「思春期の揺れる心」インサイド・ヘッド2 ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)
思春期の揺れる心
鑑賞日8月12日。前作は、関心はあったものの、主人公(?)が子供である事と、あのビビッド過ぎる色遣いが好みでないので結局観ませんでした。本作は日本人が新キャラクターをデザインしたと聞いて観る事にしました。前作のイメージに沿ったデザインなので色は派手ですが、キャラクター達は前作からのキャラも含めて可愛かったし、造形はとても良く出来ていると思いました。
些細な事で舞い上がったり、ドーンと落ち込んだり、思春期の感情たちは忙しい。うんうん、そうだね。私はあんなキラキラした十代を送ってきませんでしたが、理解できます。
でも、結局、3日間のキャンプをうまく乗り切れるか、というテーマに対して、ストーリーが大袈裟過ぎません?そのうち、「ときめき」とかが出現するんでしょうか。その度に大騒ぎするのかな。
私はオバサンなので、真木よう子さんの「脳内ポイズンベリー」の方が好みです。そちらに出てくるキャラクターは、「記憶」「ポジティブ」「ネガティブ」などで、協力して主人公を支え、守ります。
本作も勿論、「ヨロコビ」たちがライリーを守るんですが、指令室から操作する感じで、自分たちがライリーを導いたから良い子になった、というような事を言っていたのがちょっと上から目線に感じました。
でも楽しい話ですから、10代20代、ファミリー向けにお勧めです。
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