「ニヤニヤしながら見る映画。」侍タイムスリッパー リュウジさんの映画レビュー(感想・評価)
ニヤニヤしながら見る映画。
上映時間2時間 11分、ずっとニヤニヤしっぱなし!
不器用で真っすぐなわかりやすい主人公の行動・言動・心模様に
ずっとニヤニヤしながら見ていました。
ホント楽しかったわ。
現代にタイムスリップしたときの最初の侍の佇まいのすばらしいこと。
あのシーンに引きつけられ、すっとあり得ない設定の映画に入り込めました。
で以降のストーリーは単純。単純だけどディティールの作り込みはしっかり。
侍の着物の汚れとか、ふとした表情とか。
話の流れに都合の悪い部分もスルーことなく、きちんと拾ってセリフで説明。
それも説明臭くなく。
で、殺陣。
最近はワイヤーアクションや寄りのカットの多用、
爆発シーンで景気づけみたいなのが多いのですが、
この映画の殺陣は正統派。
(カメラアングルも演出もクロサワを意識してました。うれしかった~)。
時代小説や歴史小説は新しいものがどんどん出てくるのに、
映像系で骨太なのはかなか出てこない。
この映画のヒットと「SHOGUN 将軍」人気で、
映像の時代劇も盛り返してほしいんですけどね。
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かぼさんのコメント
2024年11月13日
十一人の賊軍にコメントと共感ありがとうございます。
本作は本当に気持ちの良い幸せな映画でしたね。
賊軍の方も、私のレビューなんかで観るの辞めずに、愚痴言って下さいよ。
momokichiさんのコメント
2024年11月2日
>タイムスリップした侍の佇まいのすばらしいこと
>ディティールの作り込みはしっかり。侍の着物の汚れとか、ふとした表情とか。
>爆発シーンで景気づけみたいなのが多いのですが、この映画の殺陣は正統派。
大いに共感しました。
クロサワを意識したカメラアングル、なるほど。注意してみてみます。(楽しみ増えました。)