「カラクリガタリ」クラメルカガリ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
カラクリガタリ
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『クラユカバ』のスピンオフということだが、各一回の上映でもこちらが先で…
不安はあったが、単体で完結はしている模様。
世界観は面白そうなのだけど、いかんせん設定や用語がイマイチ入ってこない。
キャラクターの関係性なども含めて、常に考え、引っ掛かりながら観ることになってしまった。
悠木碧の演技もあり飴屋は好きなのだが、シイナ共々カガリとの絡みがなく残念。
だったらキャラ数を絞った方が分かり易かったのでは。
独特のキャラデザや色彩、カラクリ含めた動きや演出などは非常に良かった。
ただ、カガリの顔の傷や「親譲り」の台詞すら未回収で、他キャラも背景はほぼ明かされず終い。
ある程度拾われたのは朽縄博士くらいかな。
『クラユカバ』に比べてポップで見やすいのは美点。
活発キャラの多いあやねるのポワポワ演技は新鮮だし、伊勢屋の不敵な感じも上手かった。
キャラは魅力的なのに描ききれておらず、また続編もなさそうなのが勿体ない。
カガリの地図好きも突出したものでなく、終盤の逃走経路に活かされる程度なので主役感薄し。
せめてもう30分あればなぁ、と思わずにいられない。
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