「エセ紳士とイカレ検事」ジェントルマン uzさんの映画レビュー(感想・評価)
エセ紳士とイカレ検事
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BGMに靴音などを絡ませる導入はお洒落なんだけど、微妙に音がハマッてない…
画作りもカッコいいんだけど、狙ってる感もバリバリで、期待と不安が同じくらい膨らんでいきました。
正直、中盤までは結構退屈。
それぞれの行動の意図や流れが掴みづらい中で、時系列まで行ったり来たりして分かりにくいのも難点。
というか、公式HPは3人だけの超シンプルな相関図だったのに、登場人物が多い!笑
韓国名は区別しづらいし、顔立ちや髪型も似たキャラが多くて大変でした。
最後のネタバラシもスッキリしない。
あれが真相なら、身内しかいないのに芝居してたことになり、前半がことごとく“観客向けの嘘”になってしまう。
カン検事があそこにいた理由も分からないし、入れ替わるために命をかけすぎてるし。
奥さんの件も嘘なら、動機も薄く感じてしまう。
シリアスもコメディも演出にまとまりがなく、どういうスタンスで観るべきか最後まで定まらなかった。
横転する車内を、無闇にキラキラしたガラスがスローで舞うシーンなど、個々では面白いのだけど…
エンタメにしようとし過ぎてエンタメから外れてしまった印象。
もっとシンプルでよかったのになぁ。
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