「「最悪」だとは全く思いません」映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記 callさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0「最悪」だとは全く思いません

2024年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「最悪」というのはちょっと言いすぎです。
31作中、25,6番目くらいじゃないでしょうか。
ストーリーはあるし、笑いどころも盛り上がりもちゃんとあるからです。

何が悪いというのは難しいのですが、初期のクレしんのようなブラックな笑いがありません。世相が変わってのコンプラのせいですしそれは仕方ない。
仕方ないのですがそれクレヨンしんちゃんでやる意味あるんでしょうかね。

ちびちびとアニメ版キャラがいるのはいいんですが、ネットでプチバズりしているからって変なレアキャラを不自然に出しすぎじゃないでしょうかね。めったに出ないからいいのに、ぽんぽん出して、でも特に何か意味があるわけでもないのは何かを間違えている気がします。
この人の商品がいい感じにストーリーに絡むというならともかく、そこにいるだけ。知らない人には何のこっちゃって感じでしょう。単にコアな人気のあるレアキャラ出しときゃ「おおー」って言うんだろ?感が見えます。ただし埼玉紅サソリ隊の扱いはあれでいい。

子どもを連れていけるかどうかについては、、、連れて行ってもいいんじゃないしょうか。
ストーリーの内容が苦手なお子さんはいるかもしれませんが、前作の救いのないオタク君よりずっとマシ。
よくもわるくも最近の無難な子供向け映画です。
「大人も泣ける」じゃねぇよ。ストーリーがとっちらかりすぎているワリにギャグも少ないので、子供も大人も退屈になってしまう欠点があります。
毎年作ればいいと思っている、ここまでの作品で物議をかもした点を避けるために毒気がどんどん消えていく、コアなファンしかわからない小ネタをいれすぎてコアなファンではない子供が喜ばない。ドラえもんのように夢があるわけでもない。
娯楽映画に意味を求めるのはナンセンスなのですが、娯楽要素が少ないという致命傷を抱えています。

今回、一番面白かったのは来年の予告でちらっとやったダンスです。

call
めぐさんのコメント
2024年8月13日

前作もかなりひどかったですね…
終盤ヒロシが少しかっこいいセリフ言ったのでそれは良かったのですが。
前作のレビューで、私は靴下の匂いでなんでも解決するのはどうかと思うとコメントしていました。ついに靴下の匂いで解決するのさえなくなりましたね。

やっぱり、クレヨンしんちゃんは子ども時代の夢が詰まっているような、そんな感じなので、そんな映画が見たいですね…

絵を描くと動き出すとか、あの話しはしんちゃんらしくて好きでした。

めぐ