「山口馬木也と冨家ノリマサという大発見。」侍タイムスリッパー Nikuro1010さんの映画レビュー(感想・評価)
山口馬木也と冨家ノリマサという大発見。
設定としてはわりとある、過去の人物がタイムスリップする話ではありますが、お話にどんどん吸い込まれる。出てくる人が愛情に満ち溢れている。そして、山口馬木也と冨家ノリマサさん、どこかで必ず見た顔だけれど、名前までは憶えていない、そんな俳優のなんとも素晴らしい演技と演技を超えたように見える映画やお芝居にかける心意気が、ストーリーの中の侍の矜持と相まって迫ってきます。名もない侍とその時代と、時代劇とそれをささえる撮影所や、映画そのものへの愛に満ちた名作となっています。自主制作ということを忘れる、かつての日本映画、黒沢作品や時代劇への尊敬を感じる迫力の殺陣、切り取られた映像と俳優の佇まいの美しさも印象に残ります。この作品に出た人たちを全部調べて再発見させてもらいました。
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mugisumoさんのコメント
2024年11月5日
余りにも安直で申し訳ないのですが、監督が山口馬木也氏と冨家ノリマサ氏のキャスティングに成功した時点で半分の成功はみえた!とも言えるほどお二人は素晴らしかったですね。役者とはかくあるべしと思いました。映画に素人は要りませんね。