劇場公開日 2024年8月23日

「アベンジャーズ的な期待をすると肩透かしだが単品としてはかなり面白い」ラストマイル ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アベンジャーズ的な期待をすると肩透かしだが単品としてはかなり面白い

2024年8月25日
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鑑賞方法:映画館

2024年劇場鑑賞212本目。
アンナチュラルもMIU404も当時見ていませんでしたが別作品が世界観を共有するシェアードユニバースという手法が面白いと思って2ヶ月前から約20話きついなと思いながら見始めました。アンナチュラルおもろっ!泣かされるし、死を直接的に扱う重い話なのに笑えるやり取りすぐするし、あっという間に見終わり、あーMIUじゃなくてアンナチュラル2見たいなぁと思いながら見始めたらこっちも多分放送当時も騒然となったであろう衝撃の展開に驚きつつもやっぱりこっちも笑いのシーン満載で、結局一ヶ月で全話見終わっていました。

そんな傑作ドラマの続編ともなれば期待値は天井知らずで、どちらのメインキャストももれなく出てくるともなれば楽しみにならない方が無理です。

アベンジャーズ的なものを期待していたので、アンナチュラル組、MIU組、ラストマイル組が一同に介して作戦を練るみたいなの展開になるかと思いきやそれぞれのユニットで出てくるので(作品間を行き来するのはあのおなじみの大倉孝二と酒向芳の刑事だけ)主人公同士の掛け合いはなく、そこは正直がっかりしました。
もう一つ減点のポイントは、笑いがなさすぎた所です。アンナチュラル組でいつもの笑いはありましたが、他は刑事2人のやり取りくらい(ここもある意味アンナチュラル組ですし)。もしかしたら満島ひかりのところでも笑わせる意図があったのかもしれませんが満島ひかりが笑わせようとしても狂気みたいなのが見え隠れして笑えないですよね。逆にここがこの映画のいいところでもあるのですが。
内容はAmazonの関係者これ見て大丈夫かなと心配になるような内容で、自分も普段良く利用する宅配の問題を作品として作り上げた傑作だと思います。伏線と気づかなかった伏線回収も見事。

ガゾーサ