「蘭島行きたいなぁ。」蘭島行 masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
蘭島行きたいなぁ。
小樽と余市の中間にある蘭島は北海道では数少ない綺麗な砂浜の海水浴場がある。じつは子供の頃、毎夏海から近い親の友人宅に泊まり海水浴やブドウ狩り(きちんとしたブドウ畑を持ってたのである)した思い出の深い町なんだが、いつも札幌から父の車で行ってたからあの可愛いJRの蘭島駅は知らなかった。
塩谷(小樽より)まで戻らなくても蘭島で散骨すればいいのに。という個人的な思いで見に来ました。
地味な話しだが、役者達の抑えた演技が功を奏してじわっと伝わるものが有った。死にそうな人間と、生きているけど社会的に死んでる人間の話しな訳だが、監督の言うほど「死」は伝わって来なかった。それぞれの過去をことさら描かず、淡々と夫婦を演じる二人と薄っすら違和感を感じつつも殊更詮索しない弟の妙な関係を楽しんだ。アメリカのインディーズ女性監督みたくもう少し繊細な表現があるともっと良かったと思う。
弟役の足立智充は「夜を走る」で好きになった。
ふわっと自然に溶け込む存在感が良い。
謎の女性、輝有子の全く笑わない感じも良かった。
本人は全く逆な性格だとアフタートークで言ってたww
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