「ポチる日常への警鐘」ラストマイル bionさんの映画レビュー(感想・評価)
ポチる日常への警鐘
物流問題、ビックテック企業による市場支配の弊害などを引っくるめて、溜飲が下がるラスト。ここまでの作品とはお見それしました。
満島ひかりが演じる舟渡エレナは、スベリ例えを堂々と言ってのける帰国子女風のエリート社員。
予告編でも気になっていたが、周りを凍り付かせても全く意に返さない強メンタルのエレナにイライラされる前半。
岡田くんに同情していると、ヴィラン役として日本統括本部長役のディーン・フジオカが登場。超高そうなブランドもの革ジャンを羽織り、アメリカ本社の利益と自分の出世だけをプライオリティに行動する全くもっていけ好かない人間。役にはまってます。
思わず、ポチッとしてしまう日常。この行為がビックテックの利益を押し上げ、物流問題を加速させる原因とはわかっていながらもやめられない。
そんな我々への警鐘でございます。
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seiyoさんのコメント
2024年9月1日
こんばんは~。
その通りで、何気にポチるのを少し反省しました。
この頃、海外サイトにはまり気味で、1週間で届くところが魅力ですが、裏側では大変だと今回、ひしひしと感じました。