劇場公開日 2024年9月20日

「親子の関係が真に迫っていた」ぼくが生きてる、ふたつの世界 ひとふでさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5親子の関係が真に迫っていた

2024年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

耳が聞こえない両親を持つ男の子の話。
サクセスストーリーとかではなく、日常を淡々と描写していてドキュメンタリーチック。

母親が非常によい。実際のろう者とのことで、そこがリアリティを増してる理由なのかもしれない。
あくまでも息子視点の話なので母親の苦労話は伝聞で、母親自身もそれほど主張しない。
そういうところがジワジワ効いてきて、息子が反発する気持ちがすごくわかる。

ろう者の両親の話だけど、普遍的な家族の話でもある。名作。

ひとふで