「親子の関係が真に迫っていた」ぼくが生きてる、ふたつの世界 ひとふでさんの映画レビュー(感想・評価)
親子の関係が真に迫っていた
耳が聞こえない両親を持つ男の子の話。
サクセスストーリーとかではなく、日常を淡々と描写していてドキュメンタリーチック。
母親が非常によい。実際のろう者とのことで、そこがリアリティを増してる理由なのかもしれない。
あくまでも息子視点の話なので母親の苦労話は伝聞で、母親自身もそれほど主張しない。
そういうところがジワジワ効いてきて、息子が反発する気持ちがすごくわかる。
ろう者の両親の話だけど、普遍的な家族の話でもある。名作。
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