劇場公開日 2024年8月17日

「第1シーンはとても素晴らしいできです」侍タイムスリッパー YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0第1シーンはとても素晴らしいできです

2024年9月28日
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鑑賞方法:映画館

低予算の和製タイムスリップ映画だが、映画.COMの評価が良いので鑑賞しました。

考証的には、とても良いが、せっかくだから
方言と共に、"歩き方"も江戸時代にして欲しかった。

映画としては、関西の"吉本新喜劇 "のようなノリなので、映画よりも演劇にした方が、面白いストーリーなのかもしれない。
音響効果が最悪で、声の多くは、アフレコによる後録音のようだが、それさえも、各種予算を省いた低水準な"音作り"がされており、音割れもある 低予算映画の限界が、垣間見れた。

心に思った事を、セリフとして声に出して説明してしまう脚本は、脚本としては、超低レベルなもので、役者の演技と監督の演出力を信じていない事が残念。
タイムスリップモノでは、お約束の"時代ギャップ"の驚きと、主人公が現代に驚きながらも順応していく過程を、映画には落とし込まずに
どうせ お約束事なので、画面には魅せずに、省いているのは、映画としては 浅くなるので、そのへんは、いかがなものかと思う。

悪いところばかりではなく、主人公と相棒の2人関係性の変化は、よく映画の中に落とし込まれており、良かった。

撮影所での、幽霊は、とてもいい演技をしていて、作品に厚みを与えていました。

低予算映画なので、内容は、ほぼ同じでも、
タイムスリップではなく、"ド真面目"な脇役を主人公にした方が、"省く"事をしなくて済んだので
映画がまとまった気がします。

この映画は「キネマの天地(1986年)」と比べてしまうが、この手の映画では、次に面白いかもしれません。

YAS!
CBさんのコメント
2024年10月2日

> 音響、心の動きをセリフに出してしまう
そうだったんですね。
今一度、観てそのあたりの違いがわかる自分に成長しよっと、と思いました!

CB
トミーさんのコメント
2024年10月1日

共感ありがとうございます。
侍の時代の若者高坂と、現在のそれの違いがあまり描かれてなかった印象が有りました。

トミー
トミーさんのコメント
2024年9月30日

二人並んで釣り糸を垂れるシーンで実際は言い争ってるのに、カメラには仲良く映ってる様に視えて笑えました。先着の彼は高坂が来て救われたんでしょうね、無論高坂も。意外とカメラは真実を捉えていた?

トミー