「スマホでバイトしただけなのに」スマホを落としただけなのに 最終章 ファイナル ハッキング ゲーム ランタイガさんの映画レビュー(感想・評価)
スマホでバイトしただけなのに
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映画製作に敬意を表するとしたものの随分当初のテーマと離れてしまいましたね。
日常の便利さに潜む偏執的な悪意、恐怖が題材だったと理解していました。
テロ組織の個人の欲望と裏切りがテーマのようで主人公の浦野、加賀谷のスキルや偏狭さが薄れてしまいましたね。
気になった点
・架空国家ではなく日韓にした事
・死体を損壊して埋めていたのに剥製にすると心変りした経緯が語られていない事
・愛は理屈ではないけれどもスミンが浦野を愛してしまうのはテロ組織の一員としていささか安っぽい事
・浦野がスミンの父親を殴打するだけなのに兵藤の仲間を簡単に刺殺した事
・あのかなりな数のドローンを敷地内に事前セットして置けた事
・要求が20億円とは随分控えめで、更に日本政府があっさり支払った様に見える事
・銃で撃ち合って終わるとはこれまでの作品の世界観が台無しな事
などなど
従って迎えたラストは素直に受け入れます。
スマホでバイトを申し込んだだけなのに強盗に加担させられ殺人に至ってしまうなど哀れに堕ちていく現実が虚構よりも恐ろしい。
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