「構成が雑すぎる。クオリティが低すぎる」スマホを落としただけなのに 最終章 ファイナル ハッキング ゲーム 早坂さんの映画レビュー(感想・評価)
構成が雑すぎる。クオリティが低すぎる
今回の映画はとても残念でした。
〈良かった点〉
良かった点としては演じている演者の演技力がとても素晴らしかったです。特に成田凌さんの演技はやっぱり惹かれるものがありました。
また、浦野VS加賀屋の場面はシリーズ通してみていた自分はとても興奮してみることが出来ました。
〈悪かった点〉
正直それ以外はあまりよくかったように感じました。
1.浦野が怖くなさすぎる
今回の映画では、浦野が初めて愛情を知りそれによる心情の変化が多く映し出されていました。この部分は見た人それぞれ善し悪しがある部分だと思います。
それを踏まえて自分は浦野のいつも1歩前にいる感じ、狂気的な性格が出るシーン、稲葉麻美への執着心などをあまり感じることが出来なかったのはとても残念です。自分はシリーズ通して浦野の狂気じみた部分が好きでしたし、スリラーやサスペンスな部分がなくなっているのがとても残念でした。
2.構成が雑
今回の部分で1番残念だった部分は構成の雑さです。最後加賀屋との友情が芽ばえるシーン、死んで剥製になるオチ、稲葉麻美への執着心はどこへ?、視聴者へのButterflyの正体のわかりやすさ、スマホを落とすのに始まったのに国際問題まで出てきて話が飛躍しすぎなど、言ったらキリがないぐらい雑すぎました。何故こんなに雑な構成、オチにたどり着くのかとても不思議です。
また、意味無いシーンも多かったイメージです。特に白石麻衣を出すためだけに作れらたシーンなど、見てみて退屈するシーンが多々あります。もちろん、シリーズメンバーを出すことは、1視聴者としてめっちゃ暑く感じることが出来ました。ですが、何故それを薄っぺらいシーンで出すのか、何故1番出さないといけない稲葉麻美(北川景子)を出演させなかったのか謎です。
全体通して視聴者を楽しめようとしているのか、視聴者が何を求めているのかわかっていないような気がしました。
シリーズ通して1.普通、2.面白かった、3.最悪みたいな感じです。
2が面白すぎただけに、最終章期待していただけにとても残念でした。