流すのだ。そして高坂も風見も、そんな純粋な侍の精神を持ち合わせている相手には、敵ながらリスペクトをするのだ。それがとても心地よかった。
で、そこまでの熱さがありながら、湿っぽくないのがいい。押しつけがましくないのがいい。やりすぎない笑いがあるのがいい。なにより、展開が想像と違った方向に転がっていって飽きさせないのがいい。最後、ああそうだ、どうなっていたのかちょっと気にはなってたよ、って終わるところも、とても憎い。
また観たいし、人にオススメできる映画
真っ直ぐな映画愛に溢れた良作。
⚡️太秦トライ◀︎アングル🌪️
えらく評価が良いので、待ち時間つぶしで、その近くで丁度の上映時刻に演っているこれを鑑賞しに駆け込みました。
普通の時代劇としての受け止めなのか客席は高齢者が多し。
私も昔、何度か行ったことのある太秦の撮影所が舞台か。
タイムスリップ後に主人公の侍が手に取ったポスターを見て、江戸幕府が終わったのが140年前… と呟くのを聞いて、
江戸幕府の終焉が1867年
(↕︎この間たったの78年⁉️)
先の大戦の終戦が1945年
(↕︎この間79年⁉️)
現在2024年
其々が人の一生程の短い間隔なのに&その時代の進展の速さに、私も改めて驚きと感慨を覚えました⏳
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最後の勝負のシーン、あれで殺ってしまえば、事故でなく普通に殺人罪になるわな🤷🏻♂️
でも自らの存在意義を懸けた、あの真剣の殺陣のやり取りには心を動かされました⚔️✨
司馬遼太郎氏 著の歴史小説📚『竜馬がゆく』で読んだ、幕末に国の先行きを憂いて熱く生きた志士達の気持ちも重ね、先の戦争で国の為に散っていった人々の気持ちも重ねて、なんだか自然と胸に込み上げるものが💧‥
彼らの残してくれた今のこの国で自分は真剣に生きているか⁉️‥って
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