ラストマイルのレビュー・感想・評価
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恐ろしい程のリアリティ、震え上がる程の面白さ。
ド平日に地方の劇場でレイトショーにて鑑賞しました。公開から二週間近く経過している割にはそこそこの客数でした。
結論から言うと、とても満足できました。
クライムサスペンスというジャンルは普段観ないのですが、そんな初心者でも楽しめるハードルの低さを確保しつつ、レベルの高い伏線を含む高度な脚本に脱帽しました。
個人的注目ポイントは、ただのサスペンスではなく生々しい大企業の汚さや物流業の闇に迫る池井戸潤作品のようなスペクタクルを感じられる点ですかね、お陰でとても見応えがありました!
最大の見所はラストの緊迫感のあるシーンですね、久々に映画鑑賞中に心拍数が跳ね上がるのを感じました。爆発のシーンも大迫力で、カメラワークも全体的に見応えがあるので「映画館で観てよかった!」と思える映画ですね。
あと、ドラマ2本と同じ世界線で描かれる「シェアードユニバースムービー」と売り出されてる点に関してですが、該当作品を観てなくても全く問題ないと思います、出番自体かなりあっさりでした。ただ、少ない出番のなかでもしっかりと活躍してるので、ドラマファンならちゃんと嬉いんじゃないかなと思います(私は2本とも未視聴)。
総評、とにかく現実的で見応えのある映画でした。個人的な話をすると、某大企業の物流倉庫で派遣として働いたことがあるのですが、ホントにまんまというか解像度が高くて作品に没入出来ました。
こういう生々しい作風が邦画の得意分野なのかなあ、(ただの好みかも知れないけど)と思いました。
P.S.本作と同じ世界線と銘打たれている「アンナチュラル」と「MIU404」ですが、どちらもU-NEXTで視聴可能みたいなので観てみようと思います。この映画と同じ製作陣なら期待出来そう、楽しみです。
金にものを言わせて人を動かす皮肉のきいた作品(映適マーク無し!)
巨大資本に対しての社会問題を取り上げつつ、
この作品もとにかくでかい宣伝、広告を打ち、有名俳優をこれでもかと起用。
そしてそのおかげですみに追いやられ、観る機会を奪われた名作も数多くあるという現実。
新米記者トロッ子の方がまだシンプルでみずみずしくて良かったかなと感じた。
カッコつけすぎかなと思いましたが、それも皮肉がきいていいて良かったと思います。
(悪い意味で言っています)
もちろん映適マークは無し!(トロッ子はある)
出演者、スタッフの皆様お疲れさまでした!
特別
感動するとか、心揺さぶられる、とかそういうものはあまり感じなかった。
けど、ジワジワと心に残る何かがある作品。
アンナチュラルが大好きで、ある意味どう関わってくるのか楽しみにしていたのですが、それ程関わるわけでもなく、アンナチュラルのドラマで解剖の結果導き出したモノが、ラストマイルで起った事件の手掛かりになる、ということもない。いや、運ばれてきたご遺体が誰か分かった訳だから手掛かりにはなっていたのかなぁ、あれは。
監督や脚本を手掛けた方々が物流センターが舞台で荷物が爆発するとなれば、警察(MIU404)も動くし、ご遺体も出るからアンナチュラルのUDIラボも出せるよね、的な話になったという文章を何処かで見かけました。
まさに、そういう感じ。
不思議と感想はあるようで、ないような。(笑)
ただやはり俳優さん達の演技は秀逸で、満島ひかりって本当凄いなと感じました。
彼女が贈ったプレゼントってなんだったんだろ?と未だ考えてます。
こんな取り留めのない感想で申し訳ないのですが、ラストマイルを観に行ってからずーっと感想を考えていて思った正直な感想です。
良き映画
満島さんの演技が素晴らしかったです。
犯人のミスリードを誘う演出もなかなか楽しめました。
アンナチュラル陣のシーンとかテレビ観てない人には自然じゃないので(面白いとは思いましたが)、
その代わりに山崎がどうしてブラックフライデーを止めたかったのか、
もう少し深堀して欲しかったかも。山崎と五十嵐の関係とか。
山崎も彼女も思い詰めてしまって、可哀そうではありましたが、
復讐のために無差別テロを起こすとは、、、。
最後はあの家族と配送業の親子が助かって良かったです。
会社の為に自らを犠牲にしてはいけない、というのも
この映画のメッセージの一つと受け取りました。
ごめんなさい 良さが分からなかったです
アンナチュラルもMIU404も楽しく見させてもらって
いたのですが…
唐突に物語がスタートして、設定だと思うのですが
なんか主人公の考えや物言いが受け付けなくて…
まぁ このシリーズは他作品が絡んでくるのが
面白さでありますが…
逆にそれだけしか感じられず…
面白さを見出す前に飽きてしまった様です…
寝てしまいました…
もしかしたら面白い所が来る前に詰まらないから
かもしれないので配信が始まったら
また観たいとは思いますが…
ちょっと演技に癖がありすぎてなのと
ストーリー展開に無理矢理感が…
まあ 劇場ではなく連ドラでやれば
深掘り出来て面白くなったかもしれませんね…
現実とフィクションの差とは?
物流が発展して、ITなしには動けない現代で起こるべくして起こる可能性もしっかり想像できるし、その裏には人が必ずいるって実感できる物語だった
便利な生活の裏で犠牲になっているものを考えるきっかけにもいいと思う
やるならもっと。
テンポの良いお芝居と展開なので飽きずに観られました。
話の内容も伏線回収もなかなか面白い作品だったが、MIUやアンナチュラルを絡ませるならもう少し深く展開して欲しかった。
あんなに沢山の人気俳優を起用しているのにもったいない。
ブラック企業
某ショッピングサイトと、物流の話?って最後に思ってしまった。
ドラマほぼ忘れた状態でみたけど、とくに苦に無くみれました。
ハラハラして不意打ちにドキッとしてしまった。この人犯人?死ぬの?って思ってた脇役は全然いい人で、フラグ回収もしっかり。でもどうしても最後まで解けないなぞが。それは自分達で考えてってことなのかな?なんとなくは、わかったけど、それが果たして正解なのか………誰かと語り合いたい。そんな映画。展開もよいので、眠くなりませんでした。久々にいいのに出会ったかも。
追記「死んでも止めるな」これが心に刺さってる。こんなブラック企業からは、逃げて欲しい。いま辛い思いして頑張ってる人にいいたい。大丈夫。やめてもなんとかなるから。死ぬよりましだよ。
映画まで何マイル?
冒頭、火野正平が車に乗ってる事に軽い衝撃を受けて始まる本作だが(自転車じゃないんだ・・・)、この映画の面白さは、一見不真面目に見えて、実はキレ者の策士という満島ひかり演じる主人公のキャラにあるのだが、と言うかそれしかないと言ったほうが正確かも。
そういった点から、警察の捜査のシーンがほぼいらないし、まして検視のシーンなど無いほうが良いまで言える。
満島ひかり、岡田将生、阿部サダヲ3人が演じるキャラにフォーカスを当て、そちらのエピソードを膨らませほうが良かったのではないか。まあ、そうするとこの映画自体が存在してないので、しょうがない部分かもしれない。
また、テレビ局主導の映画全般に言える事だが、詰込み過ぎである。少しでも飽きられたらチャンネルを変えられるというテレビマンの強迫観念なせるわざなのか、テレビはどんなに詰込んでもCMが入るので緩急がとれるが、映画は自ら緩急のリズムをとりに行かなければならず、それが出来てない為、作品の印象が非常にのっぺりしたものが多い気がする。
で、詰込んだのが本筋とは関係ない火野正平親子とシングルマザーのエピソードなのだが、それが交わるシーンを伏線回収と言うのか?
くどいうえに下手なだけだと思うんだけど、
「でしょうね」という感想しか出てこない。
【貝塚ムービー(映画)シアター倶楽部】です!本日、《2024年8月...
【貝塚ムービー(映画)シアター倶楽部】です!本日、《2024年8月バトル》が開催されました!バトル名は…【ラストマイル】…ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」等の演出を手掛けた塚原あゆ子監督と、脚本の野木亜紀子が再び組んだサスペンス。大手ショッピングサイトのセンター長とチームマネージャーが、協力して連続爆破事件の解決にあたる。…社会問題についても提起するような作品で有りながら主軸のサスペンス部分もしっかりしており、大変見応えのある作品でしたね!…自分が倒れても会社は動く暗喩、最後に主人公があっさりと仕事を辞める場面はあんなに頑張ったのに…と同情する一方、解放されて良かったねとも感じられたこと、また真摯に仕事に取り組む意味ってなんだろう…誰が為の仕事なんだろう等、働いている方なら必ず感じる部分が多々有りましたよね。 仕事に疲れ、精神不安定になり、自らベルトコンベアに飛び降り瀕死に。しかしながら、その目の前をベルトコンベアは止まる事無く動き続ける…予定日通りに荷物を届ける為に…。中々でしたね!良作でした!さて来月9月バトルではバトラーの皆様の前にどのような素敵なバトルが登場するのでしょうか!来月も楽しみですね!…現時点で大型台風が数日内に近畿圏内に上陸する予定です!くれぐれもお気をつけになってくださいませ!本日は大変御苦労様でした!
満島ひかりちゃんピッタリ!
なんかちょっと怪しげな演技をさせたらピカイチの満島ひかりちゃんが今回も光ってました♪
私はあまりマルチバース的なのは好きではないんですが、今回のコラボはスパイス程度で逆に本編を邪魔しないファンサービスで良かったと思います
続編やテレビドラマの映画版と違い知名度のない新規のドラマはなかなかスタートダッシュが遅いものですが、その問題解決の1つの正解なのかもしれませんね?
またみんなが普段からよく使う通販物流を狙った爆弾テロというところが怖く、また今日注文したら明日届くというある意味脅威の物流システムの裏には様々な企業の努力から成り立っているということも再度考えてみるという社会問題にも切り込んでいてなかなか深いストーリーは「上手い」の一言
邦画は映画館で観ない派の方もみえますが、ドラマとしてとても面白いので是非とも配信や民法放送時には観て欲しいです♪
あの時はごめんね
この映画を見て去年のブラックフライデーのことを思い出した。予定の日付より2日ほど遅れたことに腹を立て、何度も何度もカスタマーセンターに連絡してしまった。
物流業の労働環境も知らず、自分の利益のためだけに荷物の配達が遅いと文句を言ってしまった。
ホントごめんね。
情報過多なのか
脚本家目当てで行くのは、君塚さん以来ではなかろうか。
アンナチュラルは未見。
以前、医療系の倉庫でピッキングのバイトをした経験あり。
そう、正月だろうと台風だろうと止められませんよ、絶対に。
大型倉庫が舞台という着想、観客を翻弄する展開と伏線回収の小気味よさは期待通り。
サスペンスではあるが、流通というインフラ業界で働く人々に迫る群像劇でもあった。
欲望と満たすまでの早さは昨今、確かにクレイジーだ。それでも淡々とモノが届き続けるだけに日常化しており、あいだがどうなっているのかなど興味もなければ、蛇口をひねると水が出て当然さながら知る人は少ないのではなかろうか。
状況へ警鐘を鳴らす側面もありで、なかなか成功しづらい「エンタメながらも社会へ問う」仕上がりにまとまった成功例と観た。
あくなき欲望にも安息日を、だ。
ただ自身には、全体にただようアニメっぽさが気になった。
テンポがいい分、ド直球の連続というか。
そこをヨシと取るか、物足りなく感じるかが評価の分かれ目のように感じている。
男女を意識させない満島さん演じる主人公の痛快さがパーフェクト。
さりげなくアイコン化していた衣装もいい。
そう思うといくつかのドラマとも絡んでいたりする本作、
詰め込まれた情報の見本市よろしく、
眺めて感心してフーンとブースを後にしてしまう
情報過多が惜しい作品だったのかもしれない。
無理にシェアード・ユニバースにしなくても…
「アンナチュラル」「MIU404」どちらも大好きな作品なので、この2作品と繋がるシェアード・ユニバース・ムービーに期待しかなかった。そしてシェアード・ユニバースというワードに期待しすぎた。
特番や宣伝などで割と前面に押し出していたので、もう少しガッツリ絡んでくるのかと思っていたら、あっさりめで少し拍子抜け。
…大人の事情やあくまで軸は「ラストマイル」という事もわかってる。
単なるドラマファンのワガママです。
「ラストマイル」という映画としては、物流業界の闇と過酷さ(どこの業界も同じだと思うが)が描かれていて、おそらく現実もそう違いはないのだろうと思うととても怖い。
そして、荷物が届くまでにどれだけの人たちのお世話になっていることか、消費者側としては考えさせられる内容で興味深かった。
タイミングが良いのか、悪いのか…
映画館から帰ってきたら荷物が届いてて、開けるのを少々躊躇ってしまった。
「なるほど」
二人の二枚目俳優の無駄遣いが残念。
朝ドラ見てるので、ハンサム(死語?)にはハンサムなりの苦悩と葛藤と、「なるほど~」の奥行きが欲しかった。
社会派とは違うなと。脚本に期待し過ぎたせいかな。
生活感も、有るようで無くて。それが狙い?
HINOMOTO製品の伏線回収。そこは、ベタでよかったなと。これは、母子と父子を演じた俳優の力だと思いました。
静かな警鐘
時々、苦手意識がある野木脚本。
それを凌駕するほどの素晴らしい作品。
光の当たらない場所へ光を当てる技量に、尊敬の念を感じます。
配送小口数の増加、物流業界の激務化、人手不足、賃金格差、社会的弱者への風当たり、等々。
社会問題、ふんだんに入れてきたー🫠
すごすぎて、溶けそう。
冒頭のカットと、ラストのカットが印象的。
この作品を鑑賞したからといって、私たちの日常が劇的に変わることはない。何も変わらないかもしれない。でも、知ることに意味はある。
そんな静かな警鐘を、
冒頭シーンとラストで魅せる潔さ。
かっこよすぎる。
かっこよすぎる作品だ。
アンナチュラル
MIU404
久しぶりに視聴したくなりました。
マンハントやノマドランドとは、当然違うが、残念
宅配爆破モノとしては、ユナボマーの海外ドラマ、マンハントが、緊張感のある秀作との思い出がある。残念ながら、本作には、緊張感は無い、だから、引き込まれない。テンポを追うあまり、セリフ過剰、音楽過剰で、絵でストーリーを描けていない。また、ノマドランドのブラックフライデーで描いていた労働者としての悲哀が、被害者や主人公を含め、うまく描けていない。から、感動しない。素材は良いのに、味付けを間違えた。せめて、あの二人が仲睦まじいシーンがあれぱ、あの爆破も泣けた。主人公の早口のセリフで説明では、駄目。シナリオは、描いていたのを、プロデューサーと監督が、改悪したと、邪推した。初めて、韓国版のリメイクを期待した。
満島ひかり&岡田将生
満島ひかりと岡田将生の演技が、良かった。特に満島ひかりは、良い女優になったなぁ。この2人は、映画「悪人」でも絡んでいた。(満島ひかりが、岡田将生の遊ばれ女の役) 作品の役どころにもよるが、当時と比較すると、満島ひかりは、本当に成長したと思う。他にも主演級の役者さんたちが、多数出ており、各々個性を発揮していた。(石原さとみが、分からんかったけど😭) 私は、ロッカーに書いてある意味が、分からなかったことが、悔しい😭。
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