「75点」ぼくが生きてる、ふたつの世界 まぁと@名作探検家さんの映画レビュー(感想・評価)
75点
映画評価:75点
コーダという単語を初めて知りました。
この主人公の成長と葛藤がしっかりと伝わる
素晴らしい作品でした。
でも正直言うと、この主人公の気持ちなんて
どうでもいいです。
別にコーダの人じゃなくたって、
誰だって、何かしらの悩みがあって、
試練があって、むしろ当たり前です。
何の障害もなく、周りから特段迷惑をかけられてもいない、何不自由なく生きて見える私ですら
常に様々な世界を行き来しています。
そこに同情する余地はありません。
ですが、この作品の本当の魅力はそこではなく
母親の無償の愛にありました。
小さかった頃の思い出をひとつひとつ
当時の自分を見つめる母父の顔と、爺婆の顔を
思い出しながら涙が流れてきました。
たくさんの人からの、
たくさんの思いやりによって
今の自分がある事を、
改めて感じる事ができました。
それに気がつけた1人の青年の涙が
この作品を全て物語ってくれました。
今までと、これからの出会いに感謝します。
【2025.6.14観賞】
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