「活き活きとそして温かみを感じ、沁みる作品」ぼくが生きてる、ふたつの世界 Toruさんの映画レビュー(感想・評価)
活き活きとそして温かみを感じ、沁みる作品
宮城県の小さな港町、耳のきこえない両親の下で一心に愛情を受けて育った大。コーダである大が、幼少期から思春期を経て大人になっていく過程を描いた作品。
ろう者の登場人物には、すべてろう者の俳優を起用して撮影したのは見事。とても丁寧に作られており、中弛み皆無。
吉沢亮と忍足亜希子の卓越した演技から、伝わるものが多くも、決して大袈裟ではなく自然に親子の関係を描いており、観る者の心にじんわりと沁みる。
活き活きと、そして温かみを感じる見事な仕上がりの映画作品。
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