劇場公開日 2024年8月17日

「侍が現代にタイムリープするという一点突破では弱い」侍タイムスリッパー kozukaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0侍が現代にタイムリープするという一点突破では弱い

2024年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

インディーズ映画が口コミで話題になり配給が付き全国公開、という所謂「カメ止め現象」の再来みたいな話題で注目されているのと、異常に評価が高いので鑑賞。
監督の時代劇愛は感じるものの、侍がタイムリープして現代の時代劇映画に出演したら面白いのではないか、というアイデアの一点突破に思えてならない。
タイムリープものはSFとしてのタイムパラドックスを考慮しつつその矛盾をさまざまな仕掛けで解決したり伏線を回収していく筋立てがこのジャンルの面白さといえるのだが、この作品はSF的な考証は無く、タイムリープの顛末も描かれない。
コメディなので理屈はなくていいという考え方もあるが、そこを深掘りすればもっと面白くなったはずだ。
また、主人公はいきなり現代に来たのだからもっと戸惑うはずなのだが、意外にすぐ馴染んでいく。そこもリアリティに欠けるし、もっと右往左往した方が面白いはずだ。
意外性のない展開で2時間は長く、撮影も一昔前の感覚。
話題先行で注目されているが、そこまで評価される映画ではない。

kozuka
kozukaさんのコメント
2024年11月23日

コメントありがとうございます!
時代劇愛はすごく感じました。
特に最後の殺陣は迫力ありましたね。
もう一つ気になるシーンがあって、ADが刀を預かるシーンがあって、真剣なので重くて、えって気がつくはずなんですけど、そこには触れずにスルーしていたのも気になってしまって、なんだか雑だなとか思ってしまいました。

kozuka
amariftさんのコメント
2024年11月23日

「一点突破」だけではなくストーリーも考えられてると思ったけどなぁ(あと時代劇愛)
・風見恭一郎が正体を明かした時
・ラストの真剣勝負の決着の演出
…で、自分は思わず声が出ちゃいましたな。
まぁ
・最近単純に笑える映画に飢えていた
・全然知らない俳優さんばかりだったけど(失礼)、皆キャラが立ってて面白かった(最初から期待してなかった)
・上の2点と最後に鉄板?のオチ
…が自分の精神状況に絶妙にフィットしただけかもしれませんが。

確かに最初の彷徨シーンは
・真剣持ってほっつき歩いて、職務質問されたら終わりだろうな(寧ろよくされなかったな)
・黒船来航記念?のチラシだかを見た時、アラビア数字(1853年とか)は果たして読めたのだろうか?
…が気になるといえば気になりましたなw
長文申し訳無い
m(_ _)m

amarift