「不条理な世の中で生きていかなければならない」ラストマイル ぱんだもちさんの映画レビュー(感想・評価)
不条理な世の中で生きていかなければならない
決して他人事として捉えられない作品だと感じた。
これが日本の現状で、現実であることを突きつけられたような気がして、ある意味でショックを受けた。
特に最後のシーン。こんな不条理な世の中でも、明日も明後日も変わらず生活を続けていかなければならないことへの残酷さが身に染みた。
miuやアンナチュラルの頃から、世の中の不条理さを表現しているように感じてたけれど、今回の映画でそれらの結論が出たような気がした。
世の中は不条理で、残酷、だけど、その中でも必死に普通に当たり前に生きていかなければならない。そのような残酷な世界であることを、この作品を見た人全員に感じて欲しいなと思った。
miuやアンナチュラルで子供だった子達が社会に出て生活している場面が何度かあり、不条理さを知っている彼らがそれでも一生懸命に生きている姿として映り、心打たれた。
コメントする