ラストマイルのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
資本主義の中の労働力の無力さと、それでもラストマイルを担う者として私達はどう生きるかを問うている作品。
仕事に対するプライドを各登場人物は持っていて、それにより世界が回っている。
しかし、それらのプライドはあくまで巨大資本の歯車、労働力として消費される土台の一部でしかない。
それでも、1人の自殺から導かれた事件によって巨大カンパニーを止めるストライキは起こった。
やはり社会を作っているのは現場の一人一人の労働力であり、ラストマイルを担うものが世界を回している。
巨大資本の歯車であることを知りながら、それでも自分の仕事の価値を信じ、プライドを持ち続ける大切さを描いた作品だと感じた。
内容的には、アンナチュラル、MIU404でも語られていた仕事に対するプライドが、ここでも力強く語られており、見ていて背中を押してもらえる良い作品と感じた。
また、満島ひかりの演技が素晴らしかった。
葛藤を持ちながらも、自身の正義を確固として持ち行動できる人物。また、持ち前のミステリアスな雰囲気より、作品をより深く魅せることができる存在。
満島ひかりをキャスティングしたことが、この作品の1番の成功点だったのではないか。
ついで、なのが良い
アンナチュラルとMIU404をネトフリで急いで全て一気見してから鑑賞しました。
話の内容として、2作のことはあくまでも「ついで」であるところが非常に良かったです。
ただ単に登場人物として出演しただけ。
何か話のつながりがあるわけではありません。
それがよかった。
ドラマを観てない人でも楽しめる。
ドラマを観た人はさらに楽しめる。
ここ数年で世の中がすっかりネット社会に変わり、
物流が大変になることは想像できたことですが、
生じる問題点に踏み込んだお話しはとても興味深かったです。
映画とは関係ないですが…
居留守は本当にダメですよ。大迷惑です。
暑くても寒くても雨でも雪でも配送してくれる業者の皆様、いつもありがとうございます。
物流業界
頑張る全ての人の心にそっと寄り添う作品。
この作品の登場人物の誰しもが、自分の仕事を誠実に頑張っていて、それでも歪みが生まれてしまう。
豊かさや便利さの一方で歪みが溜まっていく。その歪みの罪は全ての人がほんの少しずつ負っている。かといって豊かさや便利さの中にはそれぞれの生活や生命、喜びや笑顔がある…
という現代社会の縮図を、いっっさい言葉に出さずに伝えてくる脚本力、演出力、演技力に脱帽の2時間でした。
安直なクレーマーなどの存在を一切出さずに、社会問題を描ききる天才・野木亜紀子の世界をコレでもかと味合わせていただきました。
野木先生はきっと世界の人全てを愛し、困っているときには手を差し伸べたいと思い、それでもどうにもならない現実に怒りながらも、自分のできる仕事をし、伝えられることを粛々と伝える。
エンドロール後の一文に、そんな製作陣の愛の深さを見たような気がしました。
もちろん、アンナチュラル、MIU404の世界と地続きのためクスリと笑える部分もあり、続編的にも楽しめました。それ以外の役者さんもみんな良い!ここからさらにスピンオフが見たいくらい!
地上波放送になってからテレビでながら見するにはもったいない作品、映画館でしっかりお金払ってみる価値のある映画と思います。
ドラマ「アンナチュラル」第1話の20分と「MIU404」」第1話の...
オールスター戦!
いっせーのせで、やめようぜ!
面白かったです!
3日前から、アンナチュラルとMIU404全部観てから映画館に直行しました!
2つともめちゃくちゃ面白い!!
休みなく観てしまったので、頭痛くなって、どの事件がどっちのドラマかも、もはやよくわからん状態になってしまったので、映画ちゃんと理解できてないかも…
どんな社会問題を取り上げてくれるんかな〜と思ってたら、まさかの物流!そのテーマエンタメにするとか見たことないので良かったです。
爆弾もハラハラドキドキ。全然いいんですが踊る大捜査線とかコナンとか、事件物の映画化って爆弾好きですよね。
ホワイトカラー、ブルーカラー
広がる格差、止まれない資本主義。
まさにその世界のベルトコンベアーに乗っかっちゃってる自分。。この社会構造にこそ時限爆弾は仕掛けられとるということか…と知った口をききたくなりました。
ただ、ロッカーのメッセージ、僕は意味を捉えきれてるのか不安…
恐ろしい程のリアリティ、震え上がる程の面白さ。
ド平日に地方の劇場でレイトショーにて鑑賞しました。公開から二週間近く経過している割にはそこそこの客数でした。
結論から言うと、とても満足できました。
クライムサスペンスというジャンルは普段観ないのですが、そんな初心者でも楽しめるハードルの低さを確保しつつ、レベルの高い伏線を含む高度な脚本に脱帽しました。
個人的注目ポイントは、ただのサスペンスではなく生々しい大企業の汚さや物流業の闇に迫る池井戸潤作品のようなスペクタクルを感じられる点ですかね、お陰でとても見応えがありました!
最大の見所はラストの緊迫感のあるシーンですね、久々に映画鑑賞中に心拍数が跳ね上がるのを感じました。爆発のシーンも大迫力で、カメラワークも全体的に見応えがあるので「映画館で観てよかった!」と思える映画ですね。
あと、ドラマ2本と同じ世界線で描かれる「シェアードユニバースムービー」と売り出されてる点に関してですが、該当作品を観てなくても全く問題ないと思います、出番自体かなりあっさりでした。ただ、少ない出番のなかでもしっかりと活躍してるので、ドラマファンならちゃんと嬉いんじゃないかなと思います(私は2本とも未視聴)。
総評、とにかく現実的で見応えのある映画でした。個人的な話をすると、某大企業の物流倉庫で派遣として働いたことがあるのですが、ホントにまんまというか解像度が高くて作品に没入出来ました。
こういう生々しい作風が邦画の得意分野なのかなあ、(ただの好みかも知れないけど)と思いました。
P.S.本作と同じ世界線と銘打たれている「アンナチュラル」と「MIU404」ですが、どちらもU-NEXTで視聴可能みたいなので観てみようと思います。この映画と同じ製作陣なら期待出来そう、楽しみです。
金にものを言わせて人を動かす皮肉のきいた作品(映適マーク無し!)
巨大資本に対しての社会問題を取り上げつつ、
この作品もとにかくでかい宣伝、広告を打ち、有名俳優をこれでもかと起用。
そしてそのおかげですみに追いやられ、観る機会を奪われた名作も数多くあるという現実。
新米記者トロッ子の方がまだシンプルでみずみずしくて良かったかなと感じた。
カッコつけすぎかなと思いましたが、それも皮肉がきいていいて良かったと思います。
(悪い意味で言っています)
もちろん映適マークは無し!(トロッ子はある)
出演者、スタッフの皆様お疲れさまでした!
特別
感動するとか、心揺さぶられる、とかそういうものはあまり感じなかった。
けど、ジワジワと心に残る何かがある作品。
アンナチュラルが大好きで、ある意味どう関わってくるのか楽しみにしていたのですが、それ程関わるわけでもなく、アンナチュラルのドラマで解剖の結果導き出したモノが、ラストマイルで起った事件の手掛かりになる、ということもない。いや、運ばれてきたご遺体が誰か分かった訳だから手掛かりにはなっていたのかなぁ、あれは。
監督や脚本を手掛けた方々が物流センターが舞台で荷物が爆発するとなれば、警察(MIU404)も動くし、ご遺体も出るからアンナチュラルのUDIラボも出せるよね、的な話になったという文章を何処かで見かけました。
まさに、そういう感じ。
不思議と感想はあるようで、ないような。(笑)
ただやはり俳優さん達の演技は秀逸で、満島ひかりって本当凄いなと感じました。
彼女が贈ったプレゼントってなんだったんだろ?と未だ考えてます。
こんな取り留めのない感想で申し訳ないのですが、ラストマイルを観に行ってからずーっと感想を考えていて思った正直な感想です。
良き映画
満島さんの演技が素晴らしかったです。
犯人のミスリードを誘う演出もなかなか楽しめました。
アンナチュラル陣のシーンとかテレビ観てない人には自然じゃないので(面白いとは思いましたが)、
その代わりに山崎がどうしてブラックフライデーを止めたかったのか、
もう少し深堀して欲しかったかも。山崎と五十嵐の関係とか。
山崎も彼女も思い詰めてしまって、可哀そうではありましたが、
復讐のために無差別テロを起こすとは、、、。
最後はあの家族と配送業の親子が助かって良かったです。
会社の為に自らを犠牲にしてはいけない、というのも
この映画のメッセージの一つと受け取りました。
ごめんなさい 良さが分からなかったです
現実とフィクションの差とは?
やるならもっと。
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