「マジックワードの「カスタマー・セントリック」」ラストマイル kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
マジックワードの「カスタマー・セントリック」
いきなりバンドAmericaの「ヴェンチュラ・ハイウェイ」でご機嫌の宅配業者(火野正平、宇野祥平)なので。本気度がうかがえます。個人的にこの曲が好きなだけなんですけどね♪
TVドラマ『アンナチュラル』も『MIU404』もアマプラで視聴済みなので、シェアード・ユニバースを楽しみにしていました(なら、なぜ映画館で観ない?)。ちょっとAmazonに毒されているのかも・・・ま、UDIラボも4機捜のメンバーも程よいくらいに出演していて楽しかったです。配達シーンでは安藤玉恵のマンションの部屋№が404だったりするのもニヤニヤさせられるよ!
最初から色んな伏線が張り巡らされており、これがまた心地よくミスリードされる展開。物流業界の内情や外資大手の仕組みなど勉強になることが多い。派遣社員、下請け・孫請けといったピラミッド構造などに生ずる社会問題を大きく取り扱っていたのも凄い。『アンナチュラル』も『MIU404』も社会派だったからなぁ。
デイリーファーストの巨大さに見とれてしまいながら、伏線の面白さが心地よい。気づきにくいけど、宇野祥平が勤めていた会社ひのもと電気(?)のドラム式洗濯機がラストの安藤玉恵の家に繋がっていたりする。この安藤玉恵の家族が何度も同時進行で描かれるが、まさかまさかのラストマイル(物流のエンドユーザー)。こんなストーリー構造も驚きだ。そして宅配業者→岡田将生→満島ひかりと怪しい人物がころころ変化。鍵を握るのは元社員で5年間植物状態となっていた山崎佑(中村倫也)だ。
2024年問題といった物流業界の問題。1日稼働を止めただけで数億の損失、150円から170円に料金改定するだけで利益がガラリと変わる。それを復讐のために利用し、結果論として、労働問題も改善・・・期間は短いものの壮大なストーリー。物流代行のシステムがちょっと分からなかったけど面白かった。時代は通販。フェイストゥフェイスからドアトゥドアの時代になっているとも言えようか。
何やかんや言っても『アンナチュラル』は大好き。2回も通して観てしまった。最も笑えたのはUDIラボの中堂(井浦新)が「クソ」と言いかけたシーン(パワハラで訴えられてるからね)。それを羊運送の八木(阿部サダヲ)が代わりに「クソ」と言ったところ。
アマプラでラストマイル出たのでやっと見ました〜。
ドラマ見ていたのでめちゃ楽しめました^_^
MIU404の学生だった子が警察になっていたのは序盤からおーってなりました^_^
アンナチュラル、私も大好きです。良くできていました。
ひのもと電気の洗濯機がいい仕事をして、かつてのモノづくりニッポンの底力を見せていました。今となっては「そこまでいいものじゃなくていいから」お安いのが良いので売れないんですが。
kossyさま
共感ありがとうございます🙂
私のアイコン画像は、『アンナチュラル』に登場したあの絵本です🤭
UDIラボの所在地や事件の現場は、実際の住所表示と漢字一文字違いの架空の場所なので、私のウチはラボのすぐ近所ということになりますw🫡
『MIU404』や『ラストマイル』にも、近郊の地名が何度も登場したので、脚本の野木亜紀子さんが想い出のある土地なのかなと思ってます😙




