「レビュアーの逆鱗にふれると削除する映画.com」ふれる。 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
レビュアーの逆鱗にふれると削除する映画.com
2024年映画館鑑賞101作品目
10月20日(日)イオンシネマ新利府
ACチケット1400円
島で幼馴染の3人が上京し3人暮らしを始め2人の若い女性と出会う大人になりきれない大人の青春物語
監督は『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。(2015)』『空の青さを知る人よ』の長井龍雪
脚本は『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。(2015)』『暗黒女子』『惡の華』『空の青さを知る人よ』『泣きたい私は猫をかぶる』の岡田麿里
粗筋
島の伝説で神のように崇められている妖怪「ふれる」
家庭の事情が影響したか秋は子供の頃から喋るのがとても苦手で思いを伝えることができず悩んでいた
秋の願いが通じたか「ふれる」のおかげで喋らずとも触れることによってコミュニケーションが取れるようになり諒と優太と親友になった
中学高校とも3人は仲良しで上京後3人暮らしをするほどの仲だった
そもそも「ふれる」という存在は必要だったか疑問に思う
それは予告編の時点から既に感じていた
子供じゃなく彼らは大人じゃないか
某ポケットモンスターのようなハリネズミっぽい存在にキャラクタービジネスという商業主義を感じてしまう
「ふれる」という存在をペットとして同居することに意味をあまり感じない
「ふれる」から与えられた能力だけで充分
「ふれる」が島から出たらダメでしょ
それでも「ふれる」の体内やスタジアムの糸とかああいうアニメならではのファンタジックな表現の数々は好きでやはり「ふれる」の必要性は感じた
しかし「ふれる」の扱いに問題を感じたことに変わりはなかった
「ふれる」にお金の匂いを感じずにいられないが酒やアイスや都電などリアルな描写にもそれと同様の悪臭を感じた
「ふれる」はただ単に手と手を取り合ってテレパシーを送ることができる能力を得られるのではなくトラブルの元になる負の感情を取り払ってしまうことによって人々は仲良くなり一致団結をはからせるチカラがあるのだ
ネット社会の皮肉に感じた
映画.comの管理人の様なものがいわば「ふれる」のような存在といえよう
もちろんそんなものに頼っても一時的な気晴らしになる程度で根本的解決にはならない
試してみたがわりと安易に削除してしまうことに価格コムという企業に恐ろしさを感じた
人間味が全く感じられず機械の体を手に入れた未来人みたいな得体の知れないモノばかりが働いているんだろう
ブロックや削除とかを利用し少しでも居心地良い場所にしようとすればするほどネット依存になってしまう
そんな機能を乱用する人はネットで他人の意見を知るべきではない
某国会議員を批判しておいて同じことをやって恥ずかしくないのか
僕は比較的他人のレビューをあまり読まない
不快になる可能性が高いからだ
何も得るものがないといえばあまりにも極論だがそれに近い
映画鑑賞が趣味だが一石を投じる意味でこんな無駄なことを続けている
レビューがオタクやパヨクや女史やネトウヨの意見で埋め尽くされるのが見るに耐えられない
コタツ記事馬鹿ライターがそんな連中の意見ばかり取り上げるのも我慢できない
文章を書くのが苦手にも関わらずこれも趣味になってしまった
世の中にこんな意見もあるんだなと怒ることなく苦笑いしながらすぐに忘れてしまえる人は他人のレビューを読んでも良かろう
しかしそうじゃない人は絶対にやめとけ
損するだけだ
アニメが好きな若い人をターゲットにしてるのかもしれない
良い面もあるが星3でさえ難しい
おじさんから観ると作品全体が稚拙に感じた
声の配役
諒と優太の幼馴染ですぐにキレて手が出てしまうコミュ障だがなんとかBARの店員をやっている小野田秋に永瀬廉
秋の幼少期に瀬戸麻沙美
上司に毎日のように叱られるも船がないので島に戻り漁師を継ぐことも出来ず不動産屋で働く祖父江諒に坂東龍汰
諒に幼少期に田村陸心
服飾専門学校の学生で奈南に恋する眼鏡の井ノ原優太に前田拳太郎
優太の幼少期に豊崎愛生
優太の服飾専門学校の同級生で副担任のストーカー行為に悩みつつイケメンで背が高い秋に好意を寄せる浅川奈南に石見舞菜香
奈南の幼馴染で奈南とはタイプが違い派手なタイプで諒の彼女だが秋にも好意を寄せられる鴨沢樹里に白石晴香
秋たちの子供の頃の恩師で島の伝説の「ふれる」に詳しい脇田に皆川猿時
優太のクラスを担当する服飾専門学校の副担任だが奈南にストーカー行為をしていることがバレて休職中の島田公平に津田健次郎
奈南のバッグを奪い逃走するも秋に追い詰められ橋から転落し警察に逮捕されるも秋諒優太と奈南樹里が出会うきっかけを作ったひったくり犯に江口拓也
秋を雇っているBAR「とこしえの椅子」のマスターに小形満
BARの営業時間外に入店し秋の賄いを賞賛し静岡にオープンする新しい店のシェフとして秋をスカウトするマスターの知り合いの五木に大塚芳忠
夫と共にBARの営業時間外に入店し秋の賄いを賞賛する五木の妻に平野文
BARの女性客に茅野愛衣
BARの男性客に櫻井孝宏
優太の服飾専門学校の同級生に水瀬いのり
優太の服飾専門学校の同級生に内山昴輝
優太の服飾専門学校の同級生に若山詩音
正直、監督も脚本も元々から稚拙な方々だと思います。ただ、このタッグは一部の方、若い方かもしれませんが、には刺さっているのだと思います。だからこそ、何度もこの2人で作品を作っているのだと思います。ただ、経験値のある大人や、映画好きでかなり見ている人にとって、この方々の作品を良作と思う事は難しいと思います。ターゲット層が違う。というのが1番分かりやすいと思います。私は基本手にキャラクターに魂が篭っていなく、コントロールされたストーリーが好きではありません。ご都合主義は好みではないので、毎回どのキャラにも共感できず、不快な気持ちで終わります。ただ、こちらにコメントを書くほとんどの方は良い作品と受け止める方が多いと思います。好み、求めるもの、経験値等色々な理由でしょうね。その方々のための作品かと思います。