誰が為に花は咲くのレビュー・感想・評価
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It's not my cross to bear.
犯罪は被害者とその家族だけでなく被疑者(真犯人とは限らない)の家族にも理不尽で逃れ難い重荷をさまざまな形で背負わせ,人生の選択肢を狭める,というのが主題なのだろう。いやならやめていいよ,という意味の台詞が何度か出てくるが,空回り気味だ。
エンドロール後のシーンは色々な解釈ができそうだが,犯罪がその捜査に携わった者にすら重荷(愛の無さそうな家族)を負わせるということだとしたら最大級の理不尽だ。
それにしても血縁関係ってそんなに大事か?
改名しよう
4年前、突然父親が小学生を殺害する事件を起こして失踪したことで、人生が変わってしまった18歳の女子高生の話。
両親が離婚して自分は父親と、8歳年下の弟は再婚した母親と暮らしている状況下、学校から帰ると自宅には警察官が押しかけており、近所に住む祖父の家で暮らすことになった主人公の、それからのことや過去の回想をみせていくストーリー。
ちょっとあらすじ紹介に色々書かれすぎですね。
自分がその立場だったら、自分が彼女の友人だったら。そしてその後知り合った同級生だったら、と色々な立場で考えて、観賞中に頭の中がぐるぐるぐるぐる。
何ともやり切れなかったり、憤りを憶えたりととても良かったんだけれど、部屋で見つけたものから2年後の件はちょっとねぇ…。
途中からクドく感じてしまったし、何だか急にかけ離れた思考に行ってしまった感じがしたし、主人公はあくまでも椿とはいえ、親父のことももうちょい拾ってくれよと感じて、印象がぼちぼちになってしまった。
それにしても、まだ渡辺裕之さんの出演作あったんだ…と思ったら、途中まさかの…インパクト強過ぎ。
自分だけの人生を
逃亡中の凶悪殺人犯を父に持つ思春期の少女の葛藤を描いたドラマ。
私は、私のまわりに犯罪加害者(や加害者家族)がいることを知らない。私のまわりの人が犯罪に巻き込まれたことがあるかも知らない。
だからかもしれない。
世の中には知らなくていいこと、知らないほうがいいことがたくさんあるけど、ネットや噂で情報があふれている。でも、私は自分自身で直接確かめたことだけを信じたい、と思う。
椿さんが、これからの人生は幸せであることを願います。
椿役の湯川ひなさん、表情が言葉以上に気持ちが伝わってくる感じでとても素敵でした。
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