「綺麗事だけでは生きていけないが綺麗事が救ってくれる。ファンタジーなのに人々の感情をリアルに描いた映画」ふれる。 空豆さんの映画レビュー(感想・評価)
綺麗事だけでは生きていけないが綺麗事が救ってくれる。ファンタジーなのに人々の感情をリアルに描いた映画
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綺麗事で終わらせる物語が多い中、その奥まで深掘りしてる興味深いストーリーでした。
人ってコミュニケーション取る時自ずと言葉を選んでフィルターをかけてたりするんですが(それをこの物語では分かりやすくふれるというキャラクターが担ってくれてるのですが)、それでもぶつかり合ったりすれ違ったりする現実が必ずあるわけで。
綺麗事の中で生きてきた人間が「本音を言わずに真の友情と言えるのか?」という疑問にぶつかるわけです。
そして主人公達はぶつかり合うわけですがそれを乗り越えられたのは、その綺麗事が積み重なってできてきた信頼があった上でちゃんと相手へ想いを伝えられたからなんですよね。どちらもセットで必要なんだよなーと改めて感じました。わかってるようでなかなかハッとさせられますよね。
でも流される女の子の行動は共感できなかった。あなたもちゃんと謝ろ?って思ってしまいました笑
そして何よりふれるがかわいい!なんて健気なんでしょう。ふれるってトゲトゲしてるから触れてもらえず温もりも感じられない(そのトゲトゲしてる理由も健気で切ない)喋れないから気持ちも伝えられない。でも一生懸命人と人をつなげようと頑張ってるんですよね。最後のクライマックスのシーン、秋の言葉嬉しかっただろうな。秋の心からの言葉グッときました。秋役の永瀬廉さん声優上手くて驚きました。最後のふれるホントにかわいいので劇場でぜひみてほしい☺️
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