劇場公開日 2024年8月17日

「転生侍と棒読み和尚」侍タイムスリッパー td.mさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 転生侍と棒読み和尚

2025年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

結局、タイムスリップものって最近流行りの異世界転生と同じ構造ですよね。
別の時代に飛ばされて、そこで何かしら活躍する。
本作も所謂それなんですが、侍が現代で斬られ役になるという一点突破が潔くてわかりやすい。だからこそ、演技のリアリティが際立ちます。
本物の侍さながらに、所作も空気も違う演技は見どころで、“演技”ではなく“覚悟”が滲んでいるような、妙な説得力が生まれていました。

そして、聞いてはいたものの改めて観るとやはりエンドロールが壮観。
監督が、脚本・撮影・照明・編集・機材運搬・キャスト管理など、計11以上の安田淳一。助監督役の彼女も、実際に助監督として名を連ねており、少数精鋭ぶりが清々しい。(和尚の役がキャスト不足の弊害だったのかはさておき。)
奇抜さはなくとも、時代劇への愛と斬られ役への敬意が詰まった良作でした。

評価 ★★★★☆(エンドロールで+1)

td.m
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