劇場公開日 2024年10月4日

「この秋何度も見たくなり劇場に通いました」ふれる。 うるしはらみさとさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0この秋何度も見たくなり劇場に通いました

2024年12月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

名作「あの花」の秩父シリーズ三部作スタッフの作品ということで公開前からとても期待していました。初見では映像のリアルさ美しさに驚きました。風景がほんとに目の前に迫ってくる精密さでとても臨場感を感じました。
登場人物はメイン3人のキャラクターが個性的で仕事で日々悩んでいるのでそれぞれの想いにすごく感情移入出来ました。一見穏やかだけど複雑な心の奥に隠された思いを言葉ではなかなか伝えられないもどかしさやすれ違いを描いた作品で自分の実生活と比較して共感する場面も多かったです
キーとなるふれるのキャラも可愛くて謎めいていてラストまでどうなるのかとても興味深く見ましたが
言葉がなくても目がふれるの想いを表現していて切なくなりました
大切な友だちとの距離感やすれ違った時の手の伸ばし方などたくさん考えさせられました
忘れることの出来ない素敵な作品です
人間関係に悩んだらまた見て人の心にふれることについて考えようと思います

うるしはらみさと