ふれる。のレビュー・感想・評価
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お互い都合の良い関係はすぐに壊れる。負の感情も含めての人間なのだ
タイトル通りの印象。
ケンカなんてなくなれば良いのに、と思うこともあるが、
負の感情も分かり合えるからこそ、気を遣えたり、
その気遣いによってその人をより好きになったりするわけで。
負の感情なしの関係は、言ってしまえば上辺だけの関係である。
苦労せずに手に入れた関係は、簡単に崩れる。
本作では「思ってることはちゃんと口に出せ」という話が度々出てくるが、まさにその通り。
負の感情も含め、伝え方も含め、自分の頭で考え、伝えたいことを伝える。
当たり前だが難しく、何かに頼りたくなるもの。
痛みや傷でさえ一つの絆
映画館告知で毎回流れてるしたまに見るテレビCMもやってるし気合い入ってるなーと思い永瀬廉くん目当てで見に行きました
ストーリーはよくあるというか淡々とギスギスと進んでいった感じで特に心には残らずでした…
それぞれの成長したところがあればカタルシスもっとあったのになー なんて
三人の子供の頃というかバックボーンがもう少しあれば大人になってからの行動がコイツはそうだよなってなったかも
ただ…!ふれるのモフモフトゲトゲ具合が妙にハマってしまって可愛い!と思って見てました(笑)
ラストのとこでのふれるの涙に不意にコチラも泣いてしまいました
今まで感情がわからない謎めいたキャラだったのでそのギャップに…
ふれるもおんなじこと考えてたんだ!(T_T)
永瀬くん声質がいいですよね 声優やっても上手いんだな〜と思ってみてました
料理描写は妙に気合い入ってましたね
どれも美味そうに見えました
所々に実在商品のカメラ目線ありましたが天気の子ほどじゃないので許容範囲かと(笑)
思いを伝えるって難しいですね!
一つの言葉でも言った側 受け取った側で異なる時もあるし
言ったら言ったで終わりじゃないですからね
そういうこと改めて思い知らされましたー
本当の気持ちにふれる話
とある島の家庭環境が悪く人と話すことが苦手で、つい人に手を出してしまう主人公がある日見つけた不思議な生き物【ふれる】、同い年の島の子3人がふれるによって心で思っている事が分かり親友になり、大人になって島を出ても3人でシェアハウスをして住んでいる。
状況は特殊ですが、まぁ、どんなに分かっている相手でも実際には何を考えてるなんて分からない、だからこそ相手を想い、相手に伝わるようにコミュニケーションは大切だよなと思う作品です。
ただ、作品を追うごとに昔あったみたいな地域感などはなくキャラも特徴的な物が無くなって来たなぁっと少し物足りなさを感じました。
あ!あのストーカーされた女の子だけはちょっと気に食わなかったです!
可哀想なのかも知れませんが気になってる相手が主人公なのにその友人と雰囲気だけでキスするとかあり得んだろと思いました。
「ふれる」の存在意義とは?
俳優陣の良さ、及びYOASOBIの素晴らしく集約された歌詞とメロディに期待をし、胸を弾ませ鑑賞しました。
鑑賞した日は内容に納得ができないことばかりでしたが、翌日になり全体の流れを自分なりに考えてみたらある程度は落ち着きました。
自分なりに考えた全体の流れですが。
秋は極度な口下手で幼少期は友達が出来なかったが「ふれる」のおかげで2人の友人が出来た。秋も話せるようになってきたが、大人になりそれぞれの黒い感情も大きくなり、友人同士で衝突するようになってしまった。
「ふれる」はアンチブロック機能も追いつかなくなり時折様子がおかしくなったり一晩家を開けたりするようになる。心を伝える力が作用しないことも多くなり秋達は勘違いしてすれ違い。(島の師匠は、「ふれる」に頼りすぎると大変なことが起きる、という内容をしっかり伝えず寝てしまう)。
秋達は互いに考えが伝わって居なかったことに自分達で気づき、自分達の言葉で伝えることの大切さを自覚。
〈「ふれる」の力は要らない?〉という気持ちが「ふれる」に伝わり、「ふれる」は暴走。口下手だった秋が「ふれる」に心をしっかり伝える。手袋をしないといけないほど痛かった「ふれる」のトゲ(終盤では糸で、人に気持ちを伝える力)は抜け落ち小さくなった。もうこの力は必要ない。共同生活の家は引き払い、「ふれる」は秋に付いていった。
かな、と思っています。
「自分の言葉で伝える大切さ」というキャッチコピーは納得したのですが、考えがぐるぐると回ってしまい、複雑な気持ちになります。
キャッチコピーからも、【力も含めた「ふれる」の存在意義を否定している映画】でもありますよね…。ふれるの力は要らなかった。3人の意思疎通を邪魔していた。
もっと、【「ふれる」そのものの存在意義があるポジティブな方向に持っていって欲しかった】。それかいっそ、「ふれる」を誕生させないで「不思議な力があって...」という程度の話にしてほしかった。
と思いますが、力がなくなったと思われる「ふれる」はイチ生き物として秋に付いていったので、今後は普通の生き物として必要とされ、可愛がられるのでしょう。
この終わり方を見れば一応、存在を否定しているわけではないと言いたいのでしょうが。
そもそも、「ふれる」の存在が薄いように思いました。
「ふれる」と築いた関係性は冒頭に描かれますが、台詞もなく音楽だけでただ流されるだけですし、その後も「ふれる」との愛情を感じさせる触れ合い場面はあまりないため、最後に「ふれる」が泣く程の深い関係性はあまり感じられませんでした。
事が大きくなる決定的発端となった秋と諒の屋上の場面でも、わざわざ「ふれる」の力を使う意味もよくわかりませんでした。優太も居なくて2人だけ、そのまま内緒話ができるのに、しかもお互い言いたい事は一言だけなのに。
日頃から夕飯のメニューを決めるだけの簡単なことに「ふれる」の力を使うことにもそもそも疑問でしたが、決定的発端に至る理由が弱すぎると思いました。
「ふれる」の暴走場面も支離滅裂に感じました。せめてそこで「ふれる」と3人で過ごした思い出の島の風景とかが映し出されれば「ふれる」の悲しみも「ふれる」の涙ももっと理解できて感情移入出来たのに。
思うところはまだいくつもありますが、最後に。魅力的なキャラが1人も居なくてむしろ引く部分が多かったのは致命的で残念でした。
言葉に出さなきゃ伝わらない
久々の長井監督&岡田脚本作品。
何でもわかっているようで、実はわかっていなかったというのが様々なシーンで描かれ、深く考えさせられる。
終盤になるにつれて、3人の特殊な関係性と、樹里・奈南の地道に築いてきた関係性とが対比されたのは興味深かった。
また、過去作同様に登場人物達の仕事や学業の人間関係と大変さがリアルに描かれるが、
単に過酷に描くだけでない工夫が随所に感じられた。
過去作に比べるとメッセージ性の鋭さは控えめに感じた一方、多面的により丁寧に描かれたことで、むしろスッと心に響く感覚だった。
p.s.やっぱり男は、顔と身長だよな...だよなあ......
前半と後半の温度差
前半、ちょっと無理矢理感が否めなくて正直この話いる?!と思いながら観ていた部分はありますが、話が進むにつれてなくてはならない物語なのだと。SNS社会の光と闇…ほどはいかない、ちょっといいよねとちょっと良くないよねぐらいのところが描かれてる気がしました。身近な感じがちょうどいい。可愛いふれるを通して、スマホ世代の小学生から大人の心にまでそっとふれる作品な気がしています。
それにしても声優さん3人のハマりっぷりには驚いたし、後半のあの壮大な展開は永瀬廉さんのあの声なしでは成立しないと思わせるぐらいの説得力でした。
今の時代こそ観てほしい
まず主演の3人がオーディションで選ばれただけあって、本業は声優ではありませんがとても違和感なくうまいです。ストーリーは誰もが感じた事があるだろう人間関係の難しさやもどかしさが表現されていて、それでも人っていいなって思える作品でした。観た後に、少しだけいつもより自分の周りにいる人を大切にしたいと思える作品です。個人的には永瀬さんの声がとても良くてびっくりしました。
決してBL映画じゃぁありませんよ。
島で生まれたアキ君は口下手で口より先に手が出るタイプ。子供の時に独りぼっちだったけど奇妙な島のハリネズミの様な妖怪(?)「ふれる」を見つけ、その力によって仲良くなりたかったリョウ君とユウタ君と友達になり、その友情は大きくなっても続いていた。
「ふれる」の力はしゃべらなくても当人同士の手を触れるだけでお互いの考えていることが理解できるという力。
東京に出てきた3人は一軒家を借りて同棲し、アキ君はバーテンダーのバイト、リョウ君は不動産屋に就職、ユウタ君は服飾の学校とそれぞれの生活を営んできたけれど、ひょんなことから知り合った2人の女の子ジュリちゃん、ナナちゃんも共同生活に加わって...
案の定、野郎3人に女の子2人が加わると野郎どもが勝手に墓穴を掘り、長年築き上げてきた友情にも女の子たちとの生活にも亀裂が入りはじめ、
また、今まで便利だと思っていた「ふれる」の力には大きな秘密が隠されていた...
「とらドラ」以降、監督:長井龍雪さん、脚本:岡田麿里さん、キャラデザ:田中将賀さんの、3人トリオの作品はずっと追いかけていたけれど、今回は野郎3人がメインということでどうかなぁ?なんて思ってましたが、すごく良かった。
特に、女子2人がかわいくて、特にジュリちゃんは見た目はキツそうなギャルだけど性格はすごく良くて、ありゃあアキちゃんでなくても惚れちゃうよね。
公開2日目の朝一で観てきたんだけど、正直、観客の入りはすごく悪かったように思える。
制作がCloverWorksで作画や動画は完璧なんだけど、男三人を前面に出し過ぎていて、(BL腐女子さんいらっしゃいってな感じが前面に出てて)女の子2人を加えた5人の友情(あの花的な)ってな感じで売り出した方が良かったかもしれないですね。知らんけど。
リアルとファンタジーの融合
まずとにかく映像が美しく、描写が細かくてここでもリアルを感じ、登場人物達のリアルな感情を感じながら終盤はファンタジーな世界に誘われる。
でもファンタジーな世界にもリアルな感情が浮かび上がっていて、鑑賞後はコミュニケーションについて改めて考えさせられた。
自分としてはだいぶ楽しめる作品だった。
ふれる。
3人の青年達…見ている最初は声を勤めていた俳優さんたちの顔が浮かんでいましたが、すぐに映画の世界観に入り込み、そんなことは全く気にならなくなりました。私も口下手なので、コミュニケーションの取り方、難しいと日々感じてます。ふれるがいたらなと思いますね。でも、この映画を見て、人との繋がりから人間は成長できることが多いので言葉にしていくことって大事だなって改めて思いました。良い映画に出会えたと思います。
美しい風景
風景や街並みなど丁寧に描かれていて好きです。
声優さんではない皆さんが主演でしたが、違和感なくむしろそんな事は忘れてストーリーに引き込まれていました。
ふれる。かわいいのにふわふわじゃないのは、一緒に暮らすと大変そう
ふれるが可愛くて愛おしい
3人とふれるの絆の物語で、とても優しく心に触れてくれるふれる。心が温かくなる作品。とても面白く絵が美しかったです。声優、とても上手くて台詞がスッと入ってきました。最後感動しました。
映画を見て
私自身、話さずとも自分を理解してくれてた幼馴染に囲まれてた学生時代から、初対面の人ばかりの社会に出た時にかなりしんどかったので、秋たちの気持ちに共感するところもありました。
きっと誰しもだれかに共感するところのある作品だと思います。
正直、初回はもう少し3人の前向きな気持ちの変化をゆっくり見れたら良かったなとも思いましたが、2回目みると、その変化すらすんなりうけいれられてました。
そして映像が電車の広告や細部までこだわっておられてて、後半はファンタジー要素もあってアニメならではの良さも味わえました。
そしてふれる。がとにかく可愛くて可愛くて。
サラーと見るのではなく、この映画から自分はどう思うのか、そこまでが大事な作品なのではないかなと思いました。
ふれる
こころって自分だけのものだから一人ならば平穏のまま
誰かのこころにふれるのはとても痛いしすれ違いや誤解、マウントや罵詈雑言とてもじゃないけど全てこころにいれるのは無理で
ふれるが全て緩衝役になっていたから平和でいられたけれど
あー難しいね
伝えることって難しくて
この作品を伝えようとしたときにまずそこにぶちあたるのが面白いかもしれない
見た人の感想はおおまかな事は一緒だけど各々の感性に左右されるし語彙力も加味されて恐らくバラバラな評価になると思う
面白い面白くないの基準もそれぞれだしな
夢の続き?ともまた違うモラトリアムとも違う、大人の仲間入りおめでとう、なのかな
祝福、かな
エヴァのアニメ最終回おめでとう?ありがとうだったかなを思い出した
また感想書きにくるかも
不思議な作品だった
ふれるは一周回ってかわいい愛らしくて帰りにクレーンゲームしてきた
映画に「ふれて」それぞれ感じて
試写会に続き2回目の鑑賞。
だからこそセリフ一つひとつや登場人物達の表情、目線をじっくり見たり聴くことができました。
全ての声優さんの声が自然で心に訴えかけてきて2箇所泣いちゃいました。
大画面で何回も見て感じたい。
見終わったあと、過去の自分の周囲の方との関わり方が思い出され、家族や友人との関係を改めて考えようと思いました。
また見に行きます!
リアルなファンタジー
大切な人に'”思いのまま”が伝わらない。あまりに簡単に言葉を操れる様になった今、余計に、主人公達が抱える「そうじゃなくて!!」みたいな気持ち、共感出来るところが。
キャストがフィーチャーされがちだけど、まっさらな気持ちで観て欲しい。
画面は現実よりもリアルなほど。ラストにかけて迫力とその美しさに、心のサビが剥がれ落ちる感じでした。
わたし寂しかったんだな
言わなくても分かるとか察してほしいなんてコミュニケーションを楽して済まそうとしてるだけなんだな
伝えたい気持ちの何割が伝わってるのだろう…そんなことを考える映画だった
誰しもが持つ憧れ、劣等感、孤独
他者と関わると抱く様々な感情が刺激される
個人的には何も言わないふれるに感情移入してしまい涙が溢れた
大切な人に「ありがとう」を伝えたくなる映画
補足
オーディションで選ばれたメイン3人の俳優たちの声
自然でとても良かった
クライマックスの秋の台詞は演じているはずなのに素直に真っ直ぐ秋の言葉として胸に響いた
メインキャストが声優じゃないことを危惧する人がいたならば騙されたと思って観てほしい
誰にも心当たりのあるもどかしさ
青年たちの心理を描いた文学作品だなと思いました。誰にも心当たりのあるもどかしさ、あらためて大切にしたいことを思い出させてくれました。ふれるってほんと大切ですね。緊張の場面があったり、後半の展開が想像外で、ストーリーも楽しめました。ふれるがストレートな言葉を発したりしないところもよかった。声優たちの静かでかつ熱い演技も画像とともにグイグイ入りこんできました。細かい描写の絵も素晴らしく特に冒頭のせせらぎはいっきに引き込まれました。
全263件中、201~220件目を表示